AMBackup.exeユーティリティを通して、コマンドプロンプトまたはバッチファイル(.bat)からシステム/パーティション/ディスクなどのバックアップを作成することができます。
コマンドプロンプト(cmd)またはバッチファイル(.bat)からAOMEI Backupperを使用してバックアップを作成するために、AOMEI BackupperはAMBackup.exeユーティリティを提供しています。自動タスク(無人操作)やマルチタスクにかなり役立ちます。AOMEI Backupperのコマンドライン・ユーティリティとしてのAMBackup.exeでは、AOMEI Backupperのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)で使用可能なバックアップ機能はほとんど利用できます。
コマンドプロンプトから様々なAMBackup.exeコマンドを使用して、システム状態、ハードディスク、パーティションなどのバックアップを作成することができます。フル(完全)だけでなく、増分および差分バックアップの作成も可能となります。また、AMBackup.exeユーティリティでイメージファイルを内蔵ハードディスク、外付けHDD、NAS/共有フォルダなどに保存することができます。さらに、イメージファイルを再命名、圧縮、分割、暗号化したり、バックアップをセクタ単位で作成することもできます。AOMEI Backupperコマンドのほか、作成したバックアップイメージファイルをAOMEI BackupperのGUIで復元することもできます。
次に、CMDからAMBackup.exeを利用してシステムをバックアップすることを例として、バックアップコマンドの使用方法について説明します。
この例では、作成したバックアップタスクに「sysbackup」という名前を付けます。Fドライブをバックアップ先(システムイメージを保存する場所)として指定します。圧縮レベルを「0」に設定するため、イメージファイルを圧縮しません。そのほか、システムイメージをパスワード「123」で暗号化します。
ステップ 1. AOMEI Backupperをダウンロードし、インストールします。
ステップ 2. スタート(画面左下隅のマーク)ボタンをクリックし、検索ボックスに「CMD」と入力するか、またはWINキー+Rキーを同時に押し、名前欄に「CMD」と入力することで、コマンドプロンプトを管理者として実行します。※AOMEI Backupper GUIが開いている場合には、まずAOMEI Backupperを閉じる必要があります。
ステップ 3. コマンドプロンプトで「AMBackup.exe /b new /n sysbackup /t system /d f: /c 0 /e 123」を入力し、キーボードの「Enter」を押し、コマンドラインによるバックアップを実行します。
ヒント:
●AOMEI Backupperコマンドライン・ユーティリティは、復元操作やクローン操作もサポートしています。
●AMBackup.exeのすべての引数を表示させるには、コマンドプロンプトで「AMBackup.exe /?」を入力してください。
●AOMEI Backupperコマンドライン・ユーティリティは、ファイルバックアップをサポートしていません。
●無人操作やマルチタスクのためにバッチファイル(.bat)を作成してスクリプトを実行することができます。
●AMBackup.exeはWindows 11、10、Windows 8.1/8、Windows 7、Vista、XP(32&64ビット)それにWindows Server 2003、2008、2012、2016、2019、2022、2025、SBS 2003、2008、2011(R2を含む)に対応します。
●コマンドプロンプトまたはバッチファイルで利用できるAOMEI Backupperコマンドについてより詳しい情報は「コマンドプロンプトからAOMEI Backupperを使用する方法」を参考にしてください。
関連機能:
NASデバイスへのバックアップが可能なWindows向けのソフトウェア