Windows 10の新規クリーンインストールを行おうとしますが、すべてのデータを失いたくない場合、事前にWindows 10のバックアップを作成しておくという方法があります。
クリーンインストールとは、Windows 10を初期状態に戻し、不要なプログラムやエラーを完全に削除するために、システムを再インストールする作業を指します。つまり、一度完全に消去してから新規にインストールする作業を指します。
お使いのコンピューターに問題が発生する場合、クリーンインストールは非常に有効な解決策となります。例えば:
Windows10の動作が遅くなる
プログラムが異常に終了する
システムがクラッシュする
本当の原因を見つけるのは難しいし、Windowsの再インストールはこれらの深刻な問題をほぼ解決できます。
また、Windows 7や8.1からWindows 10にアップグレードした後に不具合が発生した場合にも、クリーンインストールを行うことで、不要なファイルや設定を削除し、システムの安定性とパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能です。
そのため、パソコンの状態をリフレッシュしたい場合には、クリーンインストールを強くおすすめします。
一般的に、Windows 10を新規クリーンインストールした後、Cドライブに保存されたファイルやプログラムは全て失われます。これは、システム問題を解決できますが、調子の良いプログラムを再インストールするのが面倒です。
Windows 10の(再)インストール時にデータを保護する方法は、主に2つあります。
Cドライブに十分な空き容量(少なくとも16GBの空き容量)があれば、Cドライブをフォーマットせずにそのまま新しいWindows 10をインストールできます。
この場合、以前のユーザーデータは「Windows.old」というフォルダに自動的に保存され、28日間保持されます。インストール完了後、このフォルダから必要なファイルを手動で取り出すことが可能です。
Windows10の新規クリーンインストールを行う場合には、事前にシステム全体または個別データのバックアップを作成しておくのが安全です。
インストール完了後、バックアップから必要なファイルやプログラムを選択的に復元することができます。
☞次の章では、このバックアップ方法について詳しくご紹介します。
CドライブのみをクリーンアップしてWindows10を再インストールしたいなら、データ消失を防ぐためにシステムのみをバックアップできます。
HDD全体をクリーンアップしてから新規クリーンインストールを実行したいなら、ディスク全体を丸ごとバックアップできます。
バックアップ作成には、無料で使える高性能ソフト「AOMEI Backupper Standard」をお勧めします。このソフトなら、ファイル/システム/パーティション/ディスクバックアップが簡単にでき、さらにバックアップから必要なデータだけを選んで復元することも可能です。
ここでは、AOMEI Backupper Standardを使用してWindows10のシステムバックアップを作成する方法について説明しましょう~
手順 1. このフリーソフトをダウンロードし、インストールし、起動します。
手順 2. 「バックアップ」タブ→「システムバックアップ」をクリックしてシステムだけをバックアップします。
※NOTE:ディスク全体をバックアップしたいなら、「ディスクバックアップ」を選択すればいいです。
手順 3. 次の画面でシステムに関するパーティションが自動的に選択されるので、システムイメージを保存する場所だけを指定する必要があります。
手順 4. 操作概要を確認します。問題なければ「開始」をクリックしてシステムバックアップを始めます。
新規クリーンインストールはCドライブ上のデータをすべて削除するので、Windows10をUSBメモリ、外付けHDDまたは共有フォルダ/NAS(ネットワークアタッチトストレージ)にバックアップすることをお勧めします。
AOMEI OneKey Recoveryを利用して、ワンキーでシステムを回復パーティションまたは別の場所にバックアップしたり、システムに問題が発生した場合、パソコン起動時にF11(デフォルト)またはAキーを押して、Lenovo OneKey Recoveryのように、ワンキーでシステムをバックアップ時点までの状態に復元することができます。
Windows 10をゼロから再インストールするために、Windows 10のインストールメディア(ディスクまたはUSBメモリ)を用意する必要があります。そのどちらでもない場合、マイクロソフトの公式サイトからWindows 10のインストールメディア作成ツールをダウンロードして一つを作成することができます。その後、次の手順に従ってください。
手順 1. Windows 10インストールディスクをコンピューターに接続します。
手順 2. 特定のキー(通常、DeleteまたはF2)を押してBIOS設定メニューに入ります。コンピューターをインストールディスクから起動するために、起動順序を変更します。
手順 3. Windowsセットアップの画面が読み込まれたら、言語などの設定を選択して「今すぐインストール」をクリックします。
手順 4. 新規クリーンインストール後でもWindows 10は自動的にライセンス認証されるので、今回はプロダクトキーの入力が要求される画面で「プロダクトキーがありません」をクリックします。
手順 5. Windows 10のインストールの種類を選択します。クリーンインストールを確保するためにカスタムを選択します。
手順 6. システムおよびシステムで予約済みのパーティションを削除します。そして割り当てられていない領域を選択し、「新規」をクリックして新しいシステムおよびシステムで予約済みのパーティションを作成します。作成したパーティションを選択してWindows 10をクリーンインストールします。
手順 7. クリーンインストール中、PCは数回再起動するかもしれません。しばらくお待ちください。ファイルのコピーが完了した後、Windows 10インストールディスクをコンピューターから切断してクリーンインストールを完成させます。
現在、Windows 10のクリーンインストールが完了しました。それに、新規クリーンインストールのために前もってWindows10をバックアップしました。次は、取り戻したいファイルやフォルダだけを復元しましょう~
AOMEI Backupperを再インストールするか、またはAOMEI Backupperによって作成されたブータブルメディアを使用して、作成したバックアップからデータを復元できます。
AOMEI Backupperのホーム画面で、「復元」の代わりに「ツール」→「イメージのマウント」を選択します。
★システムイメージ全体を復元すると、クリーンインストールは無駄なことになります。
★上図のようにこの機能は有料です。個人PC向けのAOMEI Backupper Professional版にアップグレードする必要があります。また、ビジネスPC向けのWorkstation版、サーバーで利用可能なServer版や社内の台数無制限のパソコンで利用可能な企業向けTechnician Plus版もあります。
後は、分かりやすい画面指示に従って、仮想ドライブとして読み込みたいイメージファイルを選択します。プロセス完了後、Windows 10のファイルエクスプローラーからバックアップしたすべてのファイルにアクセスできます。復元したいファイルを相応の場所にコピーします。潜在的な問題を回避するために、元の場所(パス)に移動したほうがいいです。
結論として、新規クリーンインストールが必要である場合、クリーンインストールのためにWindows 10をバックアップしてください。ご覧のように、AOMEI Backupperはコンピューターのデータをバックアップするのに役立ちます。また、AOMEI Backupper StandardはHDDからSSDへのクローン、パーティションのコピー、ファイルやフォルダの同期などもできます。
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