TestDiskを使用してデータを復旧する方法|代替ソフト付き

Windows PCでデータの損失が発生した場合、TestDiskを使用してファイルを復旧することができます。この記事では、TestDiskの使い方について詳しくご紹介します。また、その代替ソフトもご紹介するので、ニーズに応じて方法を選ぶことができます。

By @Machi 最後の更新 2024年04月08日

日常の仕事で、誤って削除、ウイルスやマルウェア攻撃、システムクラッシュなどの原因で、パソコンでデータの損失に遭遇することがあります。幸いなことに、ほとんどの場合、専門的なデータ復旧ツールを使用して削除されたデータや紛失したデータを取り戻すことができます。

TestDiskはWindowsユーザーの間で人気のあるファイル復元ソフトの一つです。この記事では、TestDiskの使い方について詳しくご紹介します。興味のある方、読み進めてください。

データ取り出しのためのTestDiskの使い方

TestDiskは、強力かつ無料なデータ復旧ツールであり、誤って削除されたファイルや壊れたパーティションを回復するために使用されることがあります。TestDiskは様々なファイルシステム(FAT、NTFS、extなど)やディスクタイプ(ハードディスク、USBドライブ、CD-ROMなど)をサポートしており、さまざまな状況でデータ復旧を試みることができます。

ただし、テキストユーザインタフェース(TUI)を採用しているので、専門知識がある方によりお勧めします。さもなければ、誤った操作はデータのさらなる損失を引き起こす可能性があります。

次に、その使い方を詳しくご案内します。

ステップ 1. TestDiskをダウンロードし、インストールして起動します。起動したら、「Enter」キーを押します。

ステップ 2. 矢印キーで「Create(作成)」オプションを選択して「Enter」キーを押し、パソコンに接続されているハードドライブをスキャンさせます。

ステップ 3. ウィンドウに表示されたハードドライブのリストから、スキャンしたいディスクを選択し、「Enter」キーを押して確認し、続行します。

ステップ 4. 次の画面で、自分の状況に応じてパーティションテーブルのタイプ(MBRの場合、Intelを選択します。GPTの場合、EFI GPTを選択してください。)を選択し、「Enter」キーを押して続行します。

パーティションスタイルの確認:「スタート」ボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。クローン先のディスクとクローン元のディスクを右クリックし、「プロパティ」→「ボリューム」タブをクリックし、「パーティションのスタイル」でディスクのパーティションスタイルを確認します。

ステップ 5. 「Analyze(分析)」を選択し、「Enter」キーを押すと、TestDiskが選択したハードドライブのパーティション構造を解析します。

ステップ 6. 分析が完了したら、「Quick Search(高速検索)」オプションを選択し、「Enter」キーを押してドライブをスキャンします。

ステップ 7. スキャンが完了した後、紛失/削除されたファイルのリストが表示されます。そのリストから、復旧したいファイルやフォルダに移動し、「C」ボタンを押してコピーします。

ステップ 8. ファイルをコピーする場所を選択し、「Y」キーを押してコピープロセスを開始します。

選択したすべてのファイルがコピーされると、画面に「Copy Done!(コピー完了!)」のメッセージが表示されます。

より使いやすいデータ復旧ソフトの使い方

TestDiskは英語に苦手な方やパソコンにそれほど詳しくない方には、やや使いにくいかもしれません。より簡単なデータ復旧フリーソフトを利用したい方には、TestDiskの代替ソフトである、分かりやすいGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を搭載したMyRecoverをお勧めします。この日本語対応のソフトを使用して、3つのステップだけで、失われたデータを簡単かつ迅速に取り戻せます。初心者でも気軽に使えます。

また、次のようなメリットがあります:

jpg、png、mp4、avi、mov、doc、xlsx、ppt、pdf、zip、rarなど200種類以上のファイルを復元できます。
誤削除、ソフトウェアまたはシステムのクラッシュ、ウイルス攻撃などによる失われたファイルを復元できます。
元のフォーマット/ファイル名/パスを維持してファイルを復元します。
内蔵/外付けHDD/SSD、USBメモリ、SDカードからのデータ復元をサポートします。
Windows 11/10/8/7 SP1およびServerに対応しています。
NTFS/FAT/exFAT/ReFSなどと完全に互換性があります。

では、次のボタンをクリックして、MyRecoverを無料でダウンロードし、次の3つのステップに従って必要なデータを復元しましょう。

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安全かつ高速

ステップ 1. MyRecoverをインストールして起動します。復旧したいファイルまたはフォルダが元に保存されていたボリュームまたはパーティションを選択し、「スキャン」をクリックします。

ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。

ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルを見つけることができます。また、ファイル名を覚えている場合、検索バーで直接検索することができます。

  • 種類:ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
  • 更新日:本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
  • サイズ:128KB未満、128KB~1MB、1MB~512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。

ステップ 3. 復元したいファイルまたはフォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。

👀注意:
  • MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
  • 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。

最後に

以上は、TestDiskとその代替ソフト-MyRecoverを使用して、Windows PCから失われたデータを復旧する方法でした。お役に立てれば幸いです。

ただし、注意すべきなのは、高価なデータ復旧サービスでも、PCから失われたデータを必ず復旧できることを保証できません。したがって、事前にデータ損失を回避するための予防策を取ることが推奨されます。以下に、2つの予防策をご紹介します。興味のある方、チェックしてください。

方法1. ウィルス対策ソフトを有効にします。コンピューターでウィルス対策ソフトを有効にすることで、ウイルスやマルウェアの攻撃によるファイルの削除を防ぐことができます。

方法2. 重要なデータを定期的にバックアップします。予期せぬデータ損失を防ぐために、定期的に重要なファイルやフォルダをバックアップすることが推奨されます。

☛ 参考記事: 方法5選|Windows11で特定のフォルダをバックアップする完全ガイド *Windows 10でも有効です。