PCのフォルダをOneDriveに自動でミラーリングする方法3つ

デスクトップフォルダにないものでも、3つの方法で自動的にOneDriveにミラーリングすることができます。詳細は下記をご覧ください。

By @Machi 最後の更新 2022年12月05日

OneDriveは任意のフォルダをバックアップできるか?

OneDriveフォルダはMicrosoftアカウントを必要とし、そのフォルダ保護機能は、Windows 10/11 PCの「デスクトップ」「ドキュメント」「ピクチャ」などの重要なフォルダのみをバックアップまたは同期します。Windows 7/8/8.1を使用している場合、まずOneDriveデスクトップアプリをダウンロードしてから、手動で設定する必要があります。

ただし、デスクトップフォルダにないフォルダをOneDriveにバックアップまたは同期することは可能です。そのフォルダにコピーまたはペーストするか、「CドライブのProgram Filesを別ドライブに移動する方法」で紹介した方法と同様に、mklinkを使用してOneDriveフォルダとのシンボリックリンクを作成するだけです。さらに、ファイル同期フリーソフト- AOMEI Backupper Standardを利用することもできます。では、下記を読み続けて、フォルダをOneDriveに同期する方法を学びましょう。

PCのフォルダをOneDriveに自動でミラーリングする方法

次に、PCのフォルダをOneDriveに自動でミラーリングする方法を3つ紹介します。ニーズに応じていずれかの方法を選択することができます。

方法1:デスクトップフォルダでフォルダをOneDriveに同期

OneDriveはWindows 10/11に標準搭載されている機能です。ここでは、Windows 10を例にして、任意のフォルダをOneDriveにバックアップする手順を説明します。また、この手順はWindows 11にも適用できます。Windows 7/8/8.1を使用している場合、まずOneDriveデスクトップアプリをダウンロードしてください。

ステップ 1. 検索ボックスに「onedrive」と入力し、検索結果から「OneDrive」をクリックして、Microsoftアカウントでサインインします。

ステップ 2. 「OneDriveフォルダー」ページで、OneDriveで使用するフォルダを確認し、「次へ」をクリックします。フォルダの場所を変更したい場合は、「場所の変更」をクリックし、好みの場所を選択します。

ステップ 3. 次に、「次へ」→「後で」をクリックします。「OneDriveの準備ができました」ページで、「OneDriveフォルダーを開く」をクリックして、同期する必要があるファイルまたはフォルダをそこにコピー&ペーストします。これで、それらのファイルやフォルダは、自動的にOneDriveにアップロードされます。

OneDriveを使用する場合の潜在的な問題点:
面倒で時間がかかる:OneDriveフォルダ外のファイルを同期するには、手動作業が必要で、何度もコピー&ペーストを繰り返す必要があります。
同期ストレージの制限:デスクトップアプリでは、100GBまでのファイルしか同期できません。
変更内容を効果的に同期できない:デスクトップアプリがOneDriveフォルダ内の変更されたファイルまたはフォルダだけをアップロードします。つまり、元の場所にあるファイルを変更した場合、OneDriveはそれらを同期しません。
エラーが発生しやすい:「同期保留中」や「現在このファイルを開くことが出来ません 」などのエラーが発生してファイルを同期できないことがあります。

方法2:mklinkでPCのフォルダをOneDriveに同期

ピクチャ、ビデオなど、PCのフォルダをmklinkでOneDriveに同期するには、OneDriveフォルダのパソが必要があります。デフォルトでは、OneDriveフォルダはC:\Users\[ユーザー名]に設定されています。

ステップ 1. スタートアイコンを右クリックし、メニューから「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。

ステップ 2. 以下の構文に基づき、コマンドラインを入力します。

mklink /j "C:\Users\Username\OneDrive\フォルダ名" "同期元フォルダのフルパス"

例:「E: \videos」をOneDriveに同期する場合、同期元のフォルダのフルパスを「E: \videos」、フォルダ名を「videos」とし、「mklink /j "C:\Users\Username\OneDrive\videos" "E: \videos"」と入力して「Enter」キーを押してください。

ステップ 3. これで、OneDriveフォルダに「videos」というフォルダが自動的に作成されます、Eドライブにある元のフォルダの変更がそのフォルダに同期され、逆も同じです。

★ 注意:
フォルダ名は、OneDriveに同期したいですが、OneDriveのデスクトップフォルダにないフォルダを指します。このフォルダはソースフォルダのリンクであるため、両方のフォルダに同じ名前を付けると、何にリンクしているのかが分かりやすくなります。
同期元フォルダのフルパスは、OneDriveに同期するフォルダのパスです。
OneDriveデスクトップにあるそのフォルダを削除するだけで、リンクを元に戻せます。ソースフォルダには何の影響も与えません。

方法3:AOMEI BackupperでフォルダをOneDriveに自動的にミラーリング

上記の方法のほかに、ファイル同期ソフトを使用して、PCのフォルダをOneDriveにミラーリングすることもできます。ここでは、AOMEI Backupper Standardをお勧めします。このソフトを使って、いくつかのクリックだけで、フォルダやファイルを移動せず、OneDriveに簡単に同期できます。具体的に、次のようなメリットがあります:

ファイルの変更頻度に応じて、1時間ごとから毎月まで自動同期の実行を設定することができます。また、パソコン作業時に、同期を実行したい場合、パソコンを使わない時にパソコンを起動して同期を実行することを設定できます。
さらに、OneDriveに加えて、Dropbox、Google Drive、またはNAS、内蔵/外付けHDD/SSD、共有フォルダなどの他の場所を同期先/元として設定することもできます。
Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPに対応しています。

これから、AOMEI Backupperを使用して、フォルダを移動せず、OneDriveに同期する方法をご紹介します。まず、AOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールしましょう。

無料ダウンロード Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速

ステップ 1. AOMEI Backupper Standardを起動します。そして、「同期」→「ベーシック同期」をクリックします。

AOMEI Backupper Professionalにアップグレードすると、他の3つのより強力な同期モードが利用可能です:
ミラー同期:OneDriveフォルダは常にローカルフォルダと同じファイルを保持します。
リアルタイム同期:ローカルフォルダが変更されると、すぐにOneDriveに同期されます。
双方向同期:一方でファイルを変更すると、もう一方のフォルダで同期を取ります。

ステップ 2. 「フォルダを追加」をクリックして、同期したいローカルフォルダを選択します。

ステップ 3. 複数のフォルダを追加したい場合、追加されたフォルダパスの上にある「+」アイコンをクリックすればよいです。そして、逆三角形アイコンをクリックし、「クラウドドライブを選択」を選択します。

ステップ 4. OneDriveを選択し、「はい」をクリックします。

▶ 注意:リストでOneDriveが見つからない場合は、ステップ3に戻り、逆三角形アイコンの横のフォルダアイコンをクリックし、OneDriveのローカルフォルダを手動で選択します。

ステップ 5. すべての設定を確認し、問題がなければ、「開始」をクリックします。   

▶ ヒント:
オプション:ここでは、同期完了後のメール通知ファイル削除の同期を有効にすることができます。
自動同期:ここでは、毎日/毎週/毎月の3つの自動同期オプションをサポートし、自動同期を設定することができます。また、AB Proにアップグレードすると、イベントトリガー/USB挿入の2つのより柔軟的なオプションを楽しめます。
同期した後、ソースフォルダの名前を変更しないでください。そうしないと、ソフトウェアはそのフォルダの変更が同期されなくなります。

また、AOMEI Backupperはクラウドストレージ-AOMEI Cloudを提供しています。「クラウドバックアップ」機能で、ファイル/フォルダをAOMEI Cloudにバックアップできます。

バックアップは同期と違い、バックアップするファイル/フォルダの異なるバージョンを保持しています。このため、ファイル/フォルダをある日に編集する前の状態に戻したいなら、バックアップが役立ちます。AOMEI Cloud(1TB)は、15日間無料試用可能で、ぜひ使ってみてください。

おまけ:OneDriveフォルダにすべてを同期しない

特定のフォルダだけをローカルに同期したい場合、OneDriveの設定を利用することができます。

タスクバーのOneDriveアイコンをクリックして、「その他」→「設定」→「アカウント」タブ→「フォルダーの選択」を選択して、「すべてのファイルを使用できるようにします」のチェックを外し、コンピュータに同期したいフォルダをチェックして、「OK」をクリックして、変更を保存します。

まとめ

この記事では、PCのフォルダをOneDriveにミラーリングする方法を3つ紹介しました。1番目の方法は直接OneDriveを使用することで(ファイル/フォルダをコピー&ペーストする必要がある)、2番目の方法はmklinkコマンドを使用してシンボリックリンクを作成し、フォルダを移動せずにOneDriveに同期することで、3番目の方法はフォルダを移動せず、シンボリックリンクも作成ぜず、フォルダをOneDriveに同期することです。

ご覧のように、ファイル/フォルダ同期フリーソフト-AOMEI Backupper Standardを使用する方法3が最も簡単で、安定性も高いです。また、ニーズに応じて毎日/毎週/毎月の頻度から自動同期の実行を設定できます。今すぐダウンロードし、使ってみましょう!