Windows RE(リカバリ環境)でスタートアップ修復またはコマンドプロンプトを利用してWindows10が起動しない問題を解決しましょう!
パソコンの電源を入れてWindows10を起動しようとすると:
これでWindows10の起動が完了します。デスクトップが表示され、人間がOSやアプリなどを操作できるようになります。
Windows10を起動したら、くるくる回る起動画面から先に進まない、黒い画面で止まったまま立ち上がらないことがあるでしょうか?※例えば、「Windowsブートマネージャー」画面に以下のようなエラーメッセージが表示され、パソコンが起動しないことがありますか?
真っ黒な画面に「Windiws/operating/system/boot」の文字が入っている場合は、Windows10を起動するためのブートセクタ、マスターブートレコード(MBR)もしくはブート構成データ(BCD)の破損が原因で、起動できない可能性があります。※例えば、上述の例ではwinload.exeエラーによりWindows10は起動に失敗します。
Windows10が起動できない場合に、起動システムファイルに関する問題が検出されると、「自動修復」が開始されます。しかし、「PCが正常に起動しませんでした」エラーメッセージが表示されたり、自動修復の失敗を繰り返してしまったりして、Windows10起動しない問題を正常に修正できない場合があります。
こういう時に手動修復が必要です。「自動修復」画面から「詳細オプション」をクリックし、「スタートアップ修復」または「コマンドプロンプト」の回復オプションを使用してWindows10起動に関する問題を解決しましょう。
◎注意:Windows RE(リカバリ環境)で「スタートアップ修復」または「コマンドプロンプト」を行う必要があります。Windows10インストールメディアか、回復ドライブを用意し、それで起動してWindows REに入ることができます。BIOSでの起動順位の変更が必要かもしれません。 ※ヒント:インストールメディアを使う場合、インストール開始時に言語、時刻、キーボードなどを選択した後、次に進み、そこでインストールせず「コンピューターを修復する」→「オプションの選択」画面から「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」または「コマンドプロンプト」を選ぶことができます。
「スタートアップ修復」の機能は、システムファイルの不足や破損など、Windowsの起動を妨げる可能性のある問題が無いかどうかを診断し、問題を検知した場合はそれを修復します。「OSがうまく起動しないことが多い」「電源は入るがOSが起動しない」などといった場合はこの機能を試してみるとよいでしょう。
手順 1. 下記画面の通り「オプションの選択」画面が表示されたら、「トラブルシューティング」をクリックします。
手順 2. その後「トラブルシューティング」画面が表示されたら、「詳細オプション」をクリックします。
手順 3. 「詳細オプション」画面が表示されたら、「スタートアップ修復」をクリックします。
スタートアップ修復により、Windows10起動しない問題が解決できればOKですが、もし失敗したら、以下の方法を試すこともできます。
スタートアップ修復を試みますが、それでもWindows10起動しない場合には、bootrecコマンドでMBR情報・BCD情報の修復を試みることができます。
※Bootrec.exeはWindows REにしかない。通常のWindowsにはない。
手順 1. Windows REのオプションとして「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」と順に選択します。
手順 2. コマンドプロンプトが起動したら、下記のコマンドを1行ずつ入力して「Enter」キーを押します。
手順 3. 「exit」と入力してコマンドプロンプトを終了し、Windows10を再起動します。問題なく起動できればOKです。
Windows10が起動しないことや重要なデータが失われることに備えて、事前にシステムイメージおよび起動可能なメディアを作成しておくことができます。起動しないWindows10を修復するために起動可能なメディアからPCを起動し、システムイメージからWindows10を復元することができます。
ここでは包括的なバックアップフリーソフト「AOMEI Backupper Standard」を強くお勧めします。システムバックアップ&復元だけでなく、ブータブルメディアの作成機能も備えています。誰でも簡単に使えます。もっと多くのバージョン »
▼次は、AOMEI Backupper Standardを利用してブータブルメディアを作成する方法をご紹介しましょう。
手順 1. AOMEI Backupper Standardを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。「ツール」→「ブータブルディスクの作成」をクリックします。
手順 2. ここでは、Linuxブータブルディスクより柔軟性の高いWindows PEに基づいたブータブルディスクを作成します。
手順 3. USBメモリまたはCD/DVDをブータブルメディアとして使用する場合、事前にコンピューターに接続してください。
手順 4. ブータブルディスクの作成が完了したら「完了」をクリックします。
「スタートアップ修復」と「コマンドプロンプト」を利用してWindows10が起動しない問題を解決する方法は以上です。そのほか、AOMEI Backupper Standardを利用して事前にシステムをバックアップしておけば、Windows10が起動しない時、AOMEI Backupper Standardによって作成されたブータブルメディアで起動し、作成されたシステムイメージからWindows10を復元することで修復することもできます。
さらに、AOMEI Backupper Professionalにアップグレードすると、差分バックアップ、リアルタイム同期(如何なる削除/追加/編集操作は同期元のフォルダから同期先のフォルダへ同期される)/ミラー同期(同期先のフォルダは常に同期元のフォルダと同じファイルを保持する)/双方向同期(一方でファイルを変更するともう一方のディレクトリで同期を取る)、システムクローン、ユニバーサル復元など、もっと高度な機能を使用することができます。
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