Windows 11で復元ポイントを作成する方法(復元方法もある)

パソコンに何か問題が発生した時に、どうすればいいのか分からないことがありますか?解決するためには、パソコン専門店に持っていくしかないのでしょうか?もし問題が発生する前に、システムの復元ポイントを作成しておくと、自分でパソコンを前の正常な状態に戻すことができます。この記事ではWindows 11での復元ポイントの作成と復元手順を詳しく解説します。興味のある方は是非ご覧ください。

By @Machi 最後の更新 2024年05月24日

復元ポイントについて

復元ポイントとは、システムの復元によって作成された特定の日時のコンピュータのデータのスナップショットです。復元ポイントは、自動的に作成することができますし、手動で作成することもできます。復元ポイントを使用してシステムを復元すれば、個人ファイルに影響を与えることなく、システムファイルや設定を以前の時点に戻すことができます。

新しいソフトウェアをインストールする前や、PCに変更があった場合は、復元ポイントを作成することをお勧めします。これで、問題が発生したときに、復元ポイントを使ってPCを前の正常な状態に復元することを確保できます。

システムの復元は、デフォルトで1日に1回、復元ポイントを作成します。また、システムの活動を継続的に監視し、特定のイベントが発生したときに復元ポイントも自動的に作成されます。復元ポイントの自動作成のトリガーとなるイベントの種類は以下のとおりです:

  • ソフトウェアのインストール

  • ハードウェアドライバの更新

  • 新しいハードウェアドライバのインストール

Windows 11で復元ポイントを作成する方法

Windows 11で、システムの復元はデフォルトで無効になっているので、この機能を使用するには、まず手動で有効にする必要があります。

😀1.自動で作成 「システムのプロパティ」を開き、「システムの保護」タブをクリックします。「保護設定」にある「ローカルディスク(C:)(システム)」を選択して、「構成」ボタンをクリックします… 詳しく見る>>
🖐2.手動で作成 「システムのプロパティ」の「システムの保護」タブに移動します。「保護設定」セクションにリストされたドライブから、復元ポイントを作成するドライブを選択します。次に、「作成」ボタンをクリックします… 詳しく見る>>

方法1. Windows 11で復元ポイントを自動で作成する

Windows 11でシステムの復元を有効にすると、システムに何らかの変更が加えられる限り(更新プログラムのインストールなど)、システムが自動的に復元ポイントを作成します。Windows 11でシステムの復元を有効にするには、次の手順に従いましょう:

手順 1. 「Win」キー+「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。「sysdm.cpl」と入力し、「Enter」キーを押します。

手順 2. すると、「システムのプロパティ」ウィンドウが表示されます。そこで、「システムの保護」タブをクリックします。「保護設定」にある「ローカルディスク(C:)(システム)」を選択して、「構成」ボタンをクリックします。

手順 3. 次に、「システムの保護を有効にする」を選択し、「適用」→「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。こうすると、システムの保護が有効になります。

🌟注意:ローカルディスクに十分な空き容量を確保するには、システムの保護に使用する最大限のディスク領域を調整することをお勧めします。

これで、指定したドライブでシステムの復元機能が有効になりました。これで、アプリケーションのインストールやPCのアップデートを行うたびに、Windowsは自動的にシステムの復元ポイントを作成するようになります。

方法2. Windows 11で復元ポイントを手動で作成する

通常、Windowsはシステムの変更を検出すると、自動的に復元ポイントを作成します。しかし、自分でシステムに何らかの変更を加える前に、復元ポイントを手動で作成したい場合もあるでしょう。次に、その方法をご案内します。

手順 1. 「システムのプロパティ」の「システムの保護」タブに移動します。「保護設定」セクションにリストされたドライブから、復元ポイントを作成するドライブを選択します。次に、「作成」ボタンをクリックします。

手順 2. 復元ポイントに名前を入力し、「作成」をクリックします。

手順 3. 操作が完了したら、「閉じる」をクリックしてウィンドウを閉じます。

復元ポイントからWindows 11を復元する方法

変更を元に戻して、パソコンを以前の正常な状態に戻したい場合は、前に作成された復元ポイントを使用してシステムを復元することができます。これから、2つの場合で復元ポイントからWindows 11を復元する方法をご説明します。

方法1. Windows 11にアクセスできる場合

手順 1. 「Win」キー+「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開きます。「sysdm.cpl」と入力し、「Enter」キーを押して、「システムのプロパティ」を開きます。

手順 2. 「システムの保護」タブの「システムの復元」をクリックします。

手順 3. 「システムの復元」が表示され、「次へ」をクリックします。

手順 4. リストから復元する復元ポイントを選択し、「次へ」をクリックします。

💡影響を受けるプログラムの検出:選択した復元ポイントを復元した後、どのような変更が行われるかを確認することができます。

手順 5. 操作を確認し、問題がなければ、「完了」をクリックして、復元を開始します。

方法2. Windows 11にアクセスできない場合

システムにアクセスできない場合、Windows回復環境からPCを復元することができます。

手順 1. まず、パソコンをシャットダウンします。もう一度電源ボタンを押して電源を入れ、Windowsのロゴが表示されたら電源を切ります。4~5回繰り返し、Windows回復環境(WinRE)に入ります。

手順 2. 「トラブルシューティング」をクリックします。

手順 3. 次に、「詳細オプション」をクリックします。

手順 4. 「システムの復元」をクリックします。

手順 5. 「システムの復元」ウィンドウが表示されます。これから、「Windows 11にアクセスできる場合」の手順3~5に従ってください。

Windows 11で復元ポイントを作成するより簡単で柔軟な方法

以上は、Windowsの標準機能であるシステムの復元で復元ポイントを作成する方法を紹介しました。ただし、この機能は、いくつかの制限があります。

  1. デフォルトでは、1日に1回復元ポイントが作成されます。この頻度は変更できません。
  2. 複数のドライブに対して同時に復元ポイントを手動で作成することはサポートされていません。複数のドライブの復元ポイントを作成したい場合は、1つずつ作成する必要があります。
  3. システムファイルの破損、ランサムウェアの感染、ハードディスクの故障などの場合に、システムの復元で作成した復元ポイントでは、パソコンを以前の状態に戻せないことがあります。

そこで、復元ポイントを制限なく柔軟に作成したいユーザーには、サードパーティー製の信頼性の高いバックアップフリーソフト-AOMEI Backupper Standardの使用をお勧めします。

このソフトによって作成された復元ポイントは、より深刻な状況に遭遇した場合でも、パソコンを前の状態に戻すことができます。

そして、自分のニーズに応じて、毎日/毎週/毎月/USB挿入/イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)の頻度で復元ポイントを自動的に作成することができます。また、複数のドライブの復元ポイントを一度に作成することもできます。さらに、Windows 11に加えて、Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP など、他のWindows OSにも対応しています。

これから、AOMEI Backupper Standardを使用して、Windows 11の復元ポイントを作成する方法と、復元ポイントからWindows 11を復元する方法をご案内します。開始する前、まずAOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールしてください。

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AOMEI Backupperで復元ポイントを作成する

手順 1. AOMEI Backupperを起動します。「バックアップ」→「システムバックアップ」をクリックします。

🌟注意:システムファイル、インストールされたアプリケーション、個人ファイルなどが含まれているディスク全体をバックアップしたい場合、「ディスクバックアップ」をご利用ください。

手順 2. デフォルトで、Windows 11の実行に必要なドライブが既に選択されるので、保存先を選択すればよいです。ローカルディスク、外部デバイス(USBメモリやSDカードなど)、NASまたは共有フォルダなどを保存先として設定することができます。

🍎 ヒント:左下にある3つのオプションをクリックして、バックアップを設定することができます。
  • オプション:バックアップファイルの圧縮/分割/暗号化、バックアップ完了後のメール通知を設定することができます(暗号化はAOMEI Backupper Professionalなどの上位版で利用可能)。

  • スケジュール:自動バックアップを設定することができます。

  • スキーム:フル/増分/差分バックアップと古いバージョンのバックアップの自動削除を設定することができます(差分バックアップとバックアップの自動削除はPro版で利用可能)。

手順 3. 設定を確認した後、「開始」をクリックします。

AOMEI Backupperで復元ポイントを使用してWindows 11を復元する

AOMEI Backupperで復元ポイントを作成した後、将来、システムアップデートのインストール失敗やデータの破損などの問題に遭遇した場合、前に作成されたシステムバックアップを使用して、コンピュータを前の正常な状態に復元することができます。「復元」→「タスクを選択/イメージファイルを選択」をクリックし、復元するシステムバックアップタスク/イメージを選択するだけでよいです。非常に簡単です。

また、システムクラッシュなどの原因によってパソコンが起動できない場合に備えて、あらかじめ回復環境またはブータブルメディア(USBメモリ/CD/DVD)を作成しておくことをお勧めします。こうすれば、システムを起動できない場合でも、回復環境/ブータブルメディアからパソコンを起動し、作成した復元ポイントを正常に復元できます。

回復環境の作成はUSBメモリやCD/DVDなどのデバイスが必要ありませんが、内蔵ディスクに保存しているので、ディスク破損などの原因によって破損して使用できなくなることがあります。より深刻な状況に対応したいなら、ブータブルメディアを作成することをお勧めします。

まとめ

この記事では、Windows 11で復元ポイントを作成する方法と復元ポイントからWindows 11を復元する方法をご紹介しました。OS標準機能または、サードパーティー製のバックアップソフトの両方でも復元ポイントを作成できます。しかし、ご覧のように、AOMEI Backupperは操作がより簡単で、制限も少ないので、このソフトの使用をお勧めします。

AOMEI Backupperは、専門的なバックアップ&復元ソフトであるだけでなく、専門的なクローン、同期、ディスク消去ソフトでもあります。さらに、この強力なソフトウェアで、WinPEブータブルUSBを作成し、そのUSBを使って、Windows 11イメージを展開することもできます。今すぐダウンロードし、体験しましょう!