人々は、重要なデータを安全に保つために、常にファイルのバックアップを作成しておきます。本記事では、AOMEI Backupper Professionalを利用して、特定の拡張子のみのファイル(指定した種類のファイルだけ)を自動バックアップする方法についてご紹介しましょう~
Windowsなどのファイルには拡張子がついています。拡張子とは何ですか?
★簡単に言えば、拡張子とはそれぞれのファイルの種類を区別させるための3文字程度の英数文字列です。※具体例:ファイル名「報告書.txt」の「.txt」が拡張子となります。
拡張子の種類はたくさんありますが、ここで主なものをいくつか簡単に紹介しましょう。
拡張子 | 説明 | 読み方 |
.avi | Windows標準の動画ファイル | エーブイアイ |
.doc | マイクロソフトの「Word」で作成されたファイル | ドック |
.exe | 実行形式ファイル | エグゼ |
.gif | GIF形式の画像ファイル | ジフ |
.html | HTMLで記述されたホームページデータ | エイチティーエムエル |
.mp3 | MP3形式で圧縮された音楽ファイル | エムピースリー |
.tmp | アプリケーションが作成する一時作業用ファイル(※アプリケーション利用後は削除してしまっても問題ない) | テンプ |
.txt | 一般的なテキスト文書形式のファイルに付けられる拡張子 | テキスト |
.xls | マイクロソフトの「Excel」で作成されたファイル | エックスエルエス |
.zip | ZIP形式の圧縮ファイルに付けられる拡張子 | ジップ |
※拡張子一覧について、こちらへ
それぞれのアプリケーションソフトで作成されたファイルには、特定の拡張子が付加されます。写真はjpg、Word文書はdoc、音楽ファイルはmp3などです。ファイルの拡張子を見れば、ファイルの種類(ファイル形式)がわかるほか、どのアプリケーションで作ったのか判別できるというわけです。
例えば、Webページの拡張子は.htmまたは.htmlですよね。Windowsがこの拡張子がつけられたファイルは「Webページ」として判断し、ブラウザが起動しそのファイルを開く仕組みになっているのです。
むやみに拡張子を変更してしまうことにより、ファイルが使えなくなる危険性があるため、Windows10のデフォルト設定では、拡張子は非表示になっています。
しかし、拡張子を表示しておいたほうがパッと見てどんなファイルか分かりやすいし、頻繁にファイルを扱うようになると作業がしやすいというメリットもあります。では、Windows10で拡張子を表示させたい場合はどうすればいいのでしょうか?
方法 1. タスクバーの「エクスプローラー」を起動し、上部メニューの「表示」をクリックし、サブメニューの「ファイル名拡張子」にチェックを入れます。
方法 2. 或いは、エクスプローラーの「ファイル」→「フォルダーと検索のオプションの変更」を開き、「フォルダーオプション」ウィンドウが表示さるので上部タブメニュー「表示」をクリックし、詳細設定を下へスクロールして「登録されている拡張子は表示しない」チェックをはずします。
データの消失を防ぐために、日頃からファイルを別の場所にバックアップしておくことはお勧めです。しかし、ファイルに変更(追加、削除など)を加えることがよくあるでしょう。毎日バックアップを行うのは、忘れやすいし、面倒で時間や手間がかかるし、多くのディスク容量が必要です。こういう場合にはファイルの自動バックアップはかなり役立ちます。
フォルダごとに様々な種類のファイルが含まれています。指定したフォルダ内にあるすべてのファイルじゃなくて、特定の拡張子のファイルだけをコピーしたい場合、どうすればいいですか?次は、特定の拡張子のファイルを自動コピーする方法について解説していきます。
AOMEI Backupper Professionalは、特定拡張子のファイルを自動コピー/移動 してくれるバックアップソフトです。フォルダ構造を保ったまま、拡張子に基づいて、バックアップ対象から特定のフォルダまたはファイルを除外/包含することができます。もっと見る »
▼AOMEI Backupper Professionalを使用して、指定の拡張子を持ったファイルだけを自動バックアップ/コピーする方法は次のとおりです。ただ、いくつかの簡単な手順が必要となります。
ステップ 1. AOMEI Backupper Professionalをインストールして起動します。「バックアップ」タブで「ファイルバックアップ」を選択します。
ステップ 2. 「フォルダを追加」または「ファイルを追加」をクリックして、バックアップしたいファイル/フォルダを選択します。
※バックアップしたいフォルダを追加した後、下図のようなアイコンをクリックして「フィルタオプション」を開きます。
ここでは、特定拡張子のファイルをバックアップの対象から除外するか、包含するかを設定できます。 ●「ファイル包含マスク」はバックアップする必要があるファイルを指定できます。ワイルドカードがサポートされます。セミコロン(*.doc;*.xls;*.ppt)で複数のマスクを分離します。 ●「ファイルの除外マスク」は除外する必要があるファイルを指定できます。ワイルドカードがサポートされます。セミコロン(*.temp;*.tmp;*.bak;*~*)で複数のマスクを分離します。 ●「フォルダの除外マスク」は除外する必要があるフォルダを指定できます。ワイルドカードがサポートされます。セミコロン(*.temp;temp*)で複数のマスクを分離します。 画面下部の3つのチェックボックスにチェックを入れることができます。すべてのフィルタ設定が終わったら、「はい」をクリックして、「ファイルバックアップ」画面に戻ります。
※補足:「ファイル包含マスク」にバックアップしたいファイルの拡張子を入力できます。同様に「ファイル/フォルダの除外マスク」にバックアップしたくないファイルの拡張子を入力できます。例えば、.doc拡張子のファイルをバックアップしたいですが、.temp拡張子のファイルをバックアップしたくない場合、「ファイル包含マスク」欄に*.doc、「ファイルの除外マスク」欄に*.tempを入力してください。
ステップ 3. バックアップを保存するためにローカルドライブまたはNAS/共有フォルダを選択できます。※「スケジュール」をクリックして、デイリー、ウイークリー、マンスリーなどの自動バックアップまたは増分、差分などのバックアップモードを設定できます。
ステップ 4. 最後は問題なければ「開始」をクリックして、ファイルバックアップを実行します。進捗状況は100%に達すると、「完了」をクリックします。これで、特定のファイルの自動バックアップを作成しました。
特定の拡張子のみのファイルを自動バックアップする方法は以上です。この記事が役立つ場合は、友達と共有してください。何か質問や提案がある場合は、support@aomeitech.comまでご連絡ください。よろしくお願いします。