起動が遅いとのことで、今回はDynabookのノートパソコンに内蔵されているハードディスクからSSDへ換装による修理を行いましたので事例をご紹介いたします。
Dynabook株式会社は、東京都江東区豊洲に本社を構える電機メーカーで、主にパソコンやシステムソリューション商品の開発、製造、販売を手掛けています。かつては「東芝クライアントソリューション株式会社」として知られており、現在も東芝の子会社として活動しています。
DynabookノートパソコンのHDDをSSDに換装・クローンする理由は主に以下の2つです:
DynabookのHDDを新しいHDDやSSDに交換すれば、ストレージ容量の拡大やシステム性能の向上が可能です。
HDD全体をクローンすれば、手間を省きつつ、大容量HDDや高速SSDへのスムーズな移行が実現します。
Dynabookに内蔵されているHDDやSSDは消耗品であり、経年劣化や人為ミス、自然災害によるデータ喪失のリスクがあります。
データ保護の最善策は、HDDが正常なうちにクローンやバックアップを作成しておくことです。これにより、万が一のトラブルにも備えられます。
ディスクコピー(クローン)は、ディスクバックアップよりも簡単で直接的です。HDDを丸ごとコピーするため、データ損失や復元の手間がありません。
システムディスクをクローンした場合、ターゲットディスク(HDDやSSD)も起動可能です。
電源入れて5分待っても、10分経っても起動しないパソコン、いらいらしますよね。ノートパソコンの場合、3年を経過したあたりから起動が遅くなったと感じている方はけっこういるはずです。
ノートパソコンの起動が遅い場合、HDDが原因かを確認しましょう。Ctrl + Alt + Deleteキーでタスクマネージャーを開き、ディスク使用率が100%ならSSD換装を検討する価値があります。
容量と価格のバランスを考慮し、使用用途に合ったSSDを選びます。例えば、1TBのHDDを換装する場合、同容量のSSDが安心ですが、必要に応じて容量を減らすのも一案です。
USB-SATA変換アダプターを使い、SSDをパソコンに接続します。その後、「ディスクの管理」から新しいSSDを初期化し、DynabookのHDDと同じパーティションスタイル(GPTなど)を選択してください。
重要なデータがある場合は事前にディスクバックアップを実行してください。
🌟注:新しいSSDを使用する際、一般的なクローンソフトでは事前にフォーマットが必要な場合があります。しかし、AOMEI Backupperならフォーマット不要でSSDをスムーズに認識可能です。さらに、ディスク形式を変換することなく、MBRディスクとGPTディスク間のクローン作成も簡単に行えます。
効果的なディスククローンソフトウェアはこの記事で最も重要な部分です。適切なソフトを選べば、DynabookのHDDからSSDへの換装/クローン作業が早く、簡単になります。
ここでは、AOMEI Backupper Professionalは専門的で使いやすいので、お勧めします。このソフトはWindows 11/10/8.1/7/XP/Vistaと互換性があり、多くの素晴らしい機能とオプションを備えています:
ディスククローンソフトをダウンロードしてインストールし、以下の手順に従ってDynabookのHDDをSSDに換装しましょう~
すべての準備が完了したら、DynabookのHDDをSSDにクローンしましょう~
手順 1. ディスククローンソフトを起動します。
手順 2. 「クローン」タブ→「ディスククローン」をクリックします。
手順 3. Dynabookが認識できる全てのHDDまたはSSDは表示されます。ソースディスク(クローン元のHDD)を選択し、「次へ」をクリックします。
手順 4. SSDをクローン先(ターゲットディスク)として指定して「次へ」をクリックします。
手順 5. 操作概要を確認して問題なければ「開始」をクリックします。
💛便利なオプション:
✿ パーティションを編集:ターゲットディスクのパーティションサイズを調整できます。「ターゲットディスクをGPT/MBRからMBR/GPTに変換する」「パーティションサイズを変更せずにコピー」、「各パーティションに未使用領域を追加」、「パーティションのサイズを手動で調整」を選択できます。
この4つのオプションのうち、3番目のオプションが最もスマートで、すべてのパーティションに未使用領域を自動的に追加します。最後のオプションは、拡張したいパーティションを選択し、パーティションサイズを手動で調整する必要があります。
✿ セクター単位のクローン:使用されているかどうかに関係なく、Dynabook HDD上のすべてのセクターのクローンを作成します。SSDがソースディスクと同等かそれ以上の大きさであることが必要です。
✿ SSD 4Kアライメント:クローン先がSSDである場合、SSDのパフォーマンスを向上させるために、「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れてください。
手順 6. ディスククローンの進捗状況が100%に達すると、「完了」をクリックしてください。
その後、ノートパソコンの電源を切り、接続されているSSDやその他外部接続されているものを外します。次に、ネジで、パソコン裏面カバーを取り外します。
HDDを外し、SSDと入れ替えてください。
SSDを取付たら、蓋を付け、ねじ止めしバッテリーをもとに戻します。これで完了です。
SSDへの換装が完了し、元のHDDが不要になった場合、そのHDDを外付けドライブ(セカンドドライブ)として再利用することをお勧めします。
まず、2.5インチHDDに対応したSATA-USB変換ケースまたはHDDドッキングステーションを用意します。
再利用の前に、HDD内のデータを完全に消去しておくことを強くおすすめします。単なるフォーマットではデータが復元可能なため、専用ツールでのディスクを完全に消去することが安全です。
ここで、AOMEI Backupper Professionalの「ディスク消去」機能を利用できます。以下の手順に従ってください。
1. AOMEI Backupper Professionalを実行し、「ツール」をクリックし、「ディスク消去」を選択します。
2. 「消去タイプ」ページで、「ディスクの消去」を選択し、「次へ」をクリックします。
3. 消去するHDDを選択し、「次へ」をクリックします。再起動モードで操作が実行される必要があるとのメッセージが表示された場合は、確認するために「はい」をクリックしてください。
4. 消去方法ページで、「全セクタにゼロを書き込む」を選択します。その後、「開始」をクリックします。
🌟セキュリティレベルをさらに高める場合は、「全セクタにランダムデータを書き込む」「DoD 5220.22-M」「Gutmann」の3つの異なる消去方法を選択することができます。
消去が完了したHDDは、以下のように活用できます:
◆ 写真・動画など大容量データの保存用ドライブとして
◆ システムバックアップやクローンデータの保存先に
◆ 外出時の一時的なデータ移行用ストレージに
要約すると、専門的なディスククローンソフトAOMEI Backupper Professionalを利用して、DynabookのHDDからSSDへの換装・クローン作成を簡単に実行できます。Dynabookの動作遅いも簡単で解決できます。
また、AOMEI Backupperは、重要なSSD移行ソフトウェアであるだけでなく、システムバックアップ、ディスクバックアップ、パーティションバックアップ、ファイルバックアップなどの強力な機能を提供するバックアップツールでもあります。これは、新しいSSDのデータを安全に保つのに役立つ最高のアシスタントになる可能性があります。