【Win 10/11】ゴミ箱から誤削除したファイルの復元方法

Windows 10、11のPCで誤ってゴミ箱を削除してしまいましたか?このガイドでは、ゴミ箱から削除されたファイルを復元する方法と、ゴミ箱フォルダを見つける方法を紹介します。

By @Akira
最後の更新 2025年05月19日

誤ってゴミ箱からファイルを削除しまった?

ゴミ箱は、Windowsでファイルを一時的に保管するためのフォルダで、誤って削除したファイルを簡単に元に戻せる便利な機能です。Windows 95で初めてリリースされて以来、Windowsの最も便利な機能の1つとなっています。

ゴミ箱 復元

通常、ファイルを削除すると、それはすぐに完全に消えるわけではなく、まずはゴミ箱に移動されます。この時点ではまだ復元が可能です。しかし、以下の操作を行うと、ファイルが完全に削除され、ごみ箱から消えてしまいます:

◆ ゴミ箱を空にした

◆ 「Shift」+「Delete」キーを押してファイルを削除した

◆ コマンドや外部ソフトで直接削除された

この場合、ファイルはごみ箱に表示されなくなり、通常の方法では復元できなくなります。

でも、心配しないでください!このガイドでは、Windows 10/11で誤って削除されたゴミ箱のファイルを復元する方法を紹介します。ぜひ最後まで読み進めてください。

ゴミ箱から誤削除したファイルを復元する方法

ここでは、初心者でも安心して使えるデータ復元ソフトを含め、Windows 10/11でゴミ箱から削除されたファイルを復元する主な方法を紹介します。

方法1. AOMEI FastRecoveryで誤って削除したゴミ箱のファイルを復元する【おすすめ】

誤ってゴミ箱を空にしてしまったあと、「復元したいファイルが見つからない」と困ったことはありませんか?実は、削除されたファイルが完全に消去されたわけではなく、まだパソコン内部に残っている可能性があります。

それらの削除されたファイルを見ることはできませんが、データ復元ツールはドライブをスキャンして、上書きされていない限り、削除されたファイルを見つけることができます。

ここでは専門のデータ復元ソフトAOMEI FastRecoveryをお勧めします。これは、データセキュリティ業界の主要なベンチマークであるAOMEIによって設計された、使いやすいデータ復元ツールの一つです。以下はその優れた特徴です。

AOMEI FastRecovery
強力なデータ復旧ソフト
  • 上書きされていない限り、ゴミ箱から完全に削除されたファイルもスキャン・復元可能
  • 誤削除、ウイルス感染、システム障害、フォーマットなど、さまざまなデータ損失に対応
  • jpg、png、mp4、mov、doc、xlsx、pdf、zip、rarなど1000種類以上のファイルの復元に対応
  • 技術知識不要で、数クリックで復元を開始可能

では、以下のボダンをクリックし、AOMEI FastRecoveryをダウンロードして、パソコンのゴミ箱からデータを復元しましょう~

ステップ 1. AOMEI FastRecoveryを起動し、ファイルが保存されているドライブを選択し、「スキャン」をクリックします。

スキャン

ステップ 2. ソフトはパーティションをクイックスキャンとディープスキャンでスキャンします。クイックスキャンは削除されたデータの検索を目的とし、ディープスキャンはその他の失われたデータの検索を行います。スキャン範囲を縮めるために、検索ボックスまたはフィルターを利用することができます。

ステップ 3. 最後に、復旧したいファイルまたはフォルダを選択し、「復旧」ボタンをクリックし、保存先を選択します。

🌟注:

新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。

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方法2. ファイル履歴でゴミ箱から誤って削除したのファイルを復元する

「ファイル履歴」とは、Windowsに標準搭載されているバックアップ機能の一つで、ユーザーのファイルを定期的にバックアップし、過去の状態に戻すことができる便利な機能です。この機能が有効になっていれば、誤って削除したファイルを簡単に元に戻すことができます。

💡注意:ファイル履歴はあらかじめ有効化しておく必要があります。有効になっていない場合はこの方法は使えません。

ステップ 1. Windows検索バーに「ファイル履歴」と入力し、「ファイル履歴でファイルを復元」をクリックします。

ステップ 2. バックアップされているフォルダの一覧が表示されるので、復元したいファイルが含まれていたフォルダを開きます。画面下の矢印で日付を切り替えながら、目的のファイルのバックアップを探します。

ステップ 3. 該当ファイルを選択し、緑色の復元ボタンを右クリックし、「復元場所の選択」を選択して他の場所に復元します。

方法3. 以前のバージョン機能を使用してファイルを復元する

Windowsには、「以前のバージョン」という便利な機能があり、特定のファイルやフォルダーの過去の状態を復元することができます。この機能は復元ポイントとファイル履歴に基づいて生成され、あらかじめシステム保護が有効になっていることを前提としています。

ステップ 1. 削除されたファイルが元々保存されていたフォルダを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

ステップ 2. 次に、「以前のバージョンの復元」を選択します。利用可能なバージョンの一覧が表示されるので、復元したいファイルを選択し、「復元」ボタンをクリックします。

🌟ヒント:

ファイルを復元すると現在のバージョンが上書きされ、元に戻すことができなくなります。最新の内容を保持したい場合は、「コピー」や「名前を付けて保存」を選び、別名で保存することをおすすめします。

パソコンのゴミ箱が見当たらない/使えない場合の対処法

ゴミ箱は、不要なファイルを一時的に保管し、必要に応じて復元するための重要な機能ですが、デスクトップからゴミ箱のアイコンが消えてしまったり、そもそも機能しなくなったりすることがあります。ここでは、Windows 10/11でゴミ箱が見つからない、または使用できない場合の代表的な対処法を4つ紹介します。

対処法1. デスクトップにゴミ箱のアイコンを追加する

これはWindows 10/11でごみ箱が消えたことを発見したときに最初に試すべき方法です。

ステップ 1. 「スタート」ボタンをクリックし、「設定」を選択し、「個人用設定」を選択します。

ステップ 2. 「テーマ」をクリック>「関連設定」から「デスクトップアイコンの設定」を選択します。

ステップ 3. 「デスクトップアイコンの設定」画面で、「ごみ箱」にチェックを入れる>「適用」をクリックし、「OK」をクリックして確定します。

デスクトップに移動し、「ごみ箱」が表示されるかどうかを確認します。表示されない場合は、次の解決策に進んでください。

対処法2. タブレットモードを無効にする

お使いのコンピュータがタブレットモードになっているため、Windows 10/11でごみ箱が表示されなくなった可能性があります。タブレットモードは、ノートパソコンをよりタッチしやすくするための機能です。Windows 10でタブレットモードが有効な場合、ごみ箱を含む多くのデスクトップアイコンが表示されなくなります。

以下の手順で、タブレットモードを無効にすることができます。

ステップ 1. 「スタート」をクリックし、「設定」に進みます。

ステップ 2. 「システム」>「タブレット」オプションをクリックします。

ステップ 3. タブレットモードで「タスクバーのアプリアイコンを非表示にする」と「タスクバーを自動的に隠す」をオフに切り替えます。

対処法3. ゴミ箱のショートカットを作成する

Windows 10/11で誤ってゴミ箱のファイルを削除してしまった場合、$Recycle.binを経由してゴミ箱のショートカットを作成することができます。これはシステムで保護されたフォルダの1つなので、表示させるためにはいくつかの手順を踏む必要があります。

ステップ 1. Windowsファイルエクスプローラーで「表示」タブをクリックし、「オプション」を選択します。

ステップ 2. フォルダーオプションの画面で「表示」タブをクリックし、「詳細設定」で「隠しファイル、フォルダー、およびドライブを表示する」を選択し、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックボックスをオフにします。

ステップ 3. 「適用」>「OK」をクリックして、変更を保存します。

ステップ 4. ここで、「ファイルエクスプローラ」>「このPCに移動」に戻り、Cドライブを開きます。

ステップ 5. $RECYCLE.BINを右クリック>「送る」オプションを選択し、「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選択します。

または、このショートカットを使ってごみ箱を復元することもできます。

デスクトップ上の任意の場所を右クリックし、「新規作成」を選択します。Recycle bin.{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}をコピーして、名前欄に貼り付けて、Enterキーを押します。

対処法4. 破損したシステムファイルを修復する

ゴミ箱が正常に機能しない原因の一つとして、システムファイルの破損が考えられます。

このような場合は、Windowsに標準搭載されているシステムファイルチェッカー(SFC)ツールを使って、破損したファイルを自動的に修復することができます。以下の手順に従って操作してください。

ステップ 1. 検索バーで「コマンドプロンプト」と入力します。

ステップ 2. コマンドプロンプトを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

ステップ 3. 「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。

ステップ 4. システムのスキャンが自動的に開始され、破損しているファイルが検出・修復されます。完了まで数分かかることがありますので、しばらくお待ちください。

ゴミ箱の復元に関するよくある質問

ゴミ箱から削除したデータを復元するにはどうすればいいですか?
 
デスクトップの「ごみ箱」を開き、復元したいファイルを右クリックして「元に戻す」を選択するだけで、元の保存場所に簡単に復元できます。
ゴミ箱から削除してしまったメールを復元するにはどうすればいいですか?
 

OutlookやGmailなどのメールサービスでは、「削除済みアイテム」または「ゴミ箱」フォルダに一定期間メールが残っていることがあります。そこから目的のメールを選択して「移動」や「復元」を行えば、元のフォルダに戻すことができます。

ゴミ箱からも完全に削除された場合は、復元ソフトを使う必要がある場合もあります。

ファイルを削除してゴミ箱を空にすると、データはどうなりますか?
 

ゴミ箱を空にすると、ファイルはシステム上からも削除され、通常の操作では復元できなくなります。ただし、完全に上書きされるまでは復元ソフトで取り戻せる可能性があります。

最後に

以上、Windows 10/11で誤って削除されたゴミ箱のファイルを復元する方法について説明しました。このガイドにある方法の一つで、消えたゴミ箱をうまく見つけることができることを願っています。もし必要なファイルがゴミ箱から消えたら、AOMEI FastRecoveryが失ったファイルを復元するお手伝いをします。

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