データの移行に優れたSanDisk SSDクローンソフトの選択に迷っていませんか?この記事では、Windows向けのトップ2のソフトウェア、Apricorn EZ Gig IVとAOMEI Backupper Standardについてご紹介します。ディスククローンを迅速かつ安全に行いたい方におすすめです。
SSDは、Solid State Drive(ソリッドステートドライブ)の頭文字をとったもので、半導体メモリをディスクドライブのように扱える補助記憶装置の一種です。伝統的なHDDより、➊データの読み書きは、はるかに高速です。それに❷衝撃に強く、発熱、消費電力が少ない、❸作動音がないなど、優れた特性のおかげでSSDはユーザー間で非常に人気があります。
SanDisk(サンディスク)は、フラッシュメモリ製品を提供する世界的な企業です。1998年に設立され、主にフラッシュディスクやメモリーカードの製造と販売で知られています。SanDiskのSSDは、コンピュータやラップトップの性能向上に貢献します。SanDisk SSDはいくつかのシリーズを含みます。例えば、SanDisk SSD Plus、SanDisk Extreme、SanDisk Ultra Ⅱなどです。
一般に、記憶装置の変更は、OSやアプリケーションの再インストールを意味します。これは長い時間がかかります。しかし、HDDからSanDisk SSDへクローンすれば、使い慣れたOS、アプリ、すべてのデータをそのまま移行、コピーできるし、より簡単操作なので、時間を節約できます。そのため、頼もしいサンディスクSSDクローンソフトが必要です。
多くのユーザーは、「SanDisk SSDにはクローン作成ソフトウェアが付属していますか?」と質問するかもしれません。
SanDisk SSDにはクローンソフトウェアが付属しており、ユーザーがデータ、アプリケーション、およびオペレーティングシステムをクローンするのに役立ちます。このキットには、ステップバイステップの説明と、ドライブを接続するための高速USB3.0-SATAケーブルが含まれています。約25ドルを支払うことで、このクローンソフトウェアを使用して、すべてのデータを1つのハードドライブからSanDisk SSDドライブに移行できます。
このほかにも、SanDisk SSDクローンソフトはあります。以下は詳しい説明と使い方を紹介します。
次は、HDDをSanDisk SSDへクローンする2つの方法をご紹介します。
SSDに付属していたソフト「EZ Gig IV」は、SanDisk SSDのクローンによく使用されます。EZ Gig IVはWindows 11、10、8、7に対応し、高速なクローン作業を提供します。直感的なインターフェースと豊富な機能が特徴であり、データの移行を簡単かつ効率的に行うことができます。
ステップ 1. まずは、SanDisk SSDをコンピュータに接続します。SSDはクローンソフトによって検出されることを確認します。
新しいSanDisk SSDはファイルエクスプローラーに表示されませんが、クローンソフトウェアはそれを認識できます。
ステップ 2. EZ Gig IVを起動した後、3つのシンプルな手順でHDDからSanDisk SSDへのクローンが完成できます。
▶最初はソースドライブ(クローン元 - 古いHDD)を選択し、「Next(次へ)」をクリックします。
▶そしてターゲットドライブ(クローン先 - SanDisk SSD)を選択し、「Next(次へ)」をクリックします。
ここでは「Data Select(データの選択)」機能を使用してクローンから特定のファイルを除外できます。こうすると、大容量HDDから小容量SSDへのクローンができます。
▶最後は「Start Clone(クローンの開始)」ボタンを押してクローンを実行します。
もっと高度な機能を持つ、より便利なクローンソフトを利用したい場合、AOMEI Backupper Standard(無料)というクローンフリーソフトを強くお勧めします。このソフトは、EZ Gig IVと比較し、次のようなメリットがあります:
日本語に対応しています。英語に苦手な方にはより使いやすいです。
ディスククローンに加えて、パーティションクローンも無料で使えます。
SanDiskに加えて、SAMSUNG、Kingston、WDなど、他のメーカー製の内蔵/外付けHDD/SSD、SDカード、USBメモリにも対応します。
デフォルトでは、使用されているセクターのみをクローンするので、大容量HDDを小容量SSDに簡単にクローンすることができます。また、クローン中にソースディスクの不良セクターもスキップされるので、不良セクターによるクローン失敗を回避することができます。
SSDの読み書き速度と読み込み速度を一層向上させる「SSD 4Kアライメント」、ディスクの1:1複製を作成する「セクター単位のクローン」など、複数の高度な機能をサポートしています。
Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPに対応しています。
クローンに加えて、同期、バックアップと復元、ブータブルメディアの作成など多くの便利な機能を備えています。
次に、この強力なフリーソフトを使用して、SanDisk SSDにクローンする方法をご案内します。
ステップ 1. AOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールし、起動します。
ステップ 2. 「クローン」タブをクリックすると、「ディスククローン」「システムクローン」「パーティションクローン」3つのクローン種類が表示されます。必要に応じて、1つを選択してください。※ここではHDD全体をSanDisk SSDにクローンするために、「ディスククローン」を選択します。
無料のAOMEI Backupper Standard版はデータディスク間のクローンを実行できますが、システムディスクをクローンする場合、有料版AOMEI Backupper Professionalを使用する必要があります。
ステップ 3. 次は、ウィザードに従って、古いHDDをソースドライブとして選択します。
ステップ 4. SanDisk SSDをターゲットドライブとして選択します。
ステップ 5. クローン元とクローン先を選択した後、操作概要を確認してください。データをSSDへ転送するので、「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れてください。このオプションはクローン後、SanDisk SSDの性能を自動的に向上させることができます。問題なければ「開始」をクリックします。
「セクター単位のクローン」にチェックを入れると、古いHDDの1:1複製を作成することができます。だたし、SanDisk SSDの容量はHDDの容量と同じまたはより大きい必要があります。
SSDを最高の状態で使用するように「パーティションを編集」でターゲットディスク(SSD)上のパーティションサイズを調整することができます(有料版のみで利用可能)。これにより、クローン先のSSDに使えない未割り当て領域が作成されません。「セクター単位のクローン」の機能を利用する場合は、この機能を利用できません。
ご覧のように、SanDisk SSDクローンソフトで、ほんの数回のクリックでHDDをSanDisk SSDにクローンできます。
AOMEI Backupper Professionalでシステムディスクをクローンした場合は、クローンした後、SanDisk SSDからパソコンを起動できます。
古いHDD/SSDをPCにそのまま取り付けており、新しいSanDisk SSDをシステムディスクとして使用したい場合、起動順位を変更する必要があります。古いものをSanDisk SSDに交換する場合はいりません。次に、その方法をご案内します。
クローンが完了した後、パソコンを再起動し、メーカーのロゴが表示されると、パソコン/マザーボードのメーカーによって特定のキーを押して、BIOS設定にアクセスします。
矢印キーで「Boot」に移動し、SanDisk SSDをリストの一番上に移動させることで、最初に起動するドライブとして設定し、「F10」キーを押して、設定を保存します。これで、パソコンはクローンしたディスクから起動します。*BIOSの種類によって手順が異なることがあります。
この2つのSanDisk SSDクローンソフトはそれぞれの利点があり、Windowsユーザーにとって信頼できる選択肢です。自分のニーズや予算に合わせて、最適なソフトウェアを選択することができます。
個人的に、よりより高度な機能を備えているAOMEI Backupperをお勧めします。また、クローン完了後、AOMEI Backupperのファイル/パーティション/システム/ディスクバックアップ機能を使って、様々な面からSanDisk SSD上のデータを持続的に保護できます。