この記事では、パソコンを新しく買い替えた後にOSの入ったHDDから新HDDへの付け替え・クローンを行う方法についてご紹介します。クローンした後、新PCを正常に起動できます。
「先日は新しいコンピュータを購入しました。毎度新PCにWindows10の入ったHDDを移動しようとしましたが、ブートエラーが起こるか、Windows 10がアクティブにならないことがあります。再インストールやフォーマットなどを行わずにWindows OS入りのHDDを別のPCにコピーして起動できますか?何かアドバイスがあれば幸いです。」
- あるユーザーからの質問
どのように古いパソコンのHDDを新しいパソコンのHDDに移動するのですか?同じパソコンでHDDを別のHDDまたはSSDへ移行するのとは違っていて、それは2台のPC間でHDDのデータを移動することなので、アクティベーション(ライセンス認証)やハードウェアの構成などを考える必要があります。
新しいパソコンに買い替えた後、新しいHDDへの付け替え・アップグレードも実行したいかもしれません。新規インストールができますが、一般ユーザーにとって少し複雑ですし、かなり時間がかかります。また、使い慣れたWindows 10/11を使い続けたい場合、やOSとアプリを再インストールしたくない場合、OS入りのHDD全体を新PCのHDDに移動することができます。
しかし、2台のパソコン間でのHDDのデータ移行は確かに簡単なことではありません。ハードウェアやアクティベーションの問題が発生することがあります:
OS入りのHDDを別のPCに移動する時に、やり方のほかにドライバの互換性も考えておくべきです。もし、新しいPCは古いPCと同じハードウェアを使用しているなら、操作が簡単になります。起動の問題を心配せずに古いHDDを新しいHDDに直接クローンすればいいです。
しかし、新しいPCは古いPCと異なるハードウェアを使用している場合には、「クローンしたHDDが起動しません」という問題が発生することがあります。
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Windowsライセンス認証は、OS入りのHDDを新PCに移行する時のもう一つの問題になります。ハードウェアの問題を解決したとしても、Windows10/11のプロダクトキーを新しいPCに移動できるか、ライセンス認証が通るかを検討する必要があります。
通常、OEM版、パッケージ版(リテール)、ボリュームライセンス、3種類のWindowsライセンスがあります。リテール版のライセンスとボリュームライセンスはインターネットに接続すると自動的に認証されます。一度Windowsをインストールしたパソコンのライセンス認証を解除し、改めて他のパソコンにインストールし直すといったことが可能です。
一方、OEM版のライセンスは、購入したパソコン本体のみに使用可能なので、別のPCに移行されません。新しいパソコンでOEM版のライセンス認証を行うために、マイクロソフトに電話する必要があります。
次は、ハードウェアやライセンス認証などの問題もなく、Windows10/11のインストールされたHDDのデータを現パソコンから新パソコンのHDDに丸ごと引っ越し・移動する方法について解説しましょう。
Win 10/11の入ったHDD/11を別のPCに移動して起動できるために、強力なバックアップ&復元ソフト「AOMEI Backupper Professional」を強くお勧めします。その「ユニバーサル復元」機能を使用すれば、異なるハードウェア構成であろうと、異なるライセンス種類であろうと、何の問題もなく現PCのHDDから新PCのHDDへ全てのデータを簡単に移行することができます。
また、このソフトは以下のようなメリットがあります:
ディスククローン(HDD全体のクローン)、システムクローン(OSのみのクローン)、パーティションクローン(特定のパーティションのクローン)をサポートします。
Samsung、Cruial、WD、東芝などのすべてのブランドのディスクをサポートします。
また、「システムバックアップ」「ディスクバックアップ」「パーティションバックアップ」などのバックアップ機能を提供し、バックアップを異なるハードウェアへ復元できる「ユニバーサル復元」機能をサポートします。
Windows PEまたはLinuxに基づいてブータブルメディアを簡単に作成することができます。
Windows 11/10/8/7/Vista/XPに対応しますが、サーバ(Windows Server 2025、2022、2019、2016、2012など)で利用可能なAOMEI Backupper Server、台数無制限のPCで利用可能なAOMEI Backupper Technicianなどの有料版もあります。
OS入りのHDDから別のPCのHDDへ移行して起動できるには、旧PCでディスクバックアップとブータブルメディアを作成してから、新PCにイメージファイルを復元します。次は、詳しい手順を解説していきましょう:
手順 1. AOMEI Backupper Professionalを古いPCにダウンロードし、インストールし、起動します。「バックアップ」タブ→「ディスクバックアップ」をクリックし、ウィザードの指示に従ってディスクバックアップの作成を完成させます。
※外付けHDDや共有フォルダ/NASをバックアップの保存先として指定したほうがいいです。
手順 2. そして、同じパソコンでAOMEI Backupper Professionalを使ってブータブルCD/DVDまたはUSBを作成します。
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手順 3. 次には、AOMEI Backupperによって作成されたブータブルメディアから新しいパソコンを起動します。AOMEI Backupperのメイン画面が表示された後、「復元」タブをクリックします。
手順 4. 「タスクを選択」または「イメージファイルを選択」をクリックし、前に作成したディスクバックアップイメージを選択して「次へ」をクリックします。
手順 5. 「ディスク全体を復元」を選択して「次へ」をクリックします。
※「ディスク上のパーティションを復元」を選択すると、特定のパーティションだけを復元することができます。
手順 6. ここでは、ディスクバックアップイメージの復元先(新PCのHDD)を選択して、「次へ」をクリックします。
手順 7. 次の画面で「ユニバーサル復元」にチェックが入っていることを確認します。問題なければ、「開始」をクリックします。
復元先のディスク上のパーティションのサイズを変更したい場合は、「パーティションを編集」をクリックすることができます。
復元先はSSDである場合は、「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れることができます。
💭ビデオ・チュートリアル(英語版):
復元後、古いパソコンと新しいパソコンの両方は通常通りに使用できるはずです。
また、システムを別のPC(そのハードウェアが元のPCと同じである必要があります)に直接クローンできます。具体的な手順は以下です:
手順 1. ターゲットディスクを元のPCに接続し、検出できることを確認します。AOMEI Backupper Professionalを起動して、「クローン」→「システムクローン」をクリックします。
元のHDD/SSD全体を別のPCにクローンしたい場合、「ディスククローン」をご利用ください。
手順 2. デフォルトで、Windowsの起動に必要なドライブが既に選択されるので、接続されたHDD/SSDをクローン先として選択すればよいです。「次へ」をクリックします。
手順 3. すべての設定を確認し、問題がなければ、「開始」をクリックします。
SSD 4Kアライメント:ターゲットディスクがSSDである場合、このオプションにチェックを入れると、SSDの読み取りと書き込みの速度をさらに向上させ、寿命を延ばせます。
セクター単位のクローン:デフォルトで、使用されているセクターのみクローンします。このオプションにチェックを入れると、すべてのセクターをターゲットディスクにクローンします。しかし、ターゲットディスクの容量はソースディスクと同じまたはより大きい必要があります。
クローンした後、クローンしたHDD/SSDをPCから取り外して、別のPCに取り付けます。その後、PCを起動し、BIOSで起動ドライブを取り付けばかりのHDD/SSDに変更しましょう。詳細については、読み続けてください。
手順 1. コンピュータを再起動します。メーカーのロゴが表示されると、パソコン/マザーボードのメーカーによって特定のキーを押し続けて、BIOSに入ります。
手順 2. 矢印キーで「Boot」タブに移動、クローンしたHDD/SSDをリストの一番上に移動させ、最初に起動するドライブとして設定します。「F10」キーを押して変更を保存します。
以上は、AOMEI Backupperを使用して、Win 10/11のOS入りのHDDを別のPCに移行して起動する方法です。Windowsやすべてのアプリケーションを再インストールし、ライセンス問題に煩わされることに比べて、あなたは大量の時間を節約することができます。また、AOMEI Backupperは古いハードディスクをSSDにクローンすることもできます。
もしあなたがビジネスの世界にいて、無制限の数のコンピュータを保護したい場合、AOMEI Backupper Technicianを使用することができます。内蔵のAOMEI Image Deployツールにより、サーバー側コンピュータのシステムイメージファイルをネットワーク上の複数のクライアント側コンピュータに展開することができるようになります。また、このソフトのポータブル版を作成することで、最初にインストールすることなく、異なるコンピュータ上でバックアップ、復元、クローンを実行することができます。