概要:Windows Server 2008/2008 R2の「Windows Server バックアップ」でバックアップを作成する時に「2088958MBを超えるボリュームは、保護できません」というエラーメッセージが表示されます。この記事では、対処法や「Windows Server バックアップ」の代替ソフトをご紹介します。
Windows Server 2008/2008 R2で「Windows Server バックアップ」を使用して、2088958メガバイト(MB)以上のボリュームをバックアップしてみる時に「2088958MBを超えるボリュームは、保護できません」というエラーメッセージを受け取るかもしれません。
つまり、「Windows Server バックアップ」でバックアップを作成する場合、2TBを超えるボリュームをバックアップの対象として指定できません。
ボリュームをバックアップするために「Windows Server バックアップ」はVirtual Hard Disk(VHD)というファイルを作成します。VHDファイルをマウントまたは復元しやすいですが、そのサイズには2TBの制限があります。そのため、2088958MB(2TB)を超えるボリュームは、保護できません。
Microsoftはもうこの問題に気づいて、そして最大64TBをサポートできるVHDXファイルがWindows Server 2012で紹介されました。「2088958MBを超えるボリュームは、保護できません」という問題を修復するために、Server 2012あるいはより新しいバージョンにお使いのサーバーをアップグレードできます。
もし、現在使用しているサーバーシステムをアップグレードしたくないなら、ほかの解決策もあります。それは、ボリューム全体ではなく、一部のボリュームやファイルだけをバックアップするという方法です。
1. 「Windows Server バックアップ」を開きます。「バックアップ1回限り」または「バックアップスケジュール」をクリックして、バックアップジョブ(タスク)を設定します。
2. そして、ウィザードに従ってバックアップの設定を開始します。「バックアップの構成の選択」画面で、「サーバー全体」の代わりに「カスタム」を選択します。
3. バックアップに含めたい項目(特定のボリュームやファイル)を追加します。
4. そして、バックアップイメージを保存する場所を指定します。
5. 「確認」画面で「バックアップ」をクリックして、バックアッププロセスを開始します。
【補足】Wbadminを使用して、コマンドプロンプトからファイルやフォルダのバックアップを作成することもできます。
しかし、Windows Server 2008または2008 R2の「Windows Server バックアップ」を利用する場合、バックアップにはボリュームやファイルしか含むことはできません。こういう時に、サードパーティ製のソフトウェアを使用してバックアップをより柔軟に作成することができます。
AOMEI Backupper ServerはWindows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016/2019/2022向けのバックアップと復元プログラムであり、多くの高度なバックアップ機能を備えます。システムバックアップ、ディスクバックアップ、パーティションバックアップ、ファイルバックアップが簡単かつ効率的に作成できます。ニーズに応じて、実行したいバックアップ種類を選択できます。
直感的にわかりやすいUI(ユーザーインターフェイス)なので、誰でも簡単に使えます。バックアップを作成する時に、ボリュームのサイズに制限がないため「2088958MBを超えるボリュームは、保護できません」というエラーが発生しません。今すぐ、AOMEI Backupper Serverの30日間体験版をダウンロードして試してみませんか?