コマンドプロンプトでRAWになったUSBを復旧する方法

データ失うことなく、RAWになったUSBメモリを修復する方法がありますか?この記事では、コマンドプロンプトでRAWになったUSBメモリを復旧する2つの方法をご紹介します。ぜひ試してみてください。

By @Machi 最後の更新 2024年10月15日

ユーザー事例:RAWになったUSBメモリを復旧するには?

「USBメモリがwindows上でRAWになってしまったら買い替えるしかないですか?フリーソフトで修復できるならしたいです。多少複雑でもソフトは扱えます。」

USBドライブは、データの持ち運びやバックアップに非常に便利なツールですが、時折「RAW」状態になることがあります。

ファイルシステムの破損、不適切な取り外し、ウイルス感染、物理的な損傷などの原因で通常のファイルシステム(NTFS、FAT32など)が破損したり消失した場合、ディスクがRAWとして表示されます。この状態になると、データが読み取れなくなり、大変困ります。

このような状況に遭った場合、心配しないでください、この記事では、コマンドプロンプトを使用してRAWになったUSBメモリを復旧する方法について詳しく解説します。

コマンドでRAWになったUSBメモリを修復・復旧する方法

CMDは、コンピュータユーザーがディスクの問題を修復するために一般的に使用する方法であり、USBメモリのファイルシステムがRAWになったときにも使うことができます。

RAWになったUSBメモリを修復するには、CHKDSKコマンドを使用することをお勧めします。この方法がうまくいかない場合は、USBメモリをNTFSまたはFAT32にフォーマットする必要があります。

方法1:CHKDSKコマンドを使用してRAWになったUSBメモリを修復する

ステップ 1. スタートアイコンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」をクリックします。

ステップ 2. 「chkdsk D: /f /r」または「chkdsk D: /f /r /x」(ⅮをUSBメモリのドライブレターに置き換えてください)と入力し、「Enter」キーを押します。

これにより、USBメモリとその中のデータにアクセスできるかもしれません。ただし、この方法は100%成功するわけではありません。「ファイルシステムの種類はRAWです。RAWドライブにCHKDSKは使用できません。」といったエラーメッセージが表示され、その結果データが失われることがあります。

方法2:DiskPartコマンドを使用してRAWになったUSBメモリを修復する

CHKDSKがうまくいかなかった場合は、DiskPartを使用してUSBメモリを再フォーマットする必要があります。ただし、これを実行すると、USBメモリになるデータがすべて削除されます。したがって、この方法を行う前に、データを取り出す必要があります。

RAWになったUSBメモリからデータを復旧するには、信頼性の高いWindowsデータ復旧ソフトであるMyRecoverを使用することをお勧めします。この無料で使えるソフトを使用して、3ステップだけで、問題のあるUSBメモリからデータを復旧取り出すことができます。

MyRecover
強力なデータ復旧ソフト
  • 高い復旧率で、迅速に失われたファイルを取り戻すことができます。
  • 異なるストレージデバイスのデータ復元に対応:内蔵/外付けHDD/SSD、SDカード、USBメモリから失われたデータの復旧をサポートしています。
  • 様々な原因によるデータ損失に対応:誤削除、ディスクフォーマット、ウイルス感染などによって失われたデータを復旧できます。
  • 複数のファイル形式をサポート:jpg、png、mp4、mov、doc、xlsx、ppt、pdf、zip、rarなど1000種類以上のファイルの復元をサポートしています。
  • ハイライト機能:スキャン中にファイルの検索、フィルタリング、プレビュー、復元が可能です。
  • 互換性が高い:Windows 11/10/8/7およびWindows Serverに対応しています。また、NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどさまざまなファイルシステムをサポートしています。

では、上のボタンをクリックし、この強力なフリーソフトをダウンロードし、インストールします。同時に、RAWになったUSBメモリをPCに接続します。

パート1:RAWになったUSBメモリからデータを復旧する

ステップ 1. MyRecoverを開きます。マウスをRAWになったUSBメモリに移動し、「スキャン」をクリックします。

ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なデータをスキャンします。

ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルをフィルタリングすることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。

  • 種類:ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
  • 更新日:本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
  • サイズ:128KB未満、128KB~1MB、1MB~512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。

ステップ 3. 復旧したいファイル/フォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックし、保存先を選択して復元します。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。

👀注意:
  • MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
  • 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。

パート2:DiskPartコマンドでRAWをNTFSまたはFAT32にフォーマットする

ステップ 1. 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、「diskpart」と入力します。次に、「OK」をクリックして開きます。

ステップ 2. 以下のコマンドを入力し、各行の後に「Enter」キーを押します。

  • list disk
  • select X(XをUSBメモリのドライブレターに置き換えてください)
  • clean(RAWドライブ上のすべてのデータを削除します)
  • create partition primary
  • format fs=ntfs quick(FAT32にフォーマットしたい場合、format fs=fat32 quickを入力してください)
  • exit

👀注意:

RAWドライブが書き込み保護されている場合は、「attributes disk clear readonly」コマンドを使用して除去してから「clean」コマンドを使用することができます。

よくある質問

コマンドプロンプトを使うのが不安です。簡単な方法はありますか?
 
コマンドプロンプトを使わない方法として、専用のディスク修復ツールを使用することをお勧めします。AOMEI Partition Assistantのような専門ツールは、ユーザーフレンドリーなインターフェースを持ち、簡単に操作できます。
ファイルシステムがRAWになるとどうなりますか?
 
ファイルシステムがRAWになると、データにアクセスできなくなり、エラーメッセージが表示されます。例えば、「フォーマットする必要があります」などのメッセージが出ます。Windowsのディスク管理ツールでは、ファイルシステムが「RAW」と表示され、ドライブにアクセスできません。この状態を修復するには、データ復旧ソフトやコマンドプロンプトを使用する必要があります。
USBメモリが壊れる理由は何ですか?
 
USBメモリが壊れる理由には、不適切な取り外しや物理的損傷、電気的な問題があります。例えば、突然引き抜くことでファイルシステムが破損することがあります。また、落下や水濡れ、高温などで内部回路が損傷し、電圧スパイクや電源切断で回路が故障することもあります。さらに、ウイルス感染やファームウェアの不具合、長期間の使用によるメモリセルの劣化も原因となります。

まとめ

この記事では、コマンドプロンプトを使用してRAW状態になったUSBメモリを復旧する方法について説明しました。

まず、CHKDSKを使用してディスクエラーを修復し、それがうまくいかない場合は、MyRecoverなどのデータ復旧ソフトを使用して重要なデータを取り出します。最後に、DiskPartを使用してディスクを再フォーマットすることで、ドライブを正常な状態に戻すことができます。

予防策としては、USBメモリを安全に取り外すことや、定期的なバックアップを行うことが重要です。これにより、USBメモリがRAW状態になるリスクを最小限に抑えることができます。