この記事では、ネットワークドライブとは何か、なぜネットワークドライブを割り当てる必要があるのか、そしてWindows 11でネットワークドライブを割り当てる3つの簡単な方法について説明します。より詳細な情報については、読み続けてください。
ネットワークドライブとは、Windowsにおいて、ネットワークを通じて接続された他のコンピュータのディスクドライブのことである。 ネットワークドライブを利用することで、他のマシンの記憶装置をコンピュータリソースとして使用できるようになる。これによって、ファイルやフォルダが共有できる。
--出典:IT用語辞典バイナリ
ネットワークドライブは、文書、画像、音楽などのデータを保存するために使用することができます。
一般に、ネットワークドライブには2つのタイプがあります。
SAN(Storage Area Network)。SANは、ハードディスクやテープドライブなどのストレージデバイスをサーバーに接続する高速ネットワークです。SANは、ビデオやオーディオファイルなど、高速にアクセスする必要がある大容量ファイルを保存するために使用されます。
NAS(Network Attached Storage)。NASは、標準的なイーサネットを使用してネットワークに接続するネットワークドライブです。NASデバイスは通常、バックアップやアーカイブなど、高速にアクセスする必要のないデータの保存に使用されます。
Windows 11のネットワークドライブの割り当てとは、ネットワーク共有フォルダまたはドライブに接続し、それが自分のコンピュータのドライブのように扱うことです。これにより、自分のコンピュータに保存されているかのように、共有フォルダ内のファイルにアクセスすることができます。
次に、Windows 11でネットワークドライブを割り当てる一般的な理由をまとめています:
上記は、ネットワークドライブとは何か、ネットワークドライブの割り当てとは何か、およびWindows 11でネットワークドライブを割り当てる理由について説明しました。
では、このパートでは、エクスプローラ、コマンドプロンプト、またはサードパーティフリーソフトを使用して、ネットワークドライブを割り当てる方法を3つ紹介します。ニーズに応じていずれかの方法を選択することができます。
最初の方法は、Windows 11のエクスプローラを使用することです。ネットワークドライブを割り当てれば、毎回探したり、ネットワークアドレスを入力したりしなくても、エクスプローラからネットワークドライブにアクセスすることができます。
ステップ 1. 「Windows」+「E」キーを押して、エクスプローラを開きます。
ステップ 2. 左ペインから「PC」を選択します。そして、「…」アイコン→「ネットワークドライブの割り当て」をクリックします。
ステップ 3. 「ドライブ」リストで、ドライブ文字を選択します(利用可能な文字なら何でもOK)。
ステップ 4. 「参照」ボタンをクリックして、割り当てたいネットワーク上のパスを指定します。PCにサインインするたびに接続するには、「サインイン時に再接続する」にチェックを入れます。
ステップ 5. 「完了」をクリックします。
最初の方法とは別に、Windows 11ではコマンドプロンプトを使用してネットワークドライブを割り当てることもできます。詳細については読み進めてください。
ステップ 1. 「Windows」+「R」キーを押して、「cmd」と入力し、「Enter」キーを押して、「コマンドプロンプト」を開きます。
ステップ 2. 「コマンドプロンプト」で、「net use」と入力し、「Enter」キーを押して実行します。
ステップ 3. 以下のコマンドを入力し、「Enter」キーを押して実行します。「X:」を使用するドライブ文字に、「\\Server\Share」をネットワーク共有のパスに置き換えてください。
net use X: \\Server\Share
ステップ 4. ネットワーク共有のユーザー名とパスワードを入力するプロンプトが表示されます。資格情報を入力し、「Enter」キーを押します。
これで、ネットワークドライブが割り当てられ、現在のコンピュータでアクセスできるようになります。
Windows 11でネットワークドライブを割り当てることは、ローカルでファイルに直接アクセスし、表示できるようにすることです。上記の2つの方法以外の方法を使用したい場合、またはWindows 11で割り当てたネットワークドライブが表示されない場合、この方法を使用することができます。それは、サードパーティ製のフリーソフト-AOMEI Backupper Standardを使用して、直接にネットワーク上のファイルをローカルに同期するか、または直接にローカルファイルをネットワークドライブにバックアップすることです。
このソフトは「ベーシック同期」機能と「ファイルバックアップ」機能の両方ともあり、バックアップでも、同期でも、簡単に実現できます。ニーズに応じて選択することができます。また、このソフトは次のようなメリットがあります:
この方法によってバックアップされたデータは、実際には別のコンピュータまたはNASデバイスに保存されるため、現在のコンピュータがシステムクラッシュなどの原因で、起動できない場合でも、データ紛失を回避することができます。
では、「ファイルバックアップ」機能でネットワークドライブにファイルをバックアップする方法をご案内します。同期機能を使用したい場合、「フリーソフトでローカルファイル/フォルダをNASに同期する方法」をご参照ください。
ステップ 1. AOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールして開きます。「バックアップ」→「ファイルバックアップ」をクリックします。
ステップ 2. 「フォルダを追加」または「ファイルを追加」をクリックして、バックアップしたいファイル/フォルダを選択します。複数のファイル/フォルダを追加したい場合、最初のファイル/フォルダを追加した後、ソースパス上にある「+」をクリックして追加し続けます。
ステップ 3. 矢印アイコンの下にある逆三角形アイコンをクリックし、「共有またはNASデバイスの追加」を選択します。
ステップ 4. ネットワークドライブのパスを入力し、「>」をクリックし、「はい」をクリックします。追加されたパスは次回から直接使用することができます。
ステップ 5. 「開始」をクリックします。
この記事では、ネットワークドライブとは何か、ネットワークドライブを割り当てる原因、およびWindows 11でネットワークドライブを割り当てる3つの方法について説明しました。
もし、方法1と方法2を使用して、割り当てたネットワークドライブが表示されない場合、方法3を使用して、直接ローカルフォルダをネットワークドライブにバックアップまたは、ネットワークドライブ上のファイル/フォルダをローカルの場所に同期することができます。こうすれば、ネットワークドライブを割り当てなくても、ローカルの場所でその上のファイル/フォルダにアクセスすることができます。