バックアップと復元(Windows 7)でバックアップを何度行っても、「Windowsバックアップは正常に完了しませんでした」エラーが表示されます。その原因と対処法をご紹介します。
Windows10のバックアップの作成が正常に完了しないので困っています。久しぶりに、外付けハードディスクにWindowsのバックアップをしたところ、「Windowsバックアップは正常に完了しませんでした」というエラーになってしまい、下記のメッセージが表示されました。
バックアップする度にこのエラーメッセージが出てしまうようです。
★sfc/scannowは「整合性違反を検出しませんでした」という、メッセージがでて、正常に終了しましたが、バックアップした時の現象はかわらずでした。
今後、不具合がおきないか心配です。何をどうやって対応すれば良いのかわからず、とても困っています。できれば、このメッセージを消したいと思っています。
パソコンに詳しくないので、わかりやすく説明していただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
– ユーザーからの質問
そのほか、Windows7の「バックアップと復元」でバックアップを定期的に実行したところ、「前回のバックアップは正常に完了しませんでした」「Windowsバックアップは正常に完了しませんでした」というエラーメッセージが表示されることもあります。
▶これについての詳細な情報を得るために、「オプション」ボタンを押すか、またはイベントビューアーの内容を確認する(※Windows10で「スタート」ボタンの右クリックのメニューから「イベントビューアー」を開くことができます。)ことができます。
Windowsバックアップが正常に完了しなかった原因は1つだけではなく、さまざまな理由で問題が引き起こされるかもしれません。具体的なエラー状況(情報)に基づいて、原因を分析したり、異なる対処法を実施したりしてください。
次は、よくある原因についてご紹介しましょう~
バックアップ対象フォルダー内に破損して開けないファイルが存在すると、エラーが発生し、バックアップが正常に完了しないことがあります。対処法>>
イベントビューアーを確認し、「バックアップ保存場所の空き領域が不足している」といったイベントが記録されている場合、保存先の空き容量が不十分なため、バックアップは失敗します。対処法>>
バックアップ先またはバックアップ元のドライブに問題があれば、「Windowsバックアップは正常に完了しませんでした」エラーが出ることがあります。対処法>>
「バックアップは完了しましたが、一部のファイルはスキップされました」などのメッセージが表示される場合もあり、これもバックアップエラーの一種として注意が必要です。対処法>>
破損して開けないファイルがバックアップ対象に含まれている場合は、壊れたファイルをバックアップ対象から除外することで解決できます。
▶ファイル履歴のバックアップ対象から特定のフォルダーを除外する詳細な手順
注:どのバックアップ対象のフォルダーやファイルで問題が起きているかすぐに特定するのは難しいので、以下ページの手順を参考にして、バックアップ対象のフォルダーを少しずつ除外しながらバックアップができるか確認してみることができます。
保存先ドライブの空き容量が不足している時、❶もっと大きい外付けHDD(またはUSBメモリなど)をバックアップの保存場所として使用するか、❷ボリュームのシャドウコピーや古いバックアップを削除することでバックアップの保存場所の容量を解放することができます。
また❸バックアップの設定を変更することで問題を解決できます。
手順:「設定を変更します」をクリックします。バックアップ先のドライブを選択して次へ⇒「自分で選択する」 を選択して次へ⇒「次のドライブのシステムイメージを含める」のチェックをオフにします。次へ進んで設定を保存して終了します。
「Windowsバックアップは正常に完了しませんでした」エラーが表示される場合、チェックディスク(ファイルシステムエラーを自動的に修復するのみチェック)を実行することができます。例えば、コマンドプロンプトで「chkdsk C: /f」コマンドを実行して、C:ドライブをチェックできます。
そのほか、チェックしたいドライブを右クリックして、「プロパティ」⇒「ツール」⇒「チェック」を選択し、ドライブをチェックすることもできます。
※詳しい情報については、以下ページの手順を参考にすることができます。
▶Windows 10でHDDのエラーをチェック、修復する方法
そのほか、「バックアップは完了しましたが、一部のファイルはスキップされました」のようなメッセージが表示されることもあります。
「オプション」をクリックしてみたら、バックアップ結果の確認画面が表示されるので「詳細の表示」をクリックします。するとメモ帳が立ち上がって「ファイル C:\Users\defaultuser0\Contacts のバックアップ中に問題が発生しました。エラー:(指定されたファイルが見つかりません。 (0x80070002)」といったエラーメッセージが表示されます。
こういう時に、❶見つからなかったフォルダをバックアップ対象から外すと問題なさそうです。また、❷見つからなかったフォルダを作り、そのフォルダの中にメモ帳で作った適当なファイルを入れた後、バックアップしてみるという解決策もあります。
※尚、Windows 7でファイルのバックアップを行うと、「Windows バックアップは正常に完了しませんでした」と表示され、エラーログを確認すると「0x80070002」と表示される場合、このエラーメッセージを無視してもいいです。こういう言い方もあります。
Windows10のアップデート(Windows 10 October 2018 Update)後にシステムイメージを作成すると、「前回のバックアップは正常に完了しませんでした」というエラーメッセージが表示されることが多いです。
Windows 10の標準機能であるバックアップツール(バックアップと復元)が、バージョンOctober 1809により、すでにメンテナンスされていない(事実上、機能として削除され、廃止になった可能性は高い)ので、使用しないことが推奨されています。
上述の全ての方法でエラーを修正できない場合、別の代替バックアップツールを使用するようにしたほうがいいでしょう。
ここでは、AOMEI Backupper Standardという強力なバックアップ&復元フリーソフトをお勧めします。このソフトを使えば、簡単な操作で確実にバックアップ作業を完了できるため、「Windowsバックアップは正常に完了しませんでした」といったエラーが発生する心配は一切ありません。安心してバックアップを行いたい方に、特におすすめです。
次は、ディスクバックアップを例としてAOMEI Backupperの使い方を見てみましょう~(●'◡'●)
ステップ 1. このバックアップソフトを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。そして、「バックアップ」タブで「ディスクバックアップ」を選択します。
注:「ディスクバックアップ」はディスク全体をバックアップできます。ニーズに応じて、「システムバックアップ」、「パーティションバックアップ」または「ファイルバックアップ」も選択できます。
ステップ 2. 「ディスクを追加」をクリックして、ソースディスク(バックアップ元のディスク)を選択して「追加」をクリックします。
注:同時に複数のHDDを選択してバックアップすることができます。
ステップ 3. 下図のようにバックアップの保存場所(バックアップ先のディスク)を指定します。
>>ここで「オプション」をクリックして、バックアップイメージの圧縮、分割、メール通知を有効にすることができます。
>>「スケジュール」をクリックして、毎日/毎週/毎月/イベントトリガー/USB挿入の5つのモードで自動バックアップタスクを設定できます。
ステップ 4. 最後に、操作を確認して問題なければ「開始」をクリックします。
バックアップの暗号化、差分バックアップ、バックアップスキーム(※バックアップ用のディスク容量を節約するために、指定した値に基づいて、古いイメージファイルを自動で削除します。)など、もっと高度な機能を使用したい場合、割引でAOMEI Backupper Professionalにアップグレードしてください。
また、Windows Server 2012/2016/2019/2022/2025に対応したい場合、AOMEI Backupper Serverを使用してください。企業で台数無制限のPCを守りたい場合、AOMEI Backupper Technicianを選ぶことができます。
0x80780119エラーは、システムイメージのバックアップに失敗する際によく発生します。このエラーの主な原因は、バックアップ先ストレージだけでなく、バックアップ元ストレージのディスク領域不足にあります。
バックアップ完了後、「バックアップは完了しましたが、一部のファイルはスキップされました」とエラー表示されることがあります。この場合は、「オプション」をクリックして、「スキップしたファイルを表示」を選択し、スキップされたファイルの内容を確認してください。
今回は、Windowsバックアップは正常に完了しませんでした原因とその対処法について詳しくご紹介しました。バックアップエラーによるデータ損失を防ぐためにも、信頼性の高いAOMEI Backupper Standardを活用して、日頃からこまめにバックアップを取ることをおすすめします。
万が一、操作方法にご不明な点がある場合やさらに詳しいサポートが必要な場合は、どうぞお気軽にお問い合わせください。サポートメールアドレス:support@aomeitech.com
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!