起動ドライブからSSDへのクローンを行うと、同じシステムを別のパソコンに構築できます。また、PCの起動時間も大幅に減少することが可能です。ただし、起動ドライブのクローンは一般ユーザーにとってはちょっと複雑な作業なので、本文では、起動ドライブをSSDにクローンする手順を詳しく説明します。
起動ドライブ(boot drive、ブートドライブ)は、パソコンを起動し、OSを動作させるためのデータが保存されているストレージです。電源を入れると、このドライブからOSが読み込まれ、システムが動作を開始します。
通常、Windows 11/10/8/7では、起動ドライブは「Cドライブ」に設定されています。CドライブにはOSや必要なソフトウェアが保存されており、パソコンの中心的な役割を担っています。
CドライブにOSをインストールしたり、パソコンが正常に起動できなくなったりした場合には、パソコンに付属されているCD-ROM(インストールディスク)を起動ドライブに指定することにより、パソコンを正常に起動させることもできます。
近年では、パフォーマンスの向上や動作の高速化を目的に、起動ドライブをHDDからSSDに変更する方が増えています。特に、システム全体の処理速度を改善したい場合、SSDを利用したクローン作成は非常に効果的な方法です。この記事では、Windows PCで起動ドライブをSSDにクローンする方法について詳しく紹介します。ぜひご覧ください!
起動ドライブ(Cドライブ)をSSDに移行したい場合、どのようにクローンやコピーを行えばよいのでしょうか?ご存知のとおり、Windowsには標準でクローン機能が搭載されていません。そのため、適切なツールを使用する必要があります。
幸いなことに、ここではAOMEI Backupper Professionalというサードパーティ製のクローンソフトがあります。このソフトはWindows 11/10/8/7/Vista/XPのOSを簡単にSSDにクローンすることができ、また以下のようなメリットがあります:
安全起動を確保:クローン作成した後、再インストールすることなく、クローンしたSSDからシステムを安全に起動することができます。
インテリジェントクローン:デフォルトで、AOMEI Backupperは使用されているセクターのみクローンするので、システムを同等サイズまたはより大きな容量のSSDへクローンできるだけでなく、Windows 10をより小さなSSDにクローンすることもできます。
SSD 4Kアライメント:この機能を有効にすると、クローン完了後、SSDの読み取り/書き込み速度を向上させることができます。
バックグラウンドで実行できる:クローン作業をバックグラウンドで実行することができるので、ユーザーはクローン作業中にパソコンを通常通り使用することができます。
全種類/全メーカー製のSSDに対応:SATA/M.2などの様々なタイプのSSDと、WD、Acronis、Crucialなど全メーカー製のSSDをサポートしています。
次は、AOMEI Backupper Professionalの「システムクローン」機能を試して起動ドライブを含むシステム全体をSSDに丸ごと完全クローンする方法を解説しましょう~❤
まずは、SSDをPCに接続し、認識することを確認し、AOMEI Backupper Professionalというプログラムをダウンロードし、インストールして起動する必要があります。
「クローン」タブ→「システムクローン」を選択します。(※C ドライブのみをSSDにコピーする場合、「パーティションクローン」を使ってください。)
起動ディスク(C ドライブ)やシステムで予約済みのパーティションが自動でデフォルト選択されるため、ターゲットドライブだけを指定すればいいです。
操作概要を確認してください。問題なければ「開始」をクリックします。
★ご注意:クローン作成が完了したあと、クローンしたSSDからパソコンを起動するために、BIOSでブートドライブの優先順位を変更(即ち、SSDを起動ドライブとして指定)するか、またはHDDを外してSSDだけをパソコンに取り付ける必要があります。SSDの上にシステムで予約済み領域がない場合、その起動ドライブ(Cドライブ)がアクティブとしてマークされるかを確認します。OSをSSDから正常に起動できるあと、古いHDDはデータを保存する「補助記憶装置」として使えます。
上述のように、SSDへ起動ドライブまたはブートドライブをクローンするのは、Cドライブを丸ごとSSDにコピーして移行するという意味です。
※補足:上図のとおり、Cドライブもシステムドライブですが、「システムで予約済み」領域が存在する場合には、ブートドライブはシステムドライブとは別のものです。下図のとおりです。
起動ドライブを新しいSSDに変更した後、一部のユーザーは古いハードディスクをデータディスクとして使用し続けます。この場合、新しいハードディスクのデータを定期的に古いハードディスクにバックアップするのをお勧めします。これで、何か問題が出たら、古いハードディスクに保存しているバックアップを復元すれば、問題を迅速に解決できます。
AOMEI Backupperは、ファイル/パーティション/システム/ディスクバックアップの4つのバックアップモードに対応しています。ユーザーの異なるニーズを満たすことができます。また、自動バックアップと古いバックアップの自動削除をサポートしています。手動バックアップの手間を省きますし、ターゲットディスクに空き容量があるのも確保できます。
古いディスクを廃棄/譲渡する前に、重要なデータをただ「Delet」キーを押したり、ゴミ箱を空にしたりすれば、もう完全に消去すると思っている人がいるでしょう。でも、そうではありません。こうやって削除されたデータは、プロの復元ソフトを使って、簡単に復元できます。したがって、重要なデータを漏洩する可能があります。
AOMEI Backupperは、「ディスク消去」というツールが搭載されています。このツールで、ディスク全体/特定のパーティションを徹底的に消去でき、データ復旧ソフトを使っても、復元できません。また、4つの消去方式に対応しているので、データの重要さによって、消去方式を選択できます。
はい、元のHDDの使用済み容量がSSDの容量以下であればクローンは可能です。ただし、不要なデータを削除してから作業を行うと、スムーズに進められます。また、AOMEI Backupperのようなソフトは、パーティションを調整して効率的にクローンする機能があります。
一般的にWindows 11/10/8/7の場合、Cドライブが起動ドライブに指定されます。AOMEI Backupper Professionalの「システムクローン」または「パーティションクローン」を使用して、3つの手順だけで起動ドライブをSSDにクローンすることができます。かなり便利かつ容易でしょう。
OSをSSDから正常に起動できたら、古いHDDはデータを保存する「補助記憶装置」として使えます。
クローン機能のほか、AOMEI Backupperは増分/差分バックアップ、システム/パーティション復元、ブータブルメディアの作成など、もっと多くの機能を備えます。データやシステムの保護に役立ちます。ぜひ、それをダウンロードして試みてみましょう~