万が一の事態を未然に防ぐために、この記事ではWindows 10バックアップ方法を5つにまとめてご紹介します。
Windows 10(ウィンドウズ10)の場合には、アップデートでファイルが消えるという不具合が発生することはよくあります。特に最新バージョンOctober 2018 Update(バージョン1809)で一部ファイルが消失したことは話題になりました。長い時間をかけて作った資料や、大事な会議で発表するプレゼン資料、これらが消えてしまうのは大きなリスクでしょう。
Windows10のアップデート(バージョン1809)後に一部ファイルが消失した!
そのほか、システムがクラッシュし、パソコンが急に動かなくなったり、壊れてしまうとパソコンに保存していたテキストや写真などのデータも無くなってしまいます。
このような思いがけない事故からデータを守るには、Windows 10バックアップを取っておくしかありません。幸いなことに、Windows 10のPC(パソコン)にあらゆる事態を想定したさまざまなバックアップ方法・機能が備わっています。
次は、万が一のときに備えて、標準機能を使ったバックアップ方法(4つ)をはじめ、サードパーティ製のバックアップソフトでのバックアップ方法を解説します。
データ消失を未然に防ぐために、Windows 10でのバックアップ方法を理解しましょう~(●'◡'●)
★ご存知のように、「システムの復元」を行う場合には、まずバックアップを復元ポイントとして取得しておく必要があります。
つまり、復元ポイントの作成はWindows 10のバックアップを取るということです。
✍次は、Windows 10でシステムの設定を変更した場合や、それ以外にも定期的に復元ポイントを取得する方法を見てみましょう~
ステップ:「コントロールパネル」を開き、「システムとセキュリティ」→「セキュリティとメンテナンス」→「回復」→「システムの復元の構成」→「構成」の順でクリックし、ポップアップのウインドウで「システムの保護を有効にする」を選択します。(※詳しい情報を知りたいならこちらへ)
こうすれば、復元ポイントは自動的に作成されます。
Windows 10に標準搭載されている「バックアップと復元(Windows7)」機能は、システムイメージを作成して、PC丸ごとバックアップすることができます。自分で作ったファイルだけでなく、OS環境も含めてWindows 10丸ごとバックアップしたい時、この方法を選択した方がいいです。
✍次は、バックアップと復元(Windows7)によりWindows 10のシステムイメージを作成する方法をチェックしましょう~
ステップ 1. 「コントロールパネル」を開き、「システムとセキュリティ」をクリックします。
ステップ 2. 「バックアップと復元(Windows7)」を選択します。
ステップ 3. 「システムイメージの作成」をクリックします。
ステップ 4. 「バックアップをどこに保存しますか?」と表示されるので、作成するイメージの保存先を選択し、「次へ(N)」をクリックします。
ステップ 5. バックアップ元とバックアップ先以外にもドライブがある場合、「どのドライブをバックアップに含めますか?」と表示されるので、システムイメージに含めたいドライブを選択し、「次へ(N)」をクリックします。
ステップ 6. 「バックアップの設定を確認します」 と表示されるので、保存先とバックアップに必要なディスク容量を確認してから「バックアップの開始 (S)」をクリックします。
システムイメージの作成が始まります。バックアップの保存には、環境によって異なる時間がかかります。バックアップが終わるまで、他の仕事をしたりして気長に待つことができます。
もしPCに問題が起きたとしても、システムの復元でWindows 10を、作成したバックアップ時の状態に戻すことができます。システム再インストールの時間を浪費する必要はありません。
❀補足バックアップが終わると、「システム修復ディスクを作成しますか?」と表示されます。
Windows 10でパソコンの個人フォルダや個人データをバックアップするには、この方法を選択した方がいいです。
ファイル履歴によるバックアップとは、あらかじめバックアップのスケジュールを設定しておき、一定の時間おきに変更のあったファイルなどをバックアップするというものです。これを使うことで、ファイルが破損や消失してしまった場合に過去のデータから回復させることが可能です。
✍次は、Windows 10でファイル履歴を利用して外付けHDDにパソコンのデータをバックアップする方法について説明していきましょう~
ステップ 1. スタートメニューの「歯車」アイコン(Windowsの設定です)をクリックし、「更新とセキュリティ」をクリックし、左メニューの「バックアップ」をクリックします。
ステップ 2. バックアップ設定の画面になるので、「ドライブの追加」をクリックして、バックアップ先の外付けHDDを選択します。
ステップ 3. ドライブを選択すると、「ファイルのバックアップを自動的に実行」が「オン」になります。※初期設定では、1時間ごとにバックアップが実行されます。バックアップ対象のファイルは、フォルダ単位で保存されます。
「回復ドライブ」とは、システムに何らかの問題が発生して起動できなくなった場合にあらかじめ取得しておいたバックアップから正常な状態へ回復できるようにするためのものです。
「回復ドライブ」は、前に述べたシステム修復ディスクと違って、工場出荷状態に戻せるデータも含むため、パソコンがおかしくなった時に「回復ドライブ」だけでPCを起動できて、OSの復元ができます。
基本的には、USBメモリで「回復ドライブ」を作成しておけば良いです。回復ドライブの作成には、USBメモリ(32GB以上)が必要となります。
ステップ:「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「セキュリティとメンテナンス」→「回復」→「回復ドライブの作成」の順で開き、回復ドライブの作成を起動させます。以下の画面が出るので「次へ」をクリックし、後はUSBメモリを差し込み、指示とおり進めます。
※回復ドライブの作成については、もっと詳しい情報を知りたいならこちらへ
AOMEI Backupper Standardは強力なバックアップ&復元ソフトです。完全無料ですし、データを安全に保つために異なるバックアップオプションを提供します。顕著な特徴は次のとおりです。
✍次は、AOMEI Backupper Standardを使用してWindows 10のシステムをバックアップする方法をみていきましょう~
ステップ 1. AB Standardを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。
ステップ 2. 「バックアップ」タブ→「システムバックアップ」をクリックします。
ステップ 3. Cドライブ以外にもWindowsのブートに必要なパーティションが自動選択されます。バックアップ先を選択するだけでいいです。
ステップ 4. 「オプション」をクリックして、圧縮レベルを指定したり、コメントを追加したりすることができます。「スケジュール」をクリックして、日/週/月ごとにバックアップの作成を実行することができます。
ステップ 5. 最後は、「開始」をクリックします。
電子メール&SMS通知、イベントトリガーまたはUSB挿入のバックアップスケジュールを設定したい場合、大きな割引で無料版をAOMEI Backupper Professionalにアップグレードしてください。また、AB Proでは「スキーム」も利用可能で、古いイメージを自動削除することでバックアップ保存用のディスク領域を解放することができます。
なお、企業の場合には台数無制限のPCで使用可能なAOMEI Backupper Technicianを選んでください。これを利用してクライアントに有償技術サービスを提供することもできます。
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