このガイドでは、レッツノートを初期化する3つの効果的な方法を解説します。また、データ損失を防ぐためのバックアップ方法も提供しています。ぜひご覧ください~
最近、Let's Noteパソコンが急に動作が遅くなり、アプリケーションが頻繁にフリーズするようになりました。特に、メールや資料作成中に突然固まることが増えていて、再起動するたびに時間を無駄にしている感じです。さらに、長年使用しているため、不要なデータやアプリがたくさん溜まっていることも原因だと思います。そこで、一度初期化してスッキリさせたいと考えていますが、具体的な手順が分かりません。詳しい方法を教えていただけると助かります。
– あるユーザーからの質問
パソコンの初期化は、動作の改善に効果的な手段ですが、一方で重要なデータを失うリスクも伴います。そのため、初期化を行う前に必要な準備をしっかりと整えることが重要です。本記事では、レッツノートを初期化する前に行うべき準備作業と、具体的な初期化の3つの方法について詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
レッツノートを初期化する作業は慎重に進める必要があります。初期化を始める前に、いくつかの準備を行うことでデータの損失やトラブルを防ぐことができます。このセクションでは、初期化前に必ず確認しておきたいポイントを簡単に解説します。
初期化に必要なリカバリーディスクを用意する:レッツノートの初期化にはリカバリーディスクが必要です。ない場合は、「レッツノートのリカバリディスクを作成する方法3つ」をご参照ください。
安定した電源とインターネット環境を確保する:初期化中に電源が切れると、システムが破損するリスクがあります。そのため、作業中は以下の点を必ず確認してください。まず、ACアダプタを使用してバッテリーを満充電に保ち、電源ケーブルが確実に接続されていることを確認しましょう。また、初期化後のアップデート作業に備えて、安定したWi-Fi環境を事前に整えておくことも重要です。
バックアップを取る:初期化を行うと、パソコン内のすべてのデータが消去されます。そのため、事前にパソコンをバックアップしておくことが重要です。
このセクションでは、レッツノートを初期化するための3つの代表的な方法について、具体的な手順と注意点を詳しく解説していきます。自分に最適な方法を見つけて、効率的に初期化を進めましょう。
Windowsに標準搭載されている「このPCを初期状態に戻す」は、オペレーティングシステムを簡単に工場出荷時の状態に戻すことができます。この機能は、メーカー提供の回復パーティションを使用せずにWindowsを再インストールできる、手軽な代替手段として役立ちます。
1. レッツノートを起動し、「スタート」アイコンをクリックし、「電源」ボタンをクリックし、「Shift」キーを押しながら「再起動」をクリックします。そして、「オプションの選択」画面が表示され、「トラブルシューティング」→「PCを初期状態に戻す」を選択します。
2. ウィンドウが表示されると、「個人用ファイルを保持する」と「すべて削除する」の2つのオプションが提示されます。目的や状況に応じて、適切なオプションを選択してください。
3. 最後に、画面の指示に従ってレッツノートを初期化することができます。
オペレーティングシステムのクリーンインストールは、レッツノートの初期化やリセットに近い効果を得られる方法です。ここでは、Windows 10を例に手順を説明します。
この方法は、Windows 10を上書きインストールするイメージで、完全な初期化とは異なりますが、OSの不具合を解消できる場合があります。クリーンインストール後もハードウェアが変更されていなければ、再認証は不要です。
*実行にはインストールメディアの作成が必要です。
1. Microsoftの公式サイトにアクセスし、「Windows 10のインストールメディアを作成する」という項目から「今すぐダウンロード」をクリックし、インストールメディア作成ツールをダウンロードします。
2. そして、インストールメディア作成ツールを実行し、指示に従ってインストールメディアを作成します。
3. 作成したインストールメディアをレッツノートパソコンに接続し、お使いのパソコンを再起動します。パソコンメーカーのロゴが表示されると、F2を連打してBIOSに入ります。「Boot(ブート)」タブに移動し、インストールメディアを最初に起動するドライブとして設定し、「F10」キーを押して変更を保存し、「BIOS」を終了します。
4. しばらくすると、言語などの初期設定画面が表示されます。言語やキーボートの種類を選択して「次へ」をクリックします。
5. そして「今すぐインストール」をクリックします。
6. Windowsのライセンス認証ウィンドウで、「プロダクトキーがありません」をクリックします。
7. 現在使用しているWindowsのエディションと同じものを選択し、「次へ」をクリックします。
8. 適用される通知とライセンス条項を同意し、「カスタム:Windows のみをインストールする」をクリックします。
9. Windows 10をインストールするディスクを選び、「フォーマット」をクリックします。警告画面で「OK」を選ぶとフォーマットが始まるので、完了まで待ちます。その後「次へ」をクリックするとインストールが開始され、「Windowsをインストールしています」の画面が表示されます。自動で数回再起動した後、コルタナの画面が表示されれば完了です。
コマンドプロンプトを使用して初期化を行う方法は、システムに関する知識が求められる高度な手順です。しかし、この方法は細かな設定が可能で、通常の初期化手段では解決できない問題を対処する際に非常に有効です。以下では、コマンドプロンプトを使った初期化の具体的な手順を解説します。
1. 検索バーに「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを管理者として実行します。
2. 「コマンドプロンプト」ウィンドウで、「systemreset –factoryreset」と入力し、Enterキーを押して実行します。
3. 次に、「個人用ファイルを保持する」または「すべてを削除する」を選択し、指示に従ってレッツノートを初期化します。
レッツノートの初期化を行う際、システムドライブ(通常はCドライブ)だけでなく、全てのデータが消去される可能性があります。これには、写真、動画、文書ファイル、アプリの設定データなどが含まれます。一度失われたデータは、復元が難しいか、場合によっては不可能なこともあります。そのため、初期化の前にバックアップを取ることが欠かせません。
ここでは、無料で使いやすいバックアップソフトウェア「AOMEI Backupper Standard」を活用して、効率的かつ安全にデータを保護する方法をご紹介します。3つの手順でバックアップ作業を簡単に完了できます。
パソコン初心者でも簡単に使える
√ 増分バックアップが実行可能 √ イメージの圧縮レベルが指定可能 √ バックアップスケジュールが設定可能 √ 対応OS:Windows11、10、8.1/8、7、Vista、XP √クローン、同期、ディスク消去などの機能もサポート
手順 1. AOMEI Backupperをダウンロードしてインストールし、起動します。「バックアップ」>「システムバックアップ」を選択します。
手順 2. 別のバックアップタスクと区別するには、「タスク名」でタスクの名前を変更します。デフォルトでは、Windowsの実行に必要なドライブが自動的に選択されるので、保存先を選択すればよいです。
手順 3. 必要があれば、「スケジュール」をクリックして自動バックアップを設定できます。そして、「開始」をクリックしてシステムバックアップタスクを実行します。
レッツノートの初期化は、パソコンの動作不良を解消したり、データを完全に削除して新しい状態に戻したりするために非常に有効な手段です。本記事では、Windowsリセットユーティリティ、クリーンインストール、コマンドプロンプトの3つの方法について解説しました。それぞれの方法には特徴があり、状況に応じて最適な選択が求められます。
また、初期化を行う前には、重要なデータを必ずバックアップし、電源や接続環境を万全に整えることが重要です。特に初心者の方は、手順をひとつずつ丁寧に確認しながら進めてください。
もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールはsupport@aomeitech.comです。 最後までありがとうございます。
▶パソコンの初期化でどこまでデータが消えるのか?
初期化を行うと、インストールしたソフトウェアや作成したデータ、保存している写真や動画、さらには個人情報まですべてが削除されます。初期化は、システムを新しい状態に戻すという意味でポジティブな効果がありますが、必要なデータも完全に消去される点には注意が必要です。
▶パソコンの初期化にかかる時間は?
初期化を開始するとパソコンが再起動し、進行状況が画面に表示されます。この所要時間は、パソコンの性能やデータの量により異なりますが、一般的には1~2時間程度で完了します。