マザーボードが壊れてPCが起動しなくなった場合でも、重要なデータを取り出す方法はあります。この記事では、ストレージデバイスを取り外し、別のPCでデータを復元する方法を丁寧に説明します。データ復旧ソフトの使い方も紹介しているので、重要なデータを取り出したい方、ぜひご覧ください。
マザーボードの故障は、PCユーザーにとって避けられないトラブルの一つです。PCが突然起動しなくなったり、動作が不安定になった場合、真っ先に頭をよぎるのは「大切なデータは無事なのか?」という不安でしょう。
ただし、注意が必要な場合もあります。例えば、故障によって電源が不安定になり、ストレージ自体にダメージが出ていることがあります。また、一部のPCではデータが暗号化されていることがあり、暗号キーがマザーボードに紐づいている場合には復旧が少し難しくなることもあります。
でも安心してください。適切な方法を取れば、大切なデータを取り出すことができます。この記事では、マザーボードが壊れても自分でデータを救い出す方法をわかりやすく説明します。難しい作業ではないので、この記事を参考にしながら、ぜひチャレンジしてみてください。
前述のように、マザーボードが故障してPCが起動しない場合でも、ストレージ(HDD/SSD)が無事であれば、ストレージをPCから取り外し、別のPCに接続するだけで簡単にデータを取り出すことができます。このセクションでは、その手順について詳しく説明します。
ここでは、ノートパソコンからSATA HDD/SSDを取り外す方法の例を説明します。この手順はパソコンの種類によって異なるため、あくまでも参考としてご覧ください。
1. まず、ノートPCの電源を切り、電源ケーブルとバッテリーを外します。
2. 静電気はPCの内部部品にダメージを与える可能性があるため、静電気防止リストバンドを着用するか、金属部分に触れて静電気を放電してから作業を始めます。
3. ノートPCの背面カバーのネジを外し、カバーを慎重に取り外します。
4. 背面カバーを外した後、SATA HDDまたはSSDがどの位置に取り付けられているかを確認します。通常、HDDまたはSSDは金属のトレイやフレームに固定されています。
5. SATAケーブルと電源ケーブルを慎重に外します。
6. HDDまたはSSDを固定しているネジを外し、ドライブを取り外します。
1. 取り外したHDD/SSDを外付けHDDケースやSATA-USBアダプターに接続し、動作するPCに接続します。
2. ファイルエクスプローラーを開きます。接続されたHDD/SSDに移動し、重要なデータがすべて残っているか確認します。念のため、それらを別の外付けHDDまたはクラウドストレージに移動することをお勧めします。
不幸にもデータを失ってしまった場合は、できるだけ早く専門ソフトを使ってデータを復元してください。
ここでは、強力なデータ復旧フリーソフトAOMEI FastRecoveryをお勧めします。このツールを使用して、数クリックだけで、HDD/SSDから紛失したデータを復元することができます。システムクラッシュ、ウィルス感染、誤削除など様々なデータ損失シナリオに対応しています。
1. AOMEI FastRecoveryをダウンロードし、インストールして開きます。マウスを失われたデータがあったHDD/SSDのパーテイションに移動し、「スキャン」をクリックします。すると、スキャンが開始されます。
2. スキャンの範囲を縮めるために、右上の「フィルター」を使用することができます。ファイル名または拡張子を覚えている場合、直接検索することもできます。
3. 復元したいデータを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックして、復元するファイルの保存先を選択し、復元を始めます。
新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
この記事では、マザーボードが故障したPCから自分でデータを取り出す方法について詳しく解説しました。手順は簡単ですが、慎重に行うことが重要です。もし自力での復旧が難しい場合は、専門家の力を借りることを検討してください。お役に立てれば幸いです。