Windows 11/10/8/7で回復パーティションをバックアップする方法

一時的に回復パーティションを削除する必要がある場合、事前に回復パーティションをバックアップしておくことをお勧めします。この記事を読んで、その方法を学びましょう。

By @Machi 最後の更新 2022年05月31日

回復パーティションとは

ハードディスクをよく見てみると、本来あるべきディスク容量よりも少ない場合があります。ディスクの管理を開いて調べてみると、回復パーティションやOEMパーティションが多くのディスクスペースを取っていることがわかります。

リカバリーパーティションとOEMパーティションとは何ですか?多くのパソコンメーカーは、回復パーティションを作成し、数GBから十数GB以上のディスクスペースを消費します。これは、パソコンを起動している時に特定のキーを押すことで、パソコンを工場出荷時の状態に戻すことができるものです。

Windows 11/10/8/7をインストールすると、Windowsは回復パーティションを作成し、パソコンに問題が発生したときに回復オプションを使用できるようにします。Windowsの回復パーティションは、工場出荷時の回復パーティションよりもはるかに小さいです。一般的に、Windows 10の回復パーティションは450MB、Windows 8は350MB、Windows 7は200MBを必要とします。

状況によっては、ハードディスクが故障したり、一時的に回復パーティションを削除する必要がある場合があります(システムドライブに未割り当ての領域を追加するためなど)。この場合、リカバリーパーティションをバックアップすることは、工場出荷時の設定に戻す能力を保護するために必要な手段です。

回復パーティションをバックアップする方法

Windowsの標準バックアップ機能「バックアップと復元(2007)」は、ドライブレターがあるパーティションしかバックアップできません。回復パーティションはデフォルトでドライブレターを持たない隠しパーティションなので、「バックアップと復元」を使って回復パーティションをバックアップできませんが、Wbadminを使ってボリュームGUIDで隠し回復パーティションを指定すれば、コマンドラインからバックアップを実行することは可能です。

方法1. Wbadminでリカバリパーティションをバックアップする

1. 「スタート」ボタンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。

2. 以下の構文を参考して、コマンドを書きます:

Wbadmin start backup –backuptarget:[backup location] –include:[drive letter or volume GUID]\\?\Volume{95b895b8-0000-0000-0000-40f30d000000}\

ボリュームGUIDがわからない場合、「mountvol」コマンドを実行します:

Wbadmin start backup –backuptarget:G: –include:\\?\Volume{95b895b8-0000-0000-0000-40f30d000000}\

コマンドを実行した後、Wbadminはバックアップを開始します。とても便利そうですが、もし回復パーティションまたはバックアップ先のパーティションはNTFSでフォーマットされていないと、バックアップに失敗します。この場合で、サードパーティ製のバックアップソフトを使用する必要があります。

方法2. AOMEI Backupperでリカバリパーティションをバックアップする

AOMEI Backupper StandardはWindows 11/10/8.1/8/7/Vista/XP対応のプロのバックアップ&復元フリーソフトで、ハードドライブ上の任意のファイル、パーティションまたは、システム、ディスク全体をバックアップできます。UIデザインがシンプルでわかりやすく、操作も簡単で、いくつかのクリックだけで、バックアップを実行できます。パソコンに精通していない方でも気軽に使えます。

それに、AOMEI Backupperは強力なディスククローンソフトでもあり、回復パーティションを含むディスク全体を別のドライブに移行できます。

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これから、AOMEI Backupperを使って回復パーティションをバックアップする方法をご案内します:

1. AOMEI Backupper Standardを開きます。「バックアップ」→「パーティションバックアップ」を選択します。

▶ 注意:回復パーティションを含むディスク全体をバックアップしたい場合、「ディスクバックアップ」をご利用ください。

2. そして、「パーティションを追加」をクリックして、「回復パーティション」を選択します。

3. 矢印下のボックスまたは逆三角形アイコンをクリックし、回復パーティションの保存先を選択します。内蔵/外付けハードディスク、USBドライブ、NAS、クラウドドライブなどほとんどのストレージデバイスに対応しています。

4. バックアップイメージの圧縮/暗号化、バックアップ完了後のメール通知を設定したいなら、「オプション」をクリックしてください(バックアップイメージの暗号化はAOMEI Backupper Professionalで利用可能)。すべての設定を確認し、問題がなければ、「開始」をクリックします。バックアップが完了するまで待ちます。バックアップされた回復パーティションを復元したい場合、「復元」機能をご利用ください。

まとめ

パソコンのOEMパーティションまたは回復パーティションは、工場出荷時の設定を復元するのに役立ちますが、通常は隠されているので、通常の手段でバックアップすることはほとんどできません。この記事では、回復パーティションをバックアップする方法を2つ案内しました。お役に立てば幸いです。

もし回復パーティションが紛失または破損した場合、AOMEI Backupperを使って回復環境を作成することも検討できます。作成した後、起動時にワンクリックでWinPEにアクセスし、バックアップと復元を実行できます。