ブルースクリーンが表示され、PCを正常に起動できない場合に、データを救出するにはどうすればよいでしょうか?この記事では、その方法について詳しく解説します。重要なデータを取り出したい場合、ぜひご覧ください。
ブルースクリーン(Blue Screen of Death、略してBSOD)は、Windowsが致命的なエラーに直面した際に表示されるエラースクリーンです。この問題が発生すると、システムが停止し、PCが正常に起動しなくなることがあります。
これ実はシステムの保護手段の一つです。不安定な状態のまま動作を続けると、データの損失やハードウェアの損傷が起こる可能性があるため、システムは自動的に動作を停止します。
ブルースクリーンは通常、次のような理由で発生します。
ブルースクリーンが発生した場合、問題の根本原因を特定することが重要です。しかし、まずは問題のあるPCからデータを救出することが優先されます。PCから取り出したいデータがある場合、ぜひ読み進めてください。
ブルースクリーンになったPCからデータを救出したい場合、最も重要なのはエラーなしでPCを起動することです。今のHDD/SSDからPCを起動できないので、PCを起動できる別のデバイスが必要です。この場合には、ブータブルメディアが必要です。
ブータブルメディアは、パソコンを起動するための基本的な機能が含まれた記録媒体で、通常の起動方法で動作しないPCを起動させることが可能になります。
専門的なデータ復旧ソフトAOMEI FastRecoveryは、データ復旧のためのブータブルメディアを作成することをサポートしています。そのブータブルメディアからブルースクリーンになったPCを起動し、破損したPCからデータを取り出すことができます。次に、その方法を詳しく解説します。
1. ブータブルメディアを作成するための空のUSBメモリまたはCD/DVD
2. 正常に稼働するPC
3. データ保存用の外付けHDDまたはUSBメモリ
ステップ 1. 空のUSBメモリまたはCD/DVDを正常に稼働するパソコンに挿入します。AOMEI FastRecoveryをダウンロードし、インストールします。
ステップ 2. AOMEI FastRecoveryを開きます。「クラッシュしたPCからデータ復旧」を選択し、デバイスに応じて「USBブートデバイス」または「CD/DVDに書き込む」を選択し(ここで挿入したのはUSBメモリなので『USBブートデバイス』を選択します)、「作成」をクリックします。
ステップ 3. これでブータブルメディアの作成が始まります。「起動可能なUSBメモリが作成されました!」が表示されるまで待ちます。
ステップ 1. ブータブルメディアが準備できたので、正常なPCから安全に取り外して起動しないPCに挿入しましょう。起動しないPCの電源ボタンを押して起動します。パソコンメーカーのロゴが表示されると、パソコン/マザーボードのメーカーによって特定のキーを連打し、BIOSに入ります。
ステップ 2. (*BIOSの種類によって操作が異なる場合があります)矢印キーで「Boot」タブに移動し、USBメモリまたはCD/DVDをリストの最上に移動させることで、最初に起動するドライブとして設定して、「F10」キーを押して、変更を保存し、BIOSを終了します。これで、パソコンがブータブルメディアから起動されます。
ステップ 3. AOMEI FastRecoveryのメインインターフェースが表示されます。復元データ保存用のデバイスをPCに接続し、リストに表示されるまで、🔄アイコンをクリックします。取り出したいデータが保存されているドライブを選択し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 4. 必要なファイルをより早く見つけるために、検索バーでファイル名または拡張子を検索したり、「フィルター」で種類・サイズによってファイルをフィルタリングしたりできます。
ステップ 5. 取り出したいファイル/フォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックし、データ保存用のデバイスに保存します(*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます)。
この記事では、ブルースクリーンになって起動しないPCからデータを救出する方法について詳しく解説しました。データを取り出した後、エラーを修正するには「ブルースクリーンの修正方法6つ」をご参照ください。
エラーを完全に修正した後、発生する原因を特定することも重要です。さもなければ、エラーがもう一度でることがあります。お役に立てれば幸いです。