「ディスクの管理」で外付けHDDが「ESD-USB」になってしまいました!これはなぜでしょうか?元に戻すにはどうすればよいでしょうか?ご心配なく、このガイドでは、外付けHDDが「ESD-USB」になる原因と復元方法を詳しく解説します。失われたデータを復元し、外付けHDDを正常に戻したい方、ぜひ続けてご覧ください。
外付けHDDを読み込んだら。ESD-USBになっていました。びっくりしました。いままではドライブFで認識していてそこから保存したデータを読みこんでいました。今日になって何の前触れもなくそうなっていて困っています。原因で考えられるのは何でしょうか。
--Yahoo!知恵袋からの質問
ESD-USB(Electronic Software Delivery USB)とは、ソフトウェアの配布やインストールを目的としたUSBフラッシュドライブです。特に、Windowsなどのオペレーティングシステムのインストールに使用されることが一般的です。
ESD-USBは、通常、ドライブ全体をフォーマットしてから、この用途に合わせたパーティションを作成します。これにより、ドライブは「ESD-USB」として認識され、通常のNTFSドライブとは異なる形式で表示されるようになります。
外付けハードドライブやUSBメモリが「ESD-USB」と表示される場合は、通常、Windowsインストールメディア作成ツールやその他のソフトウェアによってブータブルハードドライブとしてフォーマットされているためです。
もし外付けHDDが「ESD-USB」になったら、その前にブータブルメディアを作成したことがあるかどうか考えてみよう。もしそうなら、それが原因です。
前述の通り、外付けHDDが「ESD-USB」になるには、フォーマットする必要があります。したがって、外付けHDDが以前は空であった場合を除き、ファイルは失われているはずです。
そのため、失われたデータを復元することは、「ESD-USB」になった外付HDDを元に戻すことよりも緊急性が高いのです。次のセクションでは、まず外付けHDDからデータを復旧する方法を紹介し、次にESD-USBになった外付けHDDを元の状態に復元する方法を紹介します。
外付けHDDがESD-USBに変換された場合でも、データの復元は可能です。
ここでは、MyRecoverという無料で使えるデータ復元ソフトを使用して、3ステップだけで、外付けHDDからデータを簡単に復元する方法をご紹介します。
ステップ 1. ESD-USBになった外付けHDDをパソコンに接続し、パソコンに認識されることを確認します。MyRecoverを起動し、マウスを接続した外付けHDDに移動し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なデータをスキャンします。
✍ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルをフィルタリングすることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。
ステップ 3. 復元したいファイルおよびフォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。
ESD-USBになった外付けHDDから必要なデータを復旧してきたら、このセクションで紹介する方法に従って外付けHDDを元に戻すことができます。必要なデータがすべて復旧されていない場合、専門家や復旧サービスに依頼することをお勧めします。*すべてのデータが復元されていない状態で、以下の方法を使用しないでください。
外付けHDDをフォーマットすることで、ESD-USB形式で作成されたパーティションが削除され、新しいファイルシステム(例えばNTFSやFAT32)を設定できます。これにより、ドライブは通常のストレージデバイスとして使用できるようになります。
ステップ 1. 「Win」+「E」キーを押して「ファイルエクスプローラー」を開きます。ESD-USBになった外付けHDDを右クリックし、「フォーマット」を選択します。
ステップ 2. ニーズに応じてファイルシステムやクイックフォーマットなどを設定します。「開始」をクリックします。
この方法は上記の方法と同じで、外付けHDDをフォーマットします。 しかし、コマンドラインを使用したい場合は、この方法を選択することができます。
ステップ 1. スタートアイコンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
ステップ 2. コマンドプロンプトウィンドウで次のコマンドを順に入力します。各コマンドの後に「Enter」キーを押して実行します。
Diskpart
List disk
Select disk X(XをESD-USBになった外付けHDDのドライブレターに置き換えてください)
Clean
Create partition primary
Format fs=ntfs
Assign
ESD-USB形式の外付けHDDは、一般的に32GBの領域を占有し、残りのストレージ容量は未割り当てのままになります。この場合に、この未割り当て領域に新しいパーティションを作成し、ファイルシステムをNTFS形式に設定することで、ESD-USBとして認識されていたドライブを通常のストレージデバイスに戻すことができます。
ステップ 1. スタートアイコンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。
ステップ 2. ESD-USBとして認識されている外付けHDDの未割り当て領域を右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を選択します。
ステップ 3. 画面の指示に従って新しいシンプルボリュームを作成します。
この記事では、外付けHDDが「ESD-USB」になる原因、ESD-USBになった外付けHDDからデータを復元する方法、ESD-USBになった外付けHDDを元に戻す方法について詳しく解説しました。
まず、データの復元を試み、次にフォーマットやボリュームの再作成を行いましょう。これにより、データを失うことなく、外付けHDDを通常の状態に戻し、再び使用可能にすることができます。
今後同様の問題を避けるために、重要なデータを定期的にバックアップすることをお勧めします。お役に立てれば幸いです。