この記事では、ダイナミックディスクをクローンする2つの方法をご紹介します。1つの方法はダイナミックディスクをベーシックディスクに変換してから、クローンを作成します。もう1つの方法はより簡単で、変換せずにダイナミックディスクのクローンを作成できます。興味のある方、是非読み進めてください。
ベーシックディスクは、コンピュータのハードディスクドライブ(HDD)やSSDなどで使用される標準的なディスクフォーマットです。ベーシックディスクでは、ディスク全体は論理ドライブとして1つのパーティションに分割されます。
一方、ダイナミックディスクは、Windowsオペレーティングシステムで使用される特殊なディスクフォーマットです。ダイナミックディスクでは、ディスクを複数の容量可変サイズのボリュームに分割することができます。また、複数の物理ディスクを組み合わせて、1つの大きな論理ディスクを作成することも可能です。
ベーシックディスクと比較して、以下のようなメリットがあります:
なぜダイナミックディスクのクローンを作成する必要があるのか、代表的な原因は以下の通りです:
これからは、ダイナミックディスクのクローンを作成する2つの方法をご紹介します。
Windows 11でダイナミックディスクをクローンするには、まずダイナミックディスクをベーシックディスクに変換する必要があります。そして、パソコンに標準搭載されているクローンソフトを使ってクローンを作成します。パソコンのメーカーによって搭載されているクローンソフトが異なるので、ここでは、「ディスクの管理」でダイナミックディスクをベーシックディスクに変換する方法のみをご案内します:
手順 1. 「Win」キー +「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「diskmgmt.msc」と入力して「Enter」キーを押します。
手順 2. 「ディスクの管理」が表示され、ダイナミックディスクのボリュームを右クリックし、「ボリュームの削除」を選択します。繰り返してダイナミックディスク上のボリュームを全部削除するまでです。
手順 3. すべてのボリュームが削除されたら、タイミングディスクを右クリックして「ベーシック ディスクに変換する」を選択します。プロセスが完了するまで待ちます。
ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換した後、パソコンが標準で備えるクローンソフトを使用することができます。例えば、Samsungユーザーであれば、Samsung Data Migrationを使用してクローンを作成することができます。
しかし、こんなクローンソフトは通常、自社のディスクしか使えません。ターゲットディスクにクローンソフトが付いていない場合、またはもっと簡単な方法を探している場合は、2番目の方法に従ってWindows 11でダイナミックディスクを直接クローンすることができます。
この方法は、信頼性の高いクローンソフト-AOMEI Backupper Professionalを使用してダイナミックディスクをクローンすることです。このソフトは全メーカー製のパソコンとディスクに対応しています。そして、ダイナミックディスクのクローンを作成するには、ベーシックディスクに変換する必要はありません。さらに、クローンした後、ダイナミックディスクのデータも失うことはありません。
このソフトは「ディスククローン」「システムクローン」「パーティションクローン」の3つのクローンモードをサポートしています。
「システムクローン」と「パーティションクローン」はダイナミックディスクをクローンするのに役立ちます。ダイナミックディスク全体だけではなく、ダイナミックディスクにあるシステムだけ、ダイナミックディスクボリュームだけをクローンすることができます。自分のニーズに応じて選択することができます:
それに加えて、このソフトは以下のようなメリットがあります:
AOMEI Backupperでダイナミックディスクをクローンする前に、いくつかの準備作業を行う必要があります:
そして、以下の手順に従って、ダイナミックディスクのクローンを作成しましょう。
手順 1. AOMEI Backupper Professionalを開きます。「クローン」→「システムクローン」をクリックします。
手順 2. Windows 11の実行に必要なドライブは既に選択されるので、コピー先のみを選択すればよいです。
手順 3. コピー先がSSDの場合、「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れると、SSDの読み書き速度を向上させることができます。問題がなければ、「開始」をクリックします。
クローンが完了した後、パソコンをターゲットディスクから起動しましょう。
パソコンを再起動して、パソコン/マザーボードのメーカーに応じて「F2」「Del」などを押し続け、「BIOS」に入ります。矢印キーを使って「Boot(ブート)」タブを選択します。ターゲットディスクを最初に起動するドライブに設定します。「F10」を押して、設定を保存して終了します。パソコンが再起動され、設定が有効になります。
これから、ダイナミックディスクボリュームをターゲットディスクにクローンします。まずAOMEI Backupperを開きます。「クローン」→「パーティションクローン」をクリックして、データパーティションを選択します。あとは画面の指示に従ってください。
パーティションのクローンが完了すれば、ダイナミックディスクのクローンがすべて完成しました。ご覧のとおり、AOMEI Backupperを使用してベーシックディスクに変換せず、再インストールの面倒な作業もせず、ダイナミックディスクのクローンを簡単に作成することができます。
この記事では、ダイナミックディスクをクローンする2つの方法をご紹介しました。コンピュータには標準搭載されているクローンソフトがある場合、まずダイナミックディスクをベーシックディスクに変換してから、ターゲットディスにクローンします。しかし、ベーシックディスクに変換したら、すべてのデータが失われるので、ダイナミックディスクのデータをあらかじめバックアップしなければなりません。
したがって、安心安全なクローンソフト-AOMEI Backupper Professionalでダイナミックディスクのクローンを作成することをお勧めします。このソフトで、ベーシックディスクに変換せずにダイナミックディスク全体、ダイナミックディスクにあるシステムだけ、ダイナミックディスクデータボリュームだけをクローンすることができます。クローンした後、ターゲットディスから直接起動し、ソースディスクのようにアプリを使ったり、データにアクセスしたりすることができます。さらに、このソフトはすべてのWindows OSに対応しています。
Windows Serverのユーザーであれば、AOMEI Backupper Serverを使用してください。今すぐダウンロードして使ってみましょう!