PNY SDカードからファイルを復元・復旧する方法3選

PNY SDカードまたはUSBメモリからデータを復元できるか？

PNY Technologiesは、フラッシュメモリーカード（SDカード、CFカード、メモリースティック）、USBメモリ、SSDなどのデバイスの有名なメーカーです。その優れた品質により、確固たる評判と広範な人気を得ています。ニコン、キヤノン、オリンパス、ソニー、フジなどの人気ブランドのカメラで、PNYのメモリーカードはよく使用されます。

しかし、どのメーカー製のSDカードやUSBメモリを使っても、データ損失に遭遇する可能性があります。

たとえば、メールなどを介して不明なサイトにアクセスした後、SDカードが自動的にファイルを削除していることがあるでしょう。これは、SDカードがウイルスに感染していることを示しています。そのほか、誤って削除したり、システムがクラッシュしたりすることも、SDカードのデータが失われる一般的な理由です。

なら、PNY SDカードから失われたデータを復元することが可能でしょうか？

もちろん！心配しないでください。一般的に、新しいデータに上書きされない限り、PNY SDカードから失われたファイルを復元することが可能です。

したがって、PNY SDカードで必要なデータが失われたことに気づいた場合、そのSDカードに新しいデータを保存しないでください（可能であれば、使用を停止してください）。そして、この記事で紹介する方法でデータを取り戻しましょう。

PNY SDカードからファイルを復元する方法

このセクションでは、PNY SDカードからファイルを復元する方法を3つ紹介します。自分の状況に応じて好きな方法を選択してください。

方法1. 使いやすいSDカード復旧フリーソフトを使用する

使いやすいSDカード復旧ツールを利用すれば、PNY SDカードから削除された／消えたファイルを効率的に復元することができます。

多くの優れたデータ救出ソフトの中で、一番の選択肢は「MyRecover」です。

この優れた復旧ソフトは、使いやすいインターフェース、優れた成功率、さまざまなファイルフォーマットとストレージメディアとの互換性、さらに多数の追加機能を提供しています。

では、上のボタンをクリックし、この強力なソフトをダウンロードしてインストールし、以下の手順に従って、PNY SDカードから失われたデータを回復しましょう。

ステップ 1. PNY SDカードをカードリーダーに挿入し、カードリーダーをパソコンに接続します。MyRecoverを開き、マウスを接続したPNY SDカードに移動し、「スキャン」をクリックします。

ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。

✍ヒント：復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルをフィルタリングすることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。

• 種類：ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
• 更新日：本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
• サイズ：128KB未満、128KB～1MB、1MB～512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。

ステップ 3. 復旧したいファイル／フォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックし、保存先を選択して復元します。＊スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。

方法2. PNYの公式ツールを使用する

PNYは、PHOTORECOVERYという名前の独自のPNY SDカード復旧ソフトを提供しています。このソフトウェアは名前の通り、写真だけでなく、失われたまたは削除された動画、音楽、テキストファイルなど、さまざまなファイルタイプの回復もサポートしています。

無料版では、復旧可能なファイルをスキャンできますが、復旧を行うにはソフトの購入が必要であり、その品質を考えるとかなり高額になります。また、日本語に対応していないので注意が必要です。

ステップ 1. PHOTORECOVERYを公式サイトからダウンロードし、インストールし、起動します。「Next（次へ）」をクリックします。

ステップ 2. 復元するファイル種類を選択し、そして、デバイスの製造元のリストからPNYを選択し、「Next（次へ）」をクリックします。

ステップ 3. PNYのSDカードを選択し、「Next（次へ）」をクリックしてスキャンを確認します。

ステップ 4. ここで、復元するファイルの保存先を変更することができます。「Change（変更）」をクリックして変更します。すべての設定を確認し、問題がなければ「Next（次へ）」をクリックします。オプションを変更したい場合「Back（戻る）」をクリックします。

ステップ 5. スキャンが始まります。サムネイルをクリックすることで、画像をレビューすることができます。スキャンが完了すると、「Next（次へ）」をクリックします。

ステップ 6. ファイルは指定した保存先に保存されます。保存の進行状況を表示し、必要に応じて、保存し、続行を取り消すことができるようになります。

ステップ 7. 復旧が完了です。復元されたファイルを確認するために、「Open destination folder（保存先のフォルダを開く）」を選択するか、自分のソフトウェアを使って復元されたファイルをCD／DVDに書き込むために、「Burn CD/DVD（CD/DVDに書き込む）」を選択することができます。保存先のフォルダに必要なファイルが見つからない場合、「Start Over with a new scan（スキャンをやり直す）」を選択することができます。

方法3. コマンドラインユーティリティを使用する

通常、ローカルのハードドライブからファイルを復元しようとする場合、ユーザーは「バックアップと復元」や「以前のバージョン」など、組み込みの復元機能を利用します。しかし、これらの機能はメモリーカードや外部ストレージメディアからファイルを復元できません。なぜなら、それらはローカルドライブからのファイルのコピーのみを保存するからです。

そのような場合、Microsoftが開発したデータ復旧ツール「Windows File Recovery」を試してみることができます。

Windows File Recoveryは、コマンドラインを通じて削除されたファイルやフォーマットされたディスクからデータを復旧することができます。NTFS、FAT、exFAT、ReFSなどのファイルシステムをサポートしています。Windows 10バージョン2004以降で利用可能です。次に、その使い方をご案内します。

ステップ 1. Microsoft Storeを開きます。検索バーに「Windows File Recovery」と入力し、検索結果からアプリを選択します。「入手」ボタンをクリックしてインストールします。

ステップ 2. 次に、スタートメニューを開き、「cmd」または「コマンドプロンプト」と入力します。「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

ステップ 3. PNY SDカードがコンピュータに接続されていることを確認し、エクスプローラーでSDカードのドライブレター（例：F:）を確認します。

ステップ 4. 次に、コマンドを使用してファイルを復元します。

例えば、FドライブからEドライブに失われたJPGファイルとPNGファイルを復元したい場合、次のようなコマンドを入力し、「Enter」キーを押してください。

winfr F: E: /extensive /n *.jpg /n *.png

コマンドを実行した後、プロンプトに従って操作を進めます。

ステップ 5. 復元が完了したら、指定した保存先ドライブを確認し、復元されたファイルが正しく保存されているか確認します。

最後に

この記事では、3つのツールを使用して、PNY SDカードからファイルを復元する方法を紹介しました。費用対効果の面では、MyRecoverまたはWindows File Recoveryの使用をお勧めします。簡単かつ迅速にファイルを復元したい場合は、MyRecoverが最適です。

しかし、どのデータ復元ソフトウェアも、失われたファイルを必ず復旧できるのを保証することはできません。したがって、PNY SDカードにあるデータをよりよく保護するために、定期的にバックアップすることが必要です。