この記事では、システムクローンの重要性、AOMEI BackupperでHDDまたはSSDへシステムをクローンするやり方を解説します。
名前が示すように、システムクローン/移行は、ソースと全く同じオペレーティングシステム(OS)をハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)などの記憶装置にコピーすることを指します。
【重要】システムクローンは、Windows OSだけでなく、システムドライブにインストールされているアプリケーション、Windows Update(更新プログラム)やカスタム設定などもコピーされます。
そのため、システムクローン/移行はシステムバックアップに似ているかもしれません。
HDD/SSD交換にシステムドライブ内のすべてのデータをコピーしてHDDまたはSSDに貼り付けるのはかなり時間がかかるし、特定のデータがコピー&貼り付けできません。システムのみクローン/移行は、OSを再インストールせず、コピー先のHDD(またはSSD)でPCが正常に起動し、今までどおりに使用できるので素晴らしい解決策だと思います。
AOMEI Backupperは、強力なバックアップソフトだけでなく、優れたクローンツールです。そのクローン機能を使って、実行中のプログラムを停止することなく、ターゲット(クローン先)ディスクにシステム、パーティション/ボリューム、ディスクのクローンを簡単に作成することができます。
HDD/SSDにシステムをクローンするには、Windows11、10、8、7、XP、Vista向けAOMEI Backupper Professionalの「システムクローン」機能を利用することができます。また、企業で台数無制限のPCを守りたい場合、AOMEI Backupper Technicianを選ぶことができます。そのAOMEI Image Deployツールを利用して、ネットワーク経由でサーバー上のシステムイメージを複数のクライアントに展開または復元できます。
ステップ 1. AOMEI Backupper Proをインストールして起動します。ソフトをライセンスコード入力で登録します。そして「クローン」タブの「システムクローン」オプションを選択します。
ステップ 2. 時にはユーザーはシステムクローンにどのパーティションを選択するかよく分かりません。これはクローン後のシステムが起動できないことを起こすかもしれません。そのため、このプログラムは自動的に必要なソースパーティションを選択します。大容量HDD/新しいSSDをクローン先のディスク(ここではディスク1)として選択すればいいです。「次へ」をクリックします。
※注意:ターゲットディスクの上に既存のパーティションがある場合、パーティションの削除が要求されます。重要なデータがあれば、まず「いいえ」をクリックし、操作をキャンセルしてパーティションをバックアップしておいてください。
ステップ 3. 操作概要画面が表示されます。それを確認し、問題なければ「開始」をクリックしてシステムクローンを実行します。
※ヒント:「セクター単位のクローン」オプションをクリックすると、それが使用されたか否かに関係なく、システムパーティションのすべてのセクタをコピーします。しかし、それはより多くの時間を要します。また、クローン先のディスクがSSDである場合、「SSD 4Kアラインメント」オプションを選択してSSDのパフォーマンスを最適化してください。
ステップ 4. システムクローンの進行状況が100%に達すると、「完了」をクリックします。
システムクローンが終了したら、ターゲットディスクからコンピュータを直接起動しないでください。新しいHDDまたはSSDでWindowsを起動できるように、システムクローンの作成が完了した後、コンピュータをシャットダウンしてください。そして、ソースディスクを取り外し、ターゲットディスクをソースディスクのソケットに接続します。ソースディスクは、補助記憶装置として別のソケットに挿入することができます。もし、ディスク全体を他のディスクにクローンしたいなら、「ディスククローン」を選択してください。