【詳細解説】Windows 11でHDDをSSDにクローンする

Windows 11でHDDをSSDにクローンするにはどうすればいいでしょうか?この操作を実行する方法がわからない場合は、ぜひこの記事を読んでください。この記事では、起動の問題なしにWindows 11でHDDをSSDにクローンする方法をご紹介します。

By @Akira 最後の更新 2024年09月14日

実例:Windows 11でHDDをSSDにクローンしたい

 

 

新しいM.2 SSD購入しました。今、Windows 11でHDDをSSDにクローンしたいのですが、古いHDDにあるOSやその他の既存のプログラムを再インストールしたくありません。そこで、Windows 11でHDDをSSDにクローンするのに役立つサードパーティのソフトウェアがあるかどうかを尋ねています。

- Windows 11ユーザーからの質問

なぜWindows 11でHDDからSSDへのクローンを作成する?

今、HDDのパフォーマンスに満足しないユーザーが増えていますので、性能高いSSDがだんだん主流の内部ストレージになってきます。HDDからSSDにクローンすることで、OSとアプリケーションを再インストールする時間を節約できます。

では、HDDとSSDについてを紹介します:

※SSDのメリット:

✓HDDよりはるかに振動・衝撃に強い

✓起動、処理速度、読み書きやランダムアクセスが速い

✓駆動部分がないので省電力、動作音がしないので静か

✓発熱が少ない

✓低温時・高温時の作動も安定、故障に強い

✓アプリケーションのインストール時間の短縮

✓軽い

※HDDのメリット:

✓記憶容量が大きい

✓安価

✓書き換え回数制限がない

勿論、SSDにはデメリットもあります。例えば、単価がHDDより高い、記憶容量がHDDより少ない、故障時のデータ復旧が難しいなどです。SSDとHDDは、それぞれにメリットとデメリットがありますが、SSDをPCに使用したら:

● より良いパフォーマンスを得るために:

大容量を求めてHDDを別のものにクローンすると、今後の使用で不具合が続出する可能性が非常に高いです。また、データの蓄積に伴い、パソコンの動作も徐々に遅くなっていきます。

比較的長い期間、良好な使用感を楽しむためには、一般的にHDDよりも高速、静音、冷却、耐久性が高く、消費電力がはるかに少ないSSDにHDDをクローンすることが推奨されます。

● SSDは現在、比較的手頃な価格で購入可能:

昔は、SSDを買うときは、高い値段に見合うだけのメリットがあるかどうかを検討する必要がありました。しかし現在では、製造技術の向上と供給量の増加により、SSDはより手頃な価格になっています。

通常のSATA SSDだけでなく、PCI-Express、mSATA、M.2 SSDなど、選べる選択肢は様々です。Samsung M.2、WD Blue SSD、Mushkin Reactor SSD、PNY SSDなど、多くの人気SSDがAmazon、Scan.comなどで販売されています。

とにかく、HDDからSSDにクローンし、SSDを使用するようになるのは圧倒的にお得ですので、SSDがオススメです。では、次はWindows 11でHDDからSSDにクローンし、HDDをSSDに換装する方法を説明していきましょう。

Windows 11でHDDをSSDにクローンする方法

より良いパフォーマンス、またはより多くの容量のためにWindows 11でHDDをSSDにクローンする必要があります。したがって、ユーザーにとって、Windows 11でディスクのクローンを作成するには、まず適切なクローン作成ソフトウェアを見つける必要があります。

手順1:Windows 11ディスククローンソフトをダウンロードする

ディスクを更新または変更するときに、システムを再インストールせずにデータを安全に移行できるように、多くのユーザーは、Windows 11用の信頼性の高いディスククローン作成ソフトウェアを探しています。ここでは、ディスククローンソフト-AOMEI Backupper Professionalをお勧めします。

このソフトはWindows 11、10、Windows 8.1/8、Windows 7、XP、Vistaに対応します。誰でも簡単に使えるため、パソコン初心者にもおすすめです。

クローン作成プロセス中に得られる利点は次のとおりです:

シンプルで使いやすい:シンプルで理解しやすいインターフェースを提供します。ユーザーはページのプロンプトに従うだけで、クローン作成を段階的に完了できます。
スマートクローン:デフォルトモードでは、使用されているセクターのみをクローンするため、大きなHDDを小さなSSDに簡単にクローンできます。
SSD 4Kアライメント:ハードディスクをSSDにコピーしている場合、読み取りと書き込みの速度を上げることができます。
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さらに、AOMEI Backupperの「パーティションを編集」の機能を使用できます。これにより、ユーザーは、小さいディスクを大きいディスクにクローンするときに、宛先ディスクのパーティションを調整できます。クローンした後に宛先ディスクのすべての容量を利用できます。

手順2:Windows 11で新しいSSDを装着し、初期化する

注:ハードドライブを使用済みSSDにクローンしようとする場合、この手順をジャンプして、ディスクのクローン作成手順を直接に開始すればいいです。

ただし、新しいSSDを使用する場合は、SSDをコンピューターに正しくインストールし、初期化してください。

ステップ 1. ドライバーでパソコンのケースを開けます。

ステップ 2. SSDをコンピューターにインストールします。

ステップ 3. 完了したら、コンピューターケースを閉じ、コンピューターを再起動します。

ステップ 4. Windows 11が起動したら、Windows+Rキーを押し、diskgmt.mscと入力し、Enterキーを押して「ディスクの管理」を開きます。

ステップ 5. 新しいSSDを右クリックして、「ディスクの初期化」を選択し、ディスクの種類として「MBR」または「GPT」を選択します。

SSDのディスクタイプは、ソースハードドライブと同じである必要があることに注意してください。ソースハードディスクにWindows 11がインストールされている場合は、種類をGPTに設定します。

手順3::HDDをSSDにクローンし、Windows 11で起動可能にする

これらの準備が完了したら、以下の手順に従って、AOMEI Backupper Professionalを使用してディスククローンの作成を実行しましょう:

ステップ 1. AOMEI Backuper Professionalをダウンロードしてインストールして起動します。メイン画面で「クローン」をクリックして、「ディスククローン」を選択します。

ステップ 2. クローンしたいディスクをソースディスクとして選択して「次へ」をクリックします。

ステップ 3. 用意したHDDまたはSSDをターゲットディスクとして選択して「次へ」をクリックします。

ステップ 4. ディスクをより大きなSSDにクローンする場合は、「SSD 4Kアライメント」にチェックマークを付けて、読み取りと書き込みの速度を上げることができます。操作概要を確認して問題なければ「開始」をクリックします。

ヒント:

1.「パーティションを編集」をクリックして、以下の2つのオプションから選択してパーティションサイズを変更できます。

各パーティションに未使用領域を追加:ターゲットディスクの容量を十分に活用するために、ターゲットディスク全体に合わせて各パーティションのサイズを自動的に調整します。
パーティションのサイズを手動で変更:スクロールバーをドラッグすることによって、手動でパーティションのサイズと場所を調整します。

 2.「セクター単位のクローン」を選択すると、使用・未使用にかかわらずソースディスクの全ての領域がクローンされます。

手順3:SSDからWindows 11を起動する

次に、クローン作成後にSSDをWindows 11で起動可能にします。

古いハードドライブにオペレーティングシステム(Windows 11)が含まれている場合は、次の手順に従って、新しくクローンしたSSDを起動可能にする必要があります。

ステップ 1. Windows 11を再起動し、パソコン/マザーボードのメーカーによって特定のキーを押して、BIOS設定にアクセスします。

ステップ 2. 矢印キーで「Boot」に移動し、クローンしたディスクを最初に起動するドライブとして設定し、「F10」キーを押して、設定を保存します。これで、パソコンはクローンしたディスクから起動します。

おまけ:HDDの処分と再利用について

1. 古いHDDと新しいSSDを併用する/HDDを廃棄・譲渡・売却する

一部のユーザーは、HDDとSSDのメリットを最大限に生かすには、SSDとHDDを併用したいです。この場合でも、AOMEI Backupperは助けになれます。その「ディスク消去」機能で、HDDのシステムパーティションまたはディスク全体を徹底的に消去し、データ用ドライブにします。

HDDとSSDの併用について、さらに詳しく知りたいなら、次の記事をご覧ください:

SSDとHDDを併用:最適な選択?設定方法を詳しく解説!

また、「ディスク消去」で消去されたデータはプロのデータ復元ソフトを使っても、復元できないので、HDDを廃棄・譲渡・売却する場合にも役立ちます。重要なデータの流出を防止できます。

2. HDDをSSDのバックアップ保存用ディスクとして使用する

SSDのデータを守るには、古いHDDをSSDのバックアップ保存用ディスクとして使用するのをお勧めします。これで、パソコンに何か問題が発生した場合、作成されたバックアップを使って、パソコンを正常な状態に復元できます。データ損失も回避できます。

AOMEI Backupperは、ファイル/パーティション/システム/ディスクバックアップの4つのバックアップモードをサポートしています。ユーザーの異なるニーズを満たすことができます。

Windows 11でHDDからSSDへのクローンに関するよくある質問

以上、ハードディスクをSSDにクローンするための確実な手順を説明しました。しかし、実際には、考慮すべき問題や解決すべき問題が増えるかもしれません。そこで、ここではHDDからSSDへのクローンに関するよくある質問にお答えします。

Q:HDDをSSDに移行する時、クローンを作らなくても移行できますか?

A:はい、バックアップと復元の方法もあります。Windowsはバックアップと復元のユーティリティを提供していますが、手間がかかり、エラーも発生しがちです。そこで、AOMEI Backupperのシステムバックアップと復元機能を利用することをお勧めします。

✎ディスククローンよりバックアップと復元の方法を選択すべきシナリオが一つあります、それは異なるハードウェアを持つ別のコンピュータにシステムを移行したい場合です。AOMEI Backupperの「ユニバーサル復元」機能を利用して、コンピュータ間の互換性の問題を解決し、ターゲットSSDを安全に起動させることができます。

Q:パーティションスタイル(MBR/GPT)とは何ですか?

A:GPT(GUID Partition Table)とMBR(Master Boot Record)は、パーティション情報を保存する2つの異なる方法で、GPTの方が新しい標準です。そのため、最新のOS(Windows 11)やデバイス(NVMe SSDなど)は通常GPTで動作します。

ハードドライブをSSDに移行する際には、パーティションスタイルの問題に注意を払う必要があります。お使いのハードドライブがMBRかGPTかわからない場合は、以下の手順をお試しください:

「スタート」ボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。クローン先のディスクとターゲットディスクを右クリックし、「プロパティ」→「ボリューム」タブをクリックし、「パーティションのスタイル」でディスクのパーティションスタイルを確認します。または、ターゲットディスク/ソースディスクの選択ページにも確認できます。具体的に、「ディスク」の文字の下、ディスク容量の上に表示されます。

ターゲットSSDのパーティションスタイルも同様に確認できますが、パーティションが設定されていない場合は、ご自身で選択してください。

✎クローンSSDのパーティションスタイルがソースドライブと異なる場合、BIOSに入り、ブートモードを互換性(MBR/Legacy BIOSとGPT/UEFI)にする必要があります。

Q:セクター単位のクローンはハードディスク・ドライブの移行に適していますか?

A:はい。デフォルトのインテリジェントクローンは、未使用セクタや論理的に不良なセクタを除外するのに役立ちます。そのため、移行先のSSDが移行元のドライブより小さい場合、または移行元のドライブにすでに問題がある場合は、デフォルトのクローン作成モードを使用し続ける必要があります。

ターゲットSSDが古いハードディスクドライブより大きいか、少なくとも同じ大きさである場合、必要に応じてセクタ単位のクローンを選択することができます。例えば、システム予約された回復パーティションがあり、クローンまたは復元されたSSDでそれを利用できるようにしたい場合、その完全性を確保するために、「セクタ単位のクローン」にチェックを入れる必要があります。

最後に

強力なディスククローンツールAOMEI Backupperを使い、データを失うことなく、Windows 11のHDDをSSDに簡単にクローンできます。Windowsのバックアップ機能よりもずっと優れています。そのインテリジェントセクタークローン機能は、大容量ディスクから小容量ディスクにクローンでき、不良セクターも自動的にスキップできます。また、クローン後に、クローンしたディスクからコンピューターを正常に起動することができます。

★そのほか、Windows Server 2022/2019/2016/2012(R2)/2008(R2)/2003に対応するAOMEI Backupper Server版もあります。台数無制限のPC&Server向けのTechnician Plus版もあります。Technician Plusを利用して、クライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができます。