方法3選:東芝の外付けHDDからデータを復旧する

データの喪失は、誰にでも起こりうる緊急の状況であり、特に外付けHDDからのファイル喪失は、多くのユーザーにとって深刻な問題です。東芝の外付けHDDを使用している場合、誤って削除されたファイルや壊れたドライブからデータを復旧する方法を知ることは、貴重なデータや思い出を救う上で重要です。この記事では、その方法を3つご紹介します。ぜひ続けてご覧ください。

By @Machi 最後の更新 2024年04月10日

東芝の外付けハードドライブからデータを復旧するには?

「東芝の外付けハードドライブには多くのファイルが保存されていましたが、誤ってフォーマットしてしまい、すべてのファイルを失ってしまいました。それらのファイルは私にとって非常に重要です。復旧が可能ですか?どうすればよいでしょうか?よろしくお願いします。」

東芝の外付けHDDからデータを復旧・復元する方法【2つの状況】

外付けHDDからファイルを復旧・復元することは難しくありません。重要なのは、異なる状況に応じて適切な解決策を選ぶことです。この部分では、東芝の外付けHDDからファイルを2つの異なる状況で復旧する方法を学びましょう。

👀注意:

復旧率を向上させるために、ファイルを失った直後に東芝の外付けハードディスクの使用を停止してください。さもなければ、復旧可能なデータが新しいデータに上書きされ、復旧できなくなります。

1. ファイルを誤って削除した場合または東芝の外付けHDDが破損した・フォーマットされた場合

①使いやすいデータ復旧フリーソフトを使用する

この場合に失われたデータを復旧したいなら、専門的なデータ復旧ソフトを使ってみることができます。数多のデータ復旧ソフトから、信頼性の高い、復旧率の高い、無料で使えるMyRecoverをお勧めします。

このソフトは、誤った削除・フォーマット・システムクラッシュなど様々な原因によるデータ損失に対応しています。3ステップだけで、東芝の外付けHDDから失われたファイルを簡単かつ迅速に取り戻すことができます。初心者でも気軽に使えます。

ステップ 1. 外付けHDDをパソコンに接続し、パソコンに認識されることを確認します。MyRecoverをダウンロードし、インストールして起動します。接続した外付けHDDを選択し、「スキャン」をクリックします。

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ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なデータをスキャンします。

ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルタ」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルを見つけることができます。また、ファイル/フォルダ名を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。

  • 種類:ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
  • 更新日:本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
  • サイズ:128KB未満、128KB~1MB、1MB~512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。

ステップ 3. 取り出したいファイルまたはフォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。

👀注意:
  • MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
  • 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。

②Windows File Recoveryを使用する

マイクロソフトが提供する完全無料なデータ復旧ツールWindows File Recoveryを使用して東芝の外付けHDDから削除/紛失したファイルを復旧するもできます。

だたし、このツールがGUIを搭載していないので、復旧を行うにはコマンドを使用しなければなりません。専門知識のないユーザーには使いにくいかもしれません。

ステップ 1. MicrosoftストアからWindows File Recoveryをダウンロードし、インストールします。

ステップ 2. 「Win」+「S」キーを押して、Windowsの検索ボックスを開き、「Windows File Recovery」を検索し、検査結果から「管理者として実行」を選択します。

ステップ 3. Windows File Recoveryの基本的なコマンドが次のとおりです。

winfr [ソースドライブ]: [ターゲットドライブ]: [/モード] [/スイッチ]

  • ソースドライブ:失われたファイルが元に保存されていた場所(ここでは、外付けHDDです)
  • ターゲットドライブ:復元したファイルを保存する場所*ソースドライブと同じ場所に設定しないでください。
  • モード:ファイルシステムとデータ損失の状況に応じて選択するもの
  • スイッチ:スキャン範囲を絞る

次に、モードとスイッチを選択する方法をご紹介します。

①. モードを選択するために、まず外付けHDDのファイルシステムを確認する必要があります:「Win」+「E」キーを押して「エクスプローラ」を開きます。外付けHDDを右クリックし、「プロパティ」を選択してそのファイルシステムを確認します。

②. システムファイルを確認できたら、データ損失の状況を組み合わせて、復旧モードを選択しましょう:

ファイルシステム 状況 推奨モード
NTFS 最近削除した デフォルト(Default mode)
NTFS しばらく前に削除された まずセグメント(Segment mode)を、次にシグネチャー(Signature mode)を試す
NTFS ディスクをフォーマットした まずセグメントを、次にシグネチャーを試す
NTFS ディスクが破損した まずセグメントを、次にシグネチャーを試す
FATおよびexFAT すべての状況 シグネチャー

③. 次に、復元対象の範囲を縮めるために、スイッチを選択してください:

パラメータ/スイッチ 説明 対応モード    
/n

/n :ファイル名やパス、ファイル拡張子などを指定してスキャンします。条件を複数指定することもできます。

例:

/n 見積り.xlsx → 見積り.xlsx という名前のファイルをスキャンします。

/n *.pdf → 拡張子.pdfのファイルをスキャンします。

/n \users\(ユーザー名)\Pictures\ → ピクチャフォルダー内のファイルをすべてスキャンします。フォルダーを指定する場合は、最後に必ず \ を入れてください。

/n "\users\(ユーザー名)\Documents\My Data\*議事録*" → ドキュメント内の My Data というサブフォルダに保存されていたファイルで、名前に 議事録 が含まれるファイルをスキャンします。ファイル名、またはパスにスペースが含まれる場合は、" "(ダブルコーテーション)で囲む必要があります。

デフォルト
/y: 特定の拡張子を持つファイルをスキャンします。複数の項目を入力する場合は、カンマで区切ってください。 シグネチャー
/p:

復元操作のログファイルを回復ドライブのデフォルトの場所とは異なる場所に保存します(例:D:\logfile)。

すべてのモード
/segment セグメントモード。ファイルレコードセグメントを使用するNTFSドライブ用の復元オプション セグメント
/signature シグネチャーモード。ファイルヘッダーを使用するすべてのファイルシステムタイプ用の復元オプション シグネチャー

例えば、ドライブレターがFである東芝の外付けHDDから削除されたPDFファイルをDドライブに復元する場合、「winfr F: D: /regular /n *.pdf」と入力し、「Enter」キーを押して実行します。

ステップ 4. 「Continue?」が表示されたら、「y」キーを押して確認します。また、スキャン完了後、もう一度「y」キーを押して復旧を行います。
🌟ヒント:
  • 削除したデータを回復する際には、コマンドを使用する際に注意してください。
  • このツールは、Windows 10 バージョン2004以降でしか動作しません。Windows 7/8やWindows Serverのユーザーの場合、MyRecoverをご利用ください。
  • Windows File Recoveryを使用しても、すべての失われたデータを復旧することができない場合もあります。

2. 東芝の外付けHDDのパーティションが紛失/削除された場合

第二の状況は、東芝の外付けハードドライブ上のパーティションが紛失/削除され、それを取り戻す必要がある場合です。ここでお勧めするのは、専門的なパーティション復旧ツールであるAOMEI Partition Assistantを使用することです。

パーティションが誤った削除、パーティションテーブルの破損、不良セクタ、その他の原因で紛失している場合でも、このソフトを使用してパーティションとその中にあるデータを簡単に復元することができます。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードし、インストールして起動します。「復元」→「パーティションを復元」をクリックします。

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動作確認の目的でのみ使用される
👀注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 2. 外付けHDDを選択します。「次へ」をクリックします。

ステップ 3. 「高速スキャン」(時間を節約できるのでおすすめです)→「次へ」をクリックします。

ステップ 4. スキャン完了後、復元したいパーティション前のチェックボックスにチェックを入れて、「続行」をクリックします。

ステップ 5. パーティション復元が正常に終わったら、「完了」をクリックします。

最後に、「ディスクの管理」や「エクスプローラ」で失われたパーテイションが復元されたかどうかを確認します。

ボーナスのヒント:データ損失を防ぐために東芝の外付けHDDをバックアップする

東芝の外付けHDDにある重要なファイルをパソコンにバックアップすることは、予期せぬファイルの損失を防ぐための最高の方法です。無料のバックアップ&復元ソフトであるAOMEI Backupper Standardを使用することをお勧めします。これにより、わずか数回のクリックで東芝の外付けHDDをバックアップできます。バックアップがあれば、データがどんな原因で失われてもすばやく復元できます。

ステップ 1. AOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールして開きます。「バックアップ」タブ→「ディスクバックアップ」を選択します。*ファイルやフォルダのみバックアップしたい場合、「ファイルバックアップ」を選択してください。

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ステップ 2. 「ディスクを追加」をクリックし、バックアップしたい外付けHDDを選択します。

ステップ 3. 矢印下にあるボックスまたは逆三角形アイコンをクリックし、バックアップの保存先を指定し、「開始」をクリックします。

👇下部の3つのオプションによって、バックアップタスクをカスタマイズできます:
  • オプション:バックアップ完了後のメール通知、バックアップの圧縮レベル、使用されているセクターのみバックアップする「インテリジェントセクターバックアップ」/すべてのセクターをバックアップする「完全なバックアップ」を設定します。

  • スケジュール:自動バックアップを設定します。毎日/毎週/毎月/イベントトリガー(サインイン/サインアウト、システム起動/シャットダウン)/USB挿入の5つの自動バックアップモードに対応しています。

  • スキーム:フル/増分/差分バックアップ、古いバージョンのバックアップの自動削除を設定します。ターゲットディスクの容量を節約したい場合は、このオプションの設定がオススメです(差分バックアップとバックアップの自動削除はAOMEI Backupper Professionalなどの上位版で利用可能)。

まとめ

この記事では、2つの状況に分けて東芝の外付けHDDからファイルを復旧するための方法をご説明しました。自分の状況に合わせた方法を選択することができます。

しかし、すべてのデータ復旧方法が失われたデータを必ず復旧できることを保証できません。したがって、予期せぬデータ損失を避けるために、バックアップが必要です。