Windows 10/11で完全に削除したファイルを復元するにはどうすればよいでしょうか?この記事では、4つの方法をご紹介します。ニーズに応じて選択することができます。また、今度このようなデータ損失を避けるために、重要なデータを定期的にバックアップすることをお勧めします。
「至急です。ゴミ箱から削除したファイルを復元出来る方法を教えてください。パソコン初心者のためあまり難しいことは、できません。大切な、写真をゴミ箱から削除してしまいました。なるべく、『ソフト』を使わない方法がいいです。なければ、『ソフト』を使っても、簡単な方法でお願いします。よろしくお願いします。」 - YAHOO!知恵袋からの質問
上記ケースのように、Windows 10/11 PCで誤って重要なファイルが残っているゴミ箱を空にしたことがあるユーザーが少なくないでしょう。ほとんどのユーザーにとって、ごみ箱を空にすることは、削除したデータが復元できないように完全に削除されることを意味します。また、次の操作もそうです:
しかし、本当にそうですか?これらの操作によって完全に削除されたファイルが本当に復元できませんか?
ファイルを削除しても、記憶領域に保存されている情報は即座には削除されません。代わりに、管理領域のデータ情報に「削除された」という内容が記録され、記憶領域に保存されているデータは依然として存在します。残ったデータが保存されている領域が上書きされない限り、専門的なデータ復元ソフトで取り戻すことができます。
したがって、復元したいファイルが新しいファイルで上書きされないように、そのファイルが復元されるまで、デバイスの使用を直ちに停止する必要があります。
このパートでは、Windows 10/11 PCで完全に削除したファイルの復元方法を4つご紹介します。自分の状況に最も合った方法を選択することができます。
🤔 ファイルを手動で削除していないが、消えてしまった場合 | 👉 方法1 |
🥇 ファイルを完全に削除した場合(初心者でも使える) | 👉 方法2 |
💻 ファイルを完全に削除した場合(コマンドの使用に慣れている方にオススメ) | 👉 方法3 |
✅ ファイルが削除された前に、「ファイル履歴」が有効になっている場合 | 👉 方法4 |
Windows 10/11でファイルやフォルダが見つからないのは、誤って非表示にされていることが原因であることがあります。この場合、ファイルが失われたように見えますが、実はディスクに残っています。コマンドプロンプトを使用して、隠しファイルを表示させることで、ファイルを復元することができます。詳細については読み進めてください。
ステップ 1. スタートアイコンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
ステップ 2. コマンドプロンプトで「chkdsk G: /f」と入力し、「Enter」キーを押して実行します(*「G」をファイルの元の保存場所のドライブ文字に置き換えてください)。
ステップ 3. 「attrib -h -r -s /s /d *.*」と入力し、「Enter」キーを押して実行します。(*dをファイルの元の保存場所のドライブ文字に置き換えてください)。コマンドを実行した後、隠しファイルが表示されたかどうかを確認します。
多くのユーザーがファイルをバックアップする習慣を持っていないかもしれません。バックアップを持っていない場合に、Windows 11/10 PCから完全に削除したファイルを自力で復元したいなら、専門的なデータ復旧ソフトしか使えません。
ここでは、信頼性の高いデータ復旧フリーソフト-MyRecoverをお勧めします。これを使用して、3ステップだけで、Windows 10/11 PC上で紛失/削除したファイルを簡単に復元できます。スキャン中に、ファイルを検索・フィルタリング・レビュー・復元できます。最速に失われたファイルを取り戻します。また、次のようなメリットがあります:
Word、PPT、Excel、写真、ミュージック、動画、電子メール、Webページ、圧縮ファイルなど、200以上の種類のデータを復元することができます。
削除、フォーマット、システムクラッシュなどの原因によるデータ損失に対応しています。
内蔵/外付けHDD/SSD、USBメモリ、SDカードからのデータ復元をサポートしています。
削除したファイルの元のパス、ファイル名、形式を保持します。
Windows 11、10、8、7、Windows ServerのNTFS、FAT32、exFAT、ReFSに対応しています。
では、MyRecoverを使用して完全に削除したファイルを復元する方法をご案内します。開始する前に、まずこのフリーソフトをダウンロードし、インストールしましょう。
ステップ 1. MyRecoverを起動します。削除したファイルが元に保存されていたパーティションを選択し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。
✍ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルをフィルタリングすることができます。また、検索バーでファイル名または拡張子を直接検索することもできます。
ステップ 3. 復元したいファイルまたはフォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。
Windows File Recoveryは、Windowsで失われた、または削除されたファイルを回復するためのコマンドラインソフトウェアユーティリティです。現在、Windows 10バージョン2004以降にのみ対応しています。バックアップなしで完全に削除したファイルを復元するために、このツールを使用することができます。
Windows File Recoveryに2つのモードがあります。データ損失の状況とHDDのファイルシステムによって異なります。
基本的なコマンドの形式は:
winfr (ソースドライブ): (ターゲットドライブ): [/モード] [/スイッチ]
ステップ 1. 「Windows」+「Q」キーを押し、検索ボックスに「Microsoft Store」と入力し、それを開きます。そして、検索バーで「Windows File Recovery」と入力し、「Enter」キーを押して、検索します。「入手」ボタンをクリックします。
ステップ 2. 「Windows File Recovery」のインストールが完了したら、「Windows」+「S」キーを押し、検索ボックスに「Windows File Recovery」と入力し、表示結果から「管理者として実行」を選択します。
ステップ 3. 削除されたファイルを保存したドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択してファイルシステムを確認して適切なモードを選びます。
ファイルシステム |
シナリオ |
モード |
NTFS |
最近削除された | 通常モード(/regular) |
NTFS |
しばらく削除された | 広範なモード(/extensive) |
NTFS |
フォーマットした後 | 広範なモード(/extensive) |
NTFS |
破損したディスク | 広範なモード(/extensive) |
FATとexFAT |
すべて |
広範なモード(/extensive) |
ステップ 4. ここでは、一般的なスイッチを紹介するので、ニーズに応じてコマンドに追加してください。
パラメータ/スイッチ | 説明 | 対応モード |
/n |
/n :ファイル名やパス、ファイル拡張子などを指定してスキャンします。条件を複数指定することもできます。 例: /n 見積り.xlsx → 見積り.xlsx という名前のファイルをスキャンします。 /n *.pdf → 拡張子.pdfのファイルをスキャンします。 /n \users\(ユーザー名)\Pictures\ → ピクチャフォルダー内のファイルをすべてスキャンします。フォルダーを指定する場合は、最後に必ず \ を入れてください。 /n "\users\(ユーザー名)\Documents\My Data\*議事録*" → ドキュメント内の My Data というサブフォルダに保存されていたファイルで、名前に 議事録 が含まれるファイルをスキャンします。ファイル名、またはパスにスペースが含まれる場合は、" "(ダブルコーテーション)で囲む必要があります。 |
デフォルト |
/y: | 特定の拡張子を持つファイルをスキャンします。複数の項目を入力する場合は、カンマで区切ってください。 | シグネチャー |
/p: |
復元操作のログファイルを回復ドライブのデフォルトの場所とは異なる場所に保存します(例:D:\logfile)。 |
すべてのモード |
/segment | セグメントモード。ファイルレコードセグメントを使用するNTFSドライブ用の復元オプション | セグメント |
/signature | シグネチャーモード。ファイルヘッダーを使用するすべてのファイルシステムタイプ用の復元オプション | シグネチャー |
ステップ 5. 例えば、詳細な名前がわからないZIPファイルをCドライブからEドライブに復元したい場合、次のコマンドを入力して「Enter」キーを押して実行します。
winfr C: E: /regular /n \C: \*.zip
ステップ 6. 「Continue?」が表示されたら、「Y」キーを押してスキャンと復元を行います。
お使いのPCでファイル履歴が有効になっている場合、親フォルダを以前のバージョンに復元することで、完全に削除したファイルを復元することができます。
「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「ファイル履歴」に移動し、画面の指示に従って有効にします。詳しい手順については、「ファイル履歴を有効にする方法」をご参照ください。
ファイル履歴を有効にすると、ドキュメント、ミュージック、ピクチャ、ビデオ、デスクトップの各フォルダ内のファイルが定期的かつ自動的にバックアップされます。以下の手順に従って、ファイル履歴を使用してファイルを復元しましょう。
ステップ 1. 「Windows」+「Q」キーを押し、検索バーで「ファイルを復元」と入力して、検索結果から「ファイル履歴でファイルを復元」をクリックします。
ステップ 2. 「ホーム-ファイル履歴」が表示されます。「<」または「>」ボタンをクリックし、ファイルが削除される前に作成されたバックアップを探します。また、復元するファイルが保存されている親フォルダをクリックして、ファイルがそのバージョンのバックアップにあるかどうかを確認することができます。
ステップ 3. 復元する個別のファイルまたは親フォルダ全体を選択し、「復元」ボタンをクリックすると、ファイルが元の場所に復元されます。
別の場所に復元したい場合、「復元」ボタンを右クリックし、「復元場所の選択」をクリックし、別の場所を復元先として選択することができます。
以上は、Win 11/10で完全に削除したファイルの復元方法を4つご紹介しました。お役に立てば幸いです。
しかし、どの方法もファイルの復元を保証するものではありません。ファイルがいつ削除されたかによりますが、削除された時期が早ければ早いほど、ファイルが復元される可能性は低くなります。
バックアップを作成するために、「バックアップと復元」や「ファイル履歴」のようなWindows標準ツールを使用することができます。しかし、「バックアップと復元」によって作成されたシステムバックアップが深刻なシステム問題に対応できません。「ファイル履歴」はWindowsで指定したフォルダしかバックアップできません。
より柔軟的なバックアップを作成したい場合、サードパーティー製のバックアップ&復元フリーソフト-AOMEI Backupper Standardの使用をお勧めします。ファイル/パーティション/システム/ディスクバックアップをサポートしています。このソフトを使用して、指定したファイル/フォルダをバックアップできるだけでなく、システムクラッシュでシステムが起動できない場合に、作成されたシステムバックアップを使用してシステムを正常な状態に戻せます。今すぐダウンロードし、あなたのデータを守りましょう。
方法5選|Windows11で特定のフォルダをバックアップする完全ガイド *Windows 10でも有効です。