削除した写真をゴミ箱から復元するにはどうすればよいでしょうか?この記事では、その方法を詳しくご紹介します。また、ゴミ箱に写真が見つからない場合に、写真を取り戻す方法も3つご説明します。重要な写真を復元したい方、ぜひ続けてご覧ください。
「一部の写真を削除しましたが、復元したいです。では、ゴミ箱から削除した写真をどのように復元すればよいでしょうか?」
「至急です。削除した写真がゴミ箱にありません。今はどこにあるのか分かりません。復元が可能でしょうか?」
この2つのケースは、削除された写真を復元するための2つのシナリオを示しています。これらのケースのいずれかに該当する場合でも、心配はいりません。この記事では、この2つのシナリオに写真を復元する方法をご紹介します。
写真を削除し、「Shift」+「Delete」キーを押していないか、ゴミ箱を空にしていない場合、3つの簡単な手順でゴミ箱の写真を元の場所に戻すことができます。
ステップ 1. デスクトップの「ごみ箱」アイコンをダブルクリックします。
ステップ 2. ゴミ箱に復元したい写真を探します。検索するか、詳細表示列の削除日時などの情報をクリックして、写真をより速く見つけることができます。
ステップ 3. 復元が必要な写真を右クリックし、「元に戻す」をクリックします。
これで写真が元の場所に戻します。
ゴミ箱を空にしたか、ファイルが「Shift」+「Delete」キーによって削除された場合、削除したファイルを復元するにはどうすればよいでしょうか?次に、3つの方法をご紹介します。自分の状況に合った方法を選んでください。
ゴミ箱に復元する写真が見つからない場合、写真を取り戻すための最も速い方法が専門的なデータ復旧ソフトを使用することです。
信頼性の高い写真復旧フリーソフト-MyRecoverを使用して、3ステップだけで、ローカルの場所(PCの内蔵ハードディスク・外付けHDD・SDカード・USBメモリ)から完全に削除された写真を簡単かつ迅速に復旧することができます。
ステップ 1. MyRecoverを開きます。写真が元に保存されていたドライブまたはストレージデバイスを選択し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。「フィルター」をクリックし、「種類」を「画像」に設定し、復元可能なすべての写真が表示されます。そこから復元したいものを探します。*スキャンの完了を待たずに、写真を復元することができます。
✍ヒント:「種類」に加えて、「更新日」「サイズ」によってファイルをフィルダすることもできます。また、「フィルタ」の横の検索ボックスでファイル名や拡張子で復元する写真を探すことができます。
ステップ 3. 復元する写真を選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックし、写真の保存先を選択し、削除された写真が復元されます。
Windowsの標準機能「バックアップと復元」は、データ復旧に使用できるファイルまたはシステムのバックアップを作成することができます。もし、写真が削除された前にこの機能が有効になっている場合、バックアップを使用して、写真を復元することができます。*一般的にこの機能はCドライブのみバックアップするのにご注意ください。
次に、「バックアップと復元」を使用して写真を復元する方法をご案内します。
ステップ 1. 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。「control」と入力し、「Enter」キーを押して「コントロールパネル」を開きます。「システムとセキュリティ」→「バックアップと復元(Windows 7)」をクリックします。
ステップ 2. 「復元」タブの下にある「ファイルの復元」ボタンをクリックします。
ステップ 3. 「ファイルの参照」オプションを選択し、復元したい写真を探します。追加できたら、「次へ」をクリックします。
ステップ 4. ニーズに応じて復元する写真を元の場所または新しい場所に保存します。復元先を選択できたら、「復元」をクリックします。
実際、Microsoftには公式のデータ復旧ツールがあります。それはWindows File Recoveryです。このソフトを使用して、内蔵/外付けHDD/SSD、USBメモリなどから削除された写真を復元することができます。しかも完全無料です。
ただし、コマンドラインソフトであるので、復旧を行うにはコマンドを使用しなければなりません。専門知識のあるユーザーによりお勧めします。そして、Windows 10ビルド19041以降のバージョンでのみ使用可能です。
Windows File Recoveryを使ってみたいなら、次の手順に従って写真を取り戻しましょう。
ステップ 1. Microsoft Storeで「Windows File Recovery」を検索し、「入手」をクリックしてダウンロードします。
ステップ 2. 「Windows File Recovery」のインストールが完了したら、「Windows」+「S」キーを押し、検索ボックスに「Windows File Recovery」と入力し、表示結果から「管理者として実行」を選択します。
ステップ 3. 前述のように、Windows File Recoveryの基本的なコマンドが次のとおりです。
winfr [ソースドライブ]: [ターゲットドライブ]: [/モード] [/スイッチ]
ソースドライブ:失われたファイルが元に保存されていた場所
ターゲットドライブ:復元したファイルを保存する場所*ソースドライブと同じ場所に設定しないでください。
モード:ファイルシステムとデータ損失の状況に応じて選択するもの
スイッチ:スキャン範囲を絞る
次に、モードとスイッチを選択する方法をご紹介します。
①. モードを選択するために、まず復元したいファイルが元に保存されていたドライブのファイルシステムを確認する必要があります:「Win」+「E」キーを押して「エクスプローラ」を開きます。そのドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択してファイルシステムを確認します。
②. システムファイルを確認できたら、データ損失の状況を組み合わせて、復旧モードを選択しましょう:
ファイルシステム | 状況 | 推奨モード |
NTFS | 最近削除した | デフォルト(Default mode) |
NTFS | しばらく前に削除された | まずセグメント(Segment mode)を、次にシグネチャー(Signature mode)を試す |
NTFS | ディスクをフォーマットした | まずセグメントを、次にシグネチャーを試す |
NTFS | ディスクが破損した | まずセグメントを、次にシグネチャーを試す |
FATおよびexFAT | すべての状況 | シグネチャー |
③. 次に、復元対象の範囲を縮めるために、スイッチを選択してください:
パラメータ/スイッチ | 説明 | 対応モード |
/n |
/n :ファイル名やパス、ファイル拡張子などを指定してスキャンします。条件を複数指定することもできます。 例: /n 見積り.xlsx → 見積り.xlsx という名前のファイルをスキャンします。 /n *.pdf → 拡張子.pdfのファイルをスキャンします。 /n \users\(ユーザー名)\Pictures\ → ピクチャフォルダー内のファイルをすべてスキャンします。フォルダーを指定する場合は、最後に必ず \ を入れてください。 /n "\users\(ユーザー名)\Documents\My Data\*議事録*" → ドキュメント内の My Data というサブフォルダに保存されていたファイルで、名前に 議事録 が含まれるファイルをスキャンします。ファイル名、またはパスにスペースが含まれる場合は、" "(ダブルコーテーション)で囲む必要があります。 |
デフォルト |
/y: | 特定の拡張子を持つファイルをスキャンします。複数の項目を入力する場合は、カンマで区切ってください。 | シグネチャー |
/p: |
復元操作のログファイルを回復ドライブのデフォルトの場所とは異なる場所に保存します(例:D:\logfile)。 |
すべてのモード |
/segment | セグメントモード。ファイルレコードセグメントを使用するNTFSドライブ用の復元オプション | セグメント |
/signature | シグネチャーモード。ファイルヘッダーを使用するすべてのファイルシステムタイプ用の復元オプション | シグネチャー |
たとえば、C:\Users\AOMEI\PicturesからJPEGファイルをDドライブに復元したい場合、「winfr C: D: /n \Users\AOMEI\Pictures *. JPEG」と入力し、「Enter」キーを押して実行します。
ステップ 4. 続行するには「Y」キーを押してください。復旧を停止したい場合は、「Ctrl」+「C」キーを押します。
この記事では、ゴミ箱から写真を復元する方法と、ゴミ箱に見つからない写真を復元する方法をご説明しました。お役に立てれば幸いです。
注意すべきなのは、バックアップを除く、すべてのデータ復旧方法は失われたファイルを必ず復旧できることを保証できません。したがって、データをよりよく守るために、バックアップが必要です。バックアップを取りたいが、どの方法を使えばいいかわからない場合、以下の記事が役に立ちます。
方法5選|Windows11で特定のフォルダをバックアップする完全ガイド *Windows 10でも有効です。