Windows10/11でユーザープロファイルをコピーして別PCに移行

Windows10/11でユーザープロファイルをコピー、バックアップして別のPCに移行すれば、新しいPCでWindows10/11の設定を新たにカスタマイズする必要がありません。

By @ゆき 最後の更新 2024年10月16日

Windows 10/11ユーザープロファイルとは?

Windows10/11では、ユーザープロファイルというものがあります。ユーザープロファイルとは何ですか?

  • 豆知識(゜ω゜):ユーザープロファイルとは、ユーザー毎のデータ(※データというのはデスクトップやドキュメント、お気に入り、ブラウザの履歴などのユーザー個人のファイルを指します。)や設定(※設定というのは、デスクトップの画面設定を指し、ユーザーが設定したWindowsやアプリケーションの個々の設定も指します。)を指します。

    つまり、ユーザープロファイルは、パソコンのユーザーがよく使うデータや設定が保存されているファイル群のことです。通常、デスクトップの背景、スクリーンセーバー、ポインタ、サウンド、およびその他の機能の設定、そしてあなたの個人情報を保存しています。

スタートボタン→Windowsシステムツール→コントロールパネル→ユーザーアカウント→ユーザープロファイルの詳細プロパティの構成をクリックすると、ユーザープロファイルを開くことができます。

1台のPCを複数のユーザーが使う時に、ユーザー毎にデスクトップやドキュメントが分かれていなかったら、どうなるでしょうか?どのファイルがどのユーザーが作成したのか見分けがつかなくなってしまいます。

ユーザー毎にデータや設定を保存する場所が分かれていると、1台のPCでも別のPCを使っているような環境になりますよ。こういった点においてユーザープロファイルは非常に便利な機能です。

Windows 10/11でユーザープロファイルをコピーする理由

ご存知のように、新しいWindows 10/11コンピュータを希望する様子にカスタマイズするのはかなり時間がかかります。それに今回、設定が完了しても、また新しいPCを購入して置き換えたい場合、や新しいHDDまたはSSDにWindowsをクリーンインストールしたい場合、面倒な設定操作をもう一度行う必要があります。

このようなことに備えて、Windows 10/11ユーザプロファイルをコピー(バックアップ)しておいて、新規インストールが必要な別のWindows10/11 PCに移行することができます。ユーザープロファイルのコピーもデータの消失を防ぐための良い習慣です。

Windows 10/11でWindows Updateを実行する時、一部のフォルダーを正常に書き直すことができないかもしれません。また、ランサムウェアなどのウイルスのせいでユーザープロファイルにアクセスできない可能性もあります。そのため、日頃からユーザプロファイルのバックアップを取っておくべきです。

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Windows 10/11バックアップ機能でユーザープロファイルをコピー

Windows 10/11に標準搭載されている「バックアップと復元(Windows 7)」機能を使用して、ユーザープロファイルのデータをバックアップできます。共有フォルダ、外付けHDDまたは他のリムーバブルメディアにバックアップすることをお勧めします。

Windows 10/11の「バックアップと復元」でユーザープロファイルをコピーする手順は次のとおりです。

1. 「スタート」ボタン→「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」→[バックアップと復元]に移動(Windows 7)をクリックして「バックアップと復元」を開きます。

2. バックアップと復元(Windows 7)ウィンドウで、画面右側にある「バックアップの設定」をクリックします。

3. バックアップの設定が表示されます。ここで、Windows10/11ユーザープロファイルのバックアップを保存する場所を選択し、「次へ」をクリックして続行します。

4. 次の画面でバックアップの対象を選択します。今回は「自分で選択する」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。

「自動選択」はCドライブ(システムイメージ)とすべてのユーザーデータ(ピクチャやドキュメント)をそのままバックアップする設定です。
「自分で選択する」はユーザーやバックアップするフォルダの選択のほか、Dドライブなど、システム以外のドライブもバックアップに含める設定です。

5. すると、デフォルトでは作成した全てのユーザープロファイルとシステムドライブが選択されました。ユーザープロファイルのみをバックアップしたい場合、「次のドライブのシステムイメージを含める」のチェックボックスにはチェックを外してください。

6. バックアップの要約の欄にバックアップする項目を確認できます。「スケジュールの変更」をクリックすると、定期的なバックアップの実行時間などを変更することができます。問題なければ「設定を保存してバックアップを実行」をクリックしましょう。

ユーザープロファイルを別のPCに移行する必要がある場合、このバックアップを別のコンピュータにコピーしてから復元できます。また、それをWindows10/11回復ドライブから復元することもできます。

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システムの詳細設定からユーザープロファイルをコピー

イメージファイルを作成せず、Windows10/11ユーザープロファイルを別のHDDまたはパソコンに直接コピーしたい場合、2番目の方法を試してみることができます。これはもっと簡単な方法です。Windowsに内蔵されているツールを使用してユーザープロファイルをコピー、削除、移動することができます。

手順 1. 「PC」を右クリックして「プロパティ」を選択します。そして「システムの詳細設定」を選択します。

手順 2. 「ユーザープロファイル」下の「設定」ボタンをクリックします。

手順 3. ポップアップウィンドウに全てのユーザープロファイルが表示されます。既定のプロファイルを選択、そして「コピー先」をクリックして他の場所にコピーすることができます。

注意:ほとんどの場合、「コピー先」ボタンはグレイのまま無効となっています。それを有効にするためにEnabler(イネーブラー)をダウンロードして実行することができます。

バックアップソフトでユーザープロファイルをバックアップ

多くのディスク容量を占有せず、ユーザープロファイルを継続的にバックアップしたい場合、AOMEI Backupper Standard - 無料バックアップソフトを使用できます。

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  • また、Windows Server 2012/2016/2019/2022に対応したい場合、Server版を使用してください。企業で台数無制限のPCを守りたい場合、Technician版(※そのAOMEI Image Deployツールを利用して、ネットワーク経由でサーバー上のシステムイメージを複数のクライアントに展開または復元できます。)を選ぶことができます。企業で台数無制限のPCとサーバーを守りたい場合、Technician Plus版(※クライアントに有償技術サービスを何らの制限なく提供できます。また、ポータブル版を作成するためにインストールディレクトリをコピーできます。)を選ぶことができます。

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★AOMEI Backupperを使用してユーザープロファイルをコピーする方法は次のとおりです。

ステップ 1. このバックアップ&復元フリーソフトをダウンロードしてインストールします。

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ステップ 2. 「バックアップ」タブをクリックして「ファイルバックアップ」を選択します。

ステップ 3. 「フォルダを追加」をクリックしてコピーしたいユーザープロファイル(バックアップ対象)を選択します。

ステップ 4. 下図のようにイメージバックアップを保存する場所(バックアップ先)を指定します。

ステップ 5. 必要であれば、「スケジュール」をクリックしてバックアップの時刻またはイベントトリガーを設定できます。「詳細」のタブでバックアップが行われるモード(増分、差分またはフルバックアップ)を指定できます。

ステップ 6. 「開始」をクリックして「スケジュールを追加して、今すぐバックアップ」または「スケジュールを追加」を選択してバックアップを実行します。

ヒント:
最初のフルバックアップ以後、ディスク容量を節約するために、スケジュールされたバックアップはデフォルトで増分バックアップとして実行されます。
「スキーム」を有効にしてバックアップ用のディスクス容量を自動的に管理したり、バックアップを実行する頻度を変更したりすることができますが、有料版ならではの機能です。

また、AOMEI Backupperはクラウドストレージ-AOMEI Cloudを提供しています。クラウドストレージは実体がなく、物理的な損傷などによるデータ損失を回避できますし、インタネットがあれば、どこでもクラウドからデータを復元できるというメリットがあります。

クラウドバックアップ」機能を使用して、ユーザープロファイルをAOMEI Cloudにバックアップできます。元のユーザープロファイルが紛失・破損した場合、AOMEI Cloudからデータを復元することで、簡単に取り戻すことができます。AOMEI Cloud(1TB)は、15日間無料試用可能で、ぜひ使ってみてください。

✎補足オペレーティングシステムが入っているHDD全体を他のHDDやSSDに丸ごと移行したい場合、このソフトの「ディスククローン」機能を使用できます。同様にこれはMBRディスクからMBRディスクへのクローンができますが、MBRディスクからGPTディスクへ、またはGPTディスクからMBRディスクへ、GPTディスクからGPTディスクへクローンしたい場合、有料版を使用してください。また、大容量ディスクから小容量ディスクにクローンすることもできます。 大容量HDDから小容量HDD/SSDへクローンするフリーソフト