Windows 10でバックアップに失敗した!手っ取り早い解決方法

Windows10のバックアップが色々なエラーコードやエラーメッセージで失敗するかもしれません。この記事では、Windows10バックアップ失敗の手っ取り早い解決方法をいくつかご紹介します。

By @ゆき 最後の更新 2024年03月06日

状況:Windows 10バックアップできない

日頃から、オペレーティングシステム(OS)とか、よく使うソフトやファイルとか、重要なデータをバックアップしておくことは良い習慣だと思います。

Windows 10では、バックアップを作成するために、システムイメージの作成でPCを丸ごとバックアップする「バックアップと復元(Windows7)」オプションと、パソコンの個人フォルダや個人データをバックアップする「ファイル履歴」オプションを提供します。とても便利です。

万が一の備え!Win 10バックアップ【5つの方法まとめ】

⚠️しかし、下のケースのように、Windows 10でバックアップファイルを作成する時、エラーメッセージやエラーコードが表示され、ファイルやシステムイメージをバックアップできないことがあります。

「Windows 10にてバックアップをしましたが、エラーが出てバックアップが完了できません。エラーコードは、(0x807800C5)です。どうしたらこのエラーが解消されますか?よろしくお願いします。」

バックアップ失敗の原因は様々です。解決方法は原因により異なります。後でゆっくりひとつずつ説明しましょう~(●'◡'●)

手っ取り早い解決方法:Windows 10バックアップ失敗

ここでは、誰でも簡単に使える強力なバックアップフリーソフト - AOMEI Backupper Standardをお勧めします。Windows 10でバックアップに失敗した場合、これを使用してWindows 10をバックアップするのは最も簡単な解決方法だと思います。

  • ★★★AOMEI Backupper Standardはディスク、パーティション、システム、ファイルのバックアップを実行できます。フル/増分バックアップの2つバックアップ方法を提供します。デイリー、ウィークリー、マンスリーのバックアップスケジュールが設定可能です。また、Windows 10を外付けHDD、共有フォルダまたはNASにバックアップすることも可能です。

    【補足】差分バックアップ、ユニバーサル復元、電子メール&SMS通知など、もっと高度な機能を使用したい場合、割引でAOMEI Backupper Professionalにアップグレードしてください。

ステップ 1. AOMEI Backupper Standardを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。 (もしWindows 10を外付けHDDにバックアップしたいなら、まずそれをコンピュータに接続してください。)

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ステップ 2. 「バックアップ」タブ→「システムバックアップ」をクリックします。 (Windows 10を含むディスク全体をバックアップしたい場合、「ディスクバックアップ」を選択してください。)

ステップ 3. システムパーティションがデフォルトで選択されるので、バックアップファイルを保存する場所だけを選択すればいいです。

ステップ 4. すべての設定を確認して問題なければ「開始」をクリックします。

🚩その他の便利な機能:
  • 「オプション」をクリックしてバックアップイメージの圧縮/暗号化、バックアップ完了後のメール通知などを設定できます(バックアップの暗号化は有料機能)。

  • 「スケジュール」をクリックして毎日/毎週/毎月/イベントトリガー/USB挿入のモードで自動バックアップタスクを設定できます。

  • バックアップ先のディスク容量を節約するために、「バックアップスキーム」→「バックアップの自動クリーンアップ」で古いバックアップを自動的に削除するように設定できます(有料機能)。

  • 「ツール」→「ブータブルメディアの作成」でブータブルUSBメモリ/CD/DVDを作成することをお勧めします。システムクラッシュなどの原因でシステムを起動できない場合、ブータブルUSBメモリ/CD/DVDによって、作成したシステムバックアップを正常に復元できます。また、USBメモリ/CD/DVDを持っていない場合、Windows 10で回復環境を作成することもできます。お使いのパソコンにブートメニューを追加して、それに簡単にアクセスして、起動することが可能です。

Windows 10バックアップエラーについての一般的な対処法7つ

普通、Windows 10バックアップが失敗した後、まずはローカルディスクか外付けHDDかに関わらず、バックアップファイルを保存するドライブはNTFSでフォーマットされたかを確認する必要があります。

そして、バックアップファイルを格納するドライブに十分な空き領域があるかを確認する必要があります。この2つのことを確認した後、Windows 10バックアップエラーがまだ発生するなら、以下のソリューションを試してみましょう。

方法1. 不要になった古いバックアップを削除する

バックアップには大きな容量を使用するので、不要になった古いバックアップを削除できます。システムイメージを作成すると、バックアップを保存したドライブの直下に「WindowsImageBackup」というフォルダが作成されます。また、Cドライブの「System Volume Information」(隠しフォルダ)にも「WindowsImageBackup」が作成される可能性があります。

もしケースのように、Windows 10のバックアップを行う際に「バックアップセットのいずれかのボリュームのバックアップイメージを準備しているときにエラーが発生しました。(0x807800C5)」というエラーメッセージが出るなら、Shift + Deleteキーで「WindowsImageBackup」フォルダを完全に削除するか、或いはこのイメージバックアップ(必要である場合)を他の安全な場所に移動する方法は役立つかもしれません。

👀注意:

「WindowsImageBackup」フォルダを削除するには管理者権限が必要です。削除後、すべてのシステムイメージ(バックアップ)が削除されます。

方法2. EFIシステムパーティションと回復パーティションを削除する

ドライブの容量を占めているので、不必要なEFIシステムパーティションと回復パーティションを削除する方法もWindows 10のシステムイメージの作成失敗に適用可能です。

手順:Windows + Rキーを押し、「ファイル名を指定して実行」に「diskpart」と入力し、「OK」をクリックします。「Diskpart」で「list disk」→「select disk n」→「list partition」→「select partition m」→「delete partition override」→「exit」を順に実行します。n/mを対象ディスク/パーティションの番号に置き換えます。

不要になった回復パーティションが複数存在する場合、それらを一括削除することができます。

Windows11/10/8/7で回復パーティションを安全に削除する方法

方法3. システムの保護を無効にする

以前の復元ポイントを削除して、すべてのドライブの「システムの保護」を無効にするのはもう一つの有効な方法です。

手順 1. Windows + Sキーを押して、検索ボックスに「System」と入力して、検索結果から「システム」をクリックします。

手順 2. ポップアップウィンドウの左側にある「システムの保護」をクリックします。

手順 3. システムのプロパティ画面で対象ドライブを選択して「構成」をクリックします。

手順 4. あとは「システムの保護を無効にする」にチェックを入れて、底部の「削除」ボタンをクリックします。

方法4. ディスクエラーと不良セクタをチェックする

Windows 10バックアップを行う時に「指定されたファイルが見つかりません。(0x80070002)」というメッセージが出る場合、ディスクエラーと不良セクタをチェックする方法は役に立つかもしれません。

「指定されたファイルが見つかりません」エラーの対処法

手順:「スタート」ボタンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択し、「コマンドプロンプト」でchkdsk [ドライブ文字]: /f(例えば、chkdsk C: /f)を入力してEnterキーを押します。すべてのドライブをチェックすることがオススメです。

方法5. システムイメージ保存用のパーティションを新たに作成する

Windows 10でシステムイメージ保存用のパーティションを新たに作成します。Windows 10の「ディスクの管理」でこれを実現できます。

Windows10ディスクの管理『標準搭載のディスク&パーティション管理者』

方法6. 「ファイル履歴」を最新の情報に更新する

「更新アシスタント」または「ファイル履歴」を最新の情報に更新します。Windows 10のファイル履歴がバックアップできない場合は、この方法をお試しください。

方法7. ドライブ文字を割り当てる

MBRディスクの場合には、その上の「システムで予約済み」のパーティションにドライブ文字を割り当て、そしてそれをアクティブとして設定します。

ノート:上述のすべての方法はWindows 7のバックアップ失敗にも対応します。

もっと具体的なWindows 10バックアップエラーについての対処法

次は、もっと複雑かつ具体的なエラーをご紹介します。もし、以下のようなWindows 10バックアップエラーに遭遇するなら、一般的な対処法を試せず、以下の方法を直接使用してください。

指定されたバックアップディスクが見つかりません。

ディスク領域不足&不適切なファイルシステムのほか、間違えたWbadminコマンドおよび無効化したVSSサービスにより、このエラーが発生するかもしれません。

●Wbadminコマンドを使用する時にこのエラーメッセージが表示されるなら、コマンドの構文が正しいかどうかを確認してください。 >>例えば、システム状態のバックアップを開始するために、Wbadmin start systemstatebackup –backupTarget: -quiet(オプション)を入力するのは正解です。

VSSが有効になっているかを確認するために、管理者権限でコマンドプロンプトを起動する必要があります。そして「vssadmin list writers」と入力して、VSSに登録されているライターがすべて表示されるなら、問題ありません。

シャドウコピーを作成できませんでした。

もし、以上のようなエラーメッセージが表示されるなら:

手順 1. 「vssadmin list shadowstorage」というコマンドを入力して実行し、現在使用しているシャドウコピーの記憶域を表示させます。

手順 2. そして「vssadmin resize shadowStorage」というコマンドを入力して実行し、シャドウコピー記憶域の最大容量を増やします。

I/Oデバイスエラーが発生したため、要求を実行できませんでした。

ドライブやフォルダにアクセスしようとする場合、または初期化を実行しようとする場合、「I/Oデバイスエラーが発生したため、要求を実行できませんでした。」エラーが表示されることがあります。

不良セクタや不良クラスタにより、このエラーが発生するかもしれません。また、512セクタの代わりに4Kセクタサイズの大容量ドライブにバックアップを取るのはこのエラーを起こすかもしれません。

こういう場合、実行中のプログラムやソフトを中止したり、パーティションのサイズを変更したり、ディスクを工場出荷時の状態に戻したり、物理セクタサイズをチェックしたり、いろいろな方法でエラーを修正できます。

I/Oデバイスエラーが発生する時の対処法

ほかの原因:ネットワークドライブにバックアップを作成できません

ネットワークドライブにバックアップを作成できないのはバックアップ失敗の原因となると、対応方法がかなり簡単です。Windows 10をネットワークドライブ上にバックアップするために、ネットワークドライブをローカルディスクとしてマップすることができます。

ネットワークドライブの割り当て方法

もし、外付けHDDにもバックアップできないなら、このドライブが正しく接続されていないか、NTFSファイルシステムでフォーマットされていないか(前にも言った)を確認してください。

結語

Windows 10バックアップエラーに関する全ての原因と対処法はここに掲載されるわけではありません。しかし、ほとんどの場合、この記事で紹介した対処法はバックアップ失敗の問題を解決できます。どんな方法を使っても、Windows 10を保護することができます。

 
🌟追加情報:

また、AOMEI OneKey Recoveryを利用して、システムを回復パーティションまたは別の場所にバックアップしたり、システムに問題が発生した場合、Lenovo OneKey Recoveryのように、ワンキーで(パソコン起動時にデフォルトF11またはAキーを押して)システムをバックアップ時点までの状態に復元したりすることもできます。より簡単かつ便利です。

>> リカバリ領域の作成&復元でWindowsシステムを保護