OneDriveを外付HDDに自動同期するためのソフトを探していますか?この記事では、最高の自動同期フリーソフトとその使い方についてご紹介します。興味のある方、ぜひ読み進めてください。
「自宅のパソコンで作成した文書をUSBメモリに入れるのを忘れてしまい、会社に着いてから文書を作成し直した・・・といった経験をしたことはないでしょうか?このようなミスを防げるのが、Microsoft社が提供しているOneDriveです。」しかし、OneDriveとは一体何ですか?
OneDrive(ワンドライブ)とは、「オンラインストレージサービス」です。簡単にいうと、「インターネット上のファイル保存場所」です。以前は「SkyDrive」と呼ばれていましたが、「OneDrive」という名称に変更されました。
クラウドストレージの一つとして、Officeファイルはもちろんのこと、写真や動画など様々なデータファイルをネット上に保存できます。Microsoftアカウントさえあれば、5GBの保存領域を無料で使用できます。
Windows 7や8では、デスクトップ画面でOneDriveを使用するには別途アプリをインストールする必要がありましたが、8.1以降ではその必要はありません。Microsoftアカウントでパソコンを使っているなら、エクスプローラーでOneDriveを起動し、初期設定を行えばそのまますぐにデスクトップ上でも利用することができます。
●ネットを通じてファイルなどをローカルのOneDriveフォルダに保存することでオンライン上のクラウドサーバーにデータを保存できる👉より詳しい情報
●アップロードしたデータは簡単に共有できる
OneDriveはインターネット上にあるので、インターネットにつながっている端末(パソコンやスマホ、タブレットなど)なら、どこでもファイルを保存したり、開くことができます。同じMicrosoftアカウントでサインインすることで、別のパソコンからでもファイルを利用することができます。 ※例えば、会社で作業していたファイルをOneDriveに保存し、帰宅してから自宅のパソコンで開いて続きの作業をする、といった使い方もできます。 ※補足:iPhoneでもAndroidスマホでもOneDriveのアプリをインストールし、Microsoftアカウントとパスワードでログインすればファイルを開いたり編集したりすることもできます。
●ファイルのバックアップが可能である
もし、会社のPCが壊れたとしても、OneDriveにアップロードしておけば、そこからファイルを復活させることができます。
●バージョン管理と復元
OneDriveはファイルのバージョン管理機能を提供しており、過去のバージョンに戻すことができます。誤ってファイルを上書きした場合や、以前の状態に戻したい場合に便利です。
●容量の拡張性
OneDriveの基本的なストレージ容量は5GBですが、有料プランを選択することで追加のストレージ容量を購入することができます。これにより、大量のファイルやメディアコンテンツを保存することができます。
ファイルをOneDriveクラウドにアップロードして同期する方法は非常に簡単で、普段使うCドライブやDドライブのようにファイルをOneDriveフォルダに保存すれば自動でOneDriveへアップロード・同期します。
⭐重要:初期設定ではあらかじめ用意されたOneDriveフォルダ(通常Windows10の場合、OneDriveフォルダのフルパスはC:¥Users¥ユーザー名¥OneDriveである)ではなく、別のフォルダを「OneDriveフォルダ」として使用したい場合には、「場所の変更」をクリックして、OneDriveの同期フォルダをCドライブから別の場所に移動することができます。 👉詳しい手順は後で述べます。
OneDriveクラウドに保存したいファイルが見つかったら、エクスプローラーの左側のリストにある「OneDrive」の文字部分へファイルをドラッグアンドドロップします。これでOneDriveフォルダにファイルが移動され、自動でアップロード&同期が開始されます。
OneDriveに保存されているファイルを見るには、エクスプローラーからOneDriveフォルダを開いてファイルをクリックすれば内容を見ることができます。また、OneDriveフォルダ内のファイルの内容変更や削除は、全てOneDrive上のファイルに自動的に反映されます。Windowsのファイルと同じように編集して保存すれば、OneDrive上のファイルも上書き保存されます。そのため、OneDriveフォルダ上でファイルの編集を行えば、特別な操作は必要ありません。
ランサムウェア攻撃などによってOneDriveフォルダ内のファイルが暗号化されているか破損している可能性があります。上述のようにOneDriveフォルダとOneDriveクラウドが自動同期されるため、OneDrive上のデータも失われるかもしれません。データを保護するために、OneDriveフォルダをオフサイトバックアップ(或いはオフラインバックアップ)しておいたほうがいいです。また、安全性を考えると、外付けHDDをバックアップ先(保存場所)として選択することをお勧めします。
🔥結論:大切なデータを二重に守ることができるようにオンラインストレージ(OneDriveクラウド)上のファイルを外付けHDDに同期しようとする場合には、ローカルOneDriveフォルダを外付けHDDと同期すればいいです。
AOMEI Backupper Standardは信頼性の高いファイル&フォルダ同期ツール(無料)で、Windows 11/10/8/7/XP/Vistaに対応します。このソフトによって、フォルダをローカルからクラウドストレージ(OneDrive、Dropbox、Google Drive)へ、またはクラウドストレージからローカルへ同期することができます。また、次のようなメリットがあります:
ローカルディスク、クラウドストレージに加えて、フォルダを外付けHDD/SSD、SDカード、USBメモリ、NAS、共有フォルダなど様々なストレージデバイスの間に同期させることができます。
自動同期を実行することができます。毎日、毎週、毎月、USB挿入、イベントトリガー(サインイン/サインアウト、システム起動/シャットダウン)の5つの自動同期モードをサポートしています。
削除操作の同期をサポートしています。
この無料ファイル同期・バックアップソフトを使用すると、複数の同期タスクを作成することができます。以下の手順に従って、OneDriveフォルダを外付HDD(この例ではUSBメモリを例としましょう)に自動同期しましょう。
1. AOMEI Backupper Standardを無料でダウンロードしてインストールし、起動します。
2. 「同期」タブ→「ベーシック同期」をクリックします。 ※デフォルトでは、新しく追加&更新されたファイルのみ同期され、削除操作をソースディレクトリからターゲットディレクトリへ同期するか選択可能です。
🌞双方向同期:一方のディレクトリに変更があれば、もう一方に同期します。つまり、ソースフォルダが変更が検出されると、ターゲットフォルダに同期します。その逆も同じです。 🌞リアルタイム同期:ソースパソコンのフォルダに変更があれば、すぐにターゲットパソコンに同期します。このモードで、自動同期を設定する必要がありません。 🌞ミラー同期:ターゲットフォルダをソースフォルダと全く同じに保ちます。ソースフォルダにないファイルがターゲットフォルダに追加されたら、削除されます。
3. ベーシック同期の画面で「フォルダを追加」をクリックしてOneDriveフォルダをソースフォルダ(同期元)として選択します。OneDriveフォルダ全体を同期したくない場合、1つ以上のサブフォルダをソースフォルダとして指定することもできます。
▶ ヒント:特定の拡張子を持つファイルを同期したくない場合、フィルタを設定して条件に合うファイルを除外することができます。でも、フィルタオプションという機能はAOMEI Backupper Professional版で利用可能です。
4. 下図のように、パソコンに接続した外付けHDD(USBメモリ)またはその上のフォルダを同期先として選択します。
5. 必要があれば、「スケジュール」をクリックして自動同期を設定することができます。コメント入力、電子メール通知などの詳細設定について、「オプション」をクリックすることができます。最後は、問題なければ「開始」をクリックします。
これで、OneDriveフォルダの内容は設定通りに外付けHDDと同期されます。ファイルとフォルダの同期だけでなく、このフリーソフトは他の機能も提供しています。例えば、ファイルバックアップ、システムバックアップ、HDDクローンなどです。
💭補足:AOMEI BackupperもクラウドストレージAOMEI Cloudを提供しています。その「クラウドバックアップ」機能で、ファイル/フォルダをAOMEI Cloudにバックアップできます。バックアップは同期と違い、バックアップするファイル/フォルダの異なるバージョンを保持しています。 このため、ファイル/フォルダをある日に編集する前の状態に戻したいなら、バックアップが役立ちます。AOMEI Cloud(1TB)は、15日間無料試用可能で、ぜひ使ってみてください。
ご存知のように通常はCドライブのユーザーフォルダ配下にOneDriveのディレクトリが存在します。Cドライブが壊れたら、OneDriveフォルダ内のファイルも失われる可能性が高いです。次は、OneDriveとの連携に使用するフォルダをCドライブから別の場所(例えば、外付けHDD)に移動する方法についてご紹介しましょう。
手順 1. 通知領域(タスクバー)で「隠れているインジケーターを表示します」の「∧」矢印をクリックし、表示されたアイコンの一覧から「OneDrive」アイコンを右クリックし、表示されたメニューから「設定」を選択します。
手順 2. Microsoft OneDriveが表示されるので、「アカウント」タブの「このPCのリンク解除」をクリックします。
手順 3. 「この PC 上のアカウントのリンクを解除しますか?」と表示されるので、「アカウントのリンクを解除」ボタンをクリックします。
手順 4. すると「OneDriveを設定」が表示されます。暫くこれを無視しましょう。
▶ ヒント:現在のOneDriveの同期を解除しますが、クラウドのデータは消えるわけではないので安心して次の手順を実行してください。
手順 5. 次に、OneDriveフォルダーを移動します。エクスプローラーを起動し、OneDriveフォルダ(通常、C:\Users\[ユーザー名]にある)を探し、選びます。「ホーム」タブで、「移動先」→「場所の選択(外付けHDDまたはその上のフォルダを移動先として選択する)」→「移動」を順にクリックします。
手順 6. OneDriveフォルダ内のすべてのコンテンツを外付けHDDに移動した後、「OneDriveを設定」画面に戻って、自分のOneDriveアカウントでサインインします。
手順 7. 後は、指示に従って「OneDriveフォルダーです」画面の「場所の変更」をクリックして新しいフォルダーの場所を選んでから 「OK」をクリックします。新しい場所のOneDriveフォルダーにファイルが既に存在することを知らせるメッセージ(確認ダイアログ)が表示され、「この場所を使用」を選んでOneDriveの設定を終了します。
上述したとおり、OneDriveフォルダのデフォルト・パスはデータ保護に理想的でないので、OneDriveフォルダから外付けHDDへ完全同期を実行したり、OneDriveフォルダを外付けHDDに移動する必要があります。
OneDriveクラウドストレージに保存しているファイルを安全に保つために「AOMEI Backupper StandardでOneDriveフォルダをUSBメモリと同期させる方法」と「OneDriveフォルダを外付けHDDに移動する方法」についてご紹介しました。パソコン初心者でも簡単に操作できると思います。
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