1つの外付けHDDから別の外付けHDDへファイルを同期したいですか?この記事では、2台の外付けHDD間の同期方法を2つご紹介します。
「元々、1台の外付けHDDに画像や音楽データを保存していたんですが、途中から2台目の外付けHDDを購入して1台目に入っている絶対になくしたくないデータを手動でコピーしていました。なので、追加で保存したデータがあると手動で毎回2つにコピーしていて面倒だなぁと思っていました。」
こういう時に無料同期ソフトを使用して1台目のファイルを2台目のHDDに同期させるのは便利です。こうして、2台の外付けHDDに同じデータを保存するように設定できます。
外付けHDD(ハードディスクドライブ)は写真や動画、文書など、様々な種類のデータを保存できるポータブルデバイスです。USBケーブルを通して、パソコンに接続するだけで使えます。ファイルをパソコン間で転送するために外付けHDDを使うのは良い選択です。また、システムクラッシュなどの予期せぬエラーが発生した時のデータ消失を防ぐために、パソコン上のデータを外付けHDDにバックアップすることもできます。
🌞豆知識:外付けHDDは、大きく分けると手軽に持ち運ぶことのできる「ポータブル型」と大容量のデータ保存に適した「据え置き型」があります。
しかし、時には2台の外付けHDDのデータを同期させたいのはなぜですか?考えられる原因は次の通りです。
上述のいずれかの原因で2台の外付けHDDのファイルを同期する場合は、読み続けて、2台の外付けHDD間のファイル同期方法を見つけましょう。
次は、Windows 11/10/8/7でコマンド「xcopy」とファイル同期ソフト「AOMEI Backupper」を利用して2台の外付けHDDを同期する方法を詳しくご紹介します。
※もし、自動同期といったより高度な同期オプションを設定したい場合、AOMEI Backupperがおすすめです。
AOMEI Backupper Standardは優れたファイル同期フリーソフトです。Windows 11、10、8.1/8、7、Vista、XPのすべてのバージョンに対応します。2台の外付けHDDのファイルを同期するために「ベーシック同期」を提供しています。AOMEI Backupper Professionalにアップグレードしたら、ベーシック同期のほか、より高度な同期機能も使用可能です。
ベーシック同期:ファイルをソースディレクトリからターゲットディレクトリに同期します。※デフォルトでは、新しく追加&更新されたファイルのみ同期しますが、削除操作を同期するか選択可能です。
リアルタイム同期:ソースディレクトリのファイルを変更(追加、更新、削除)すると、すぐに(リアルタイムで)ターゲットディレクトリに同期します。
ミラー同期:ターゲットディレクトリは常にソースディレクトリと同じファイルを保持します。ソースディレクトリにありませんが、ターゲットフォルダにあるファイルは削除されます。
双方向同期:一方でファイルを変更すると、もう一方のディレクトリで同期を取ります。
それに加えて、AOMEI Backupperは色々なNASデバイスとクラウドストレージをサポートします。例えば、QNAPをOneDriveに同期できます。次はAOMEI Backupper Professionalの「ミラー同期」を使用して、2台の外付けHDDを同期する方法を見てみましょう!それはxcopyコマンドの欠点を補うことができます。
ステップ 1. 二つの外付けHDDをパソコンに接続して、認識できることを確認します。そして、AOMEI Backupper Proをダウンロードし、インストールし、起動します。
ステップ 2. 左側の「同期」タブをクリックして「ミラー同期」を選択します。
ステップ 3. ここではタスク名を編集することができます。「フォルダを追加」をクリックして、ソースハードディスクから同期したいフォルダを選択します。そして、ターゲットハードディスクから同期先のフォルダを選択します。
※オプション:2台の外付けHDD間の同期を自動実行するために「スケジュール」をクリックして、同期頻度を設定することができます。
※オプション:「オプション」をクリックして、この同期タスクのコメントを入力したり、電子メール通知を有効にしたり、タスクの優先順位(実行速度)を設定することができます。
ステップ 4. 最後は、操作を確認し、問題なければ「開始」をクリックしてミラー同期を実行します。
xcopyはディレクトリ(フォルダ)の中にあるファイルを、ディレクトリ構造も含めてコピーすることができます。
👉【xcopyの使い方】コピーから特定のファイル/フォルダを除外
コマンドプロンプトでxcopyコマンドを直接実行することができます。或いは、いちいち入力するのは面倒なのでバッチファイルの作成でxcopyコマンドを実行することもできます。次は、バッチファイルを通して、2台の外付けHDDのファイルを同期する方法を解説しましょう。
🌞豆知識:バッチファイルは複数のコマンド処理を一つのファイルにまとめ、記述したコマンドを上から順に実行させるファイルのことです。ファイルの拡張子は.batです。
ステップ 1. 二つの外付けHDDをパソコンに接続して、認識できることを確認します。
ステップ 2. 検索ボックスに「メモ帳」と入力して、検索結果からメモ帳を管理者として実行します。
ステップ 3. 次のコマンドを入力してバッチファイルを作成します。
/e:すべてのディレクトリとサブディレクトリをコピーします。コピー元のフォルダの中にファイルがなくてもコピーします。「/s」および「/t」オプションと共に「/e」を使用します。
/d:既存のコピー先ファイルよりも新しいソースファイルがすべてコピーされます。つまり、ファイルやフォルダが新しい時のみ上書きします。そうすると、変更されたファイルを更新できます。MM-DD-YYYY値を指定する場合、つまり、/d:[月]/[日]/[年]オプション(例えば、/d:10-29-2021)を使う場合は、指定した日付以降に更新されたソースファイルのみコピーします。
/c:エラーを無視します。つまり、エラーが出てもコピーを続けます。通常、読み取り専用ファイルまたは保護されているファイルにエラーが発生します。
/y:既存の対象ファイルを上書きするかどうかを確認するメッセージを表示しません。
......
ステップ 4. Ctrl + Sを同時に押して、作成したバッチファイルを保存します。.bat拡張子でそのファイルを命名します(例えば、xcopy_sync.bat)。簡単に見つけられる場所にファイルを置きます。
ステップ 5. xcopy_sync.batファイルをダブルクリックします。同期結果を表示させるためにコマンドプロンプト画面がポップアップ表示されます。何かキーを押してその画面を閉じます。
📁ヒント:毎回その二つの外付けHDDを同期したい場合は、作成されたバッチファイルをダブルクリックするだけでOKです。バッチファイルを変更したい場合は、それを右クリックして「編集」を選択します。
xcopyを通して2台の外付けHDDを同期する方法は以上です。操作は複雑ではありませんが、xcopyコマンドでは、ソースフォルダにありませんが、ターゲットフォルダにあるファイルを削除できません。さらに、タスクスケジューラを利用しないと、自動同期を実行できません。理想的な同期ツールではありません。より良い同期方法はありますか?読み続けてみましょう!
Windowsのxcopyコマンドと第三者の同期ソフトAOMEI Backupper、両方はWindows 11/10/8/7で2台の外付けHDDを同期させることができます。より高度な同期オプションを設定したい場合、AOMEI Backupperを強くお勧めします。同期機能のほか、AOMEI BackupperもクラウドストレージAOMEI Cloudを提供しています。その「クラウドバックアップ」機能によって、外付けHDD上のファイル/フォルダをAOMEI Cloudにバックアップできます。バックアップは同期と違い、バックアップするファイル/フォルダの異なるバージョンを保持しています。このため、ファイル/フォルダをある日に編集する前の状態に戻したいなら、バックアップが役立ちます。今すぐダウンロードし、使ってみましょう!
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1台のServer向けのServer版、台数無制限のPC向けのTechnician版、台数無制限のServer向けのTechnician Plus版もあります。Technician(Plus)版を利用して、クライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができます。ニーズに応じて適切なバージョンを選択しましょう~