解決策7選:Windows 11でディスクのクリーンアップができない

Windows 11でディスクのクリーンアップができない問題に悩んだら、この記事を読んで、その原因と7つの解決策を学びましょう。

By @Machi 最後の更新 2022年10月27日

ユーザー事例:Windows 11でディスククリーンアップができない

 

ディスククリーンアップができない

Windows 11を使っています。本日ディスクの容量を増やすため、ディスククリーンアップを行いましたが、行おうとしたのですが、「Windows(C)のプロパティ」画面で「ディスククリーンアップ(D)」ボタンをクリックしたのですが、全く応答せず「ディスククリーンナップ」画面があらわれませんでした。このようなトラブルへの解決策をお教え下さい。なお、9月末にクリーンアップを行った際は問題なく、不要なファイルの削除はできました。

 

ディスククリーンアップは、ディスクから不要なジャンクファイルを削除して、パソコン全体の速度を向上させるのに役立ちます。多くのユーザーは、パソコンをスムーズに動作させるためにディスククリーンアップを定期的に実行することに慣れています。しかし、一部のユーザーからは、Windows 11でディスクのクリーンアップを実行できないとの報告も寄せられています。

この問題は使用体験には影響しませんが、深刻なシステムの問題を示している可能性があるため、注意が必要です。したがって、問題を解決しようとする前に、その原因を理解する必要があります。

Windows 11でディスクのクリーンアップができない原因

原因を理解することが、より良い解決策につながります。以下は、ディスクのクリーンアップが機能しない一般的な理由です。

Windowsシステムファイルが破損している
システム管理者権限がない
マルウェアや他のアプリケーションによる妨害

Windows 11でディスクのクリーンアップができない問題を修正する方法

Windows 11でディスククリーンアップができない方は、以下の7つの方法を順番に使ってみましょう。なお、以下の方法は、Windows 10にも適用されます。

方法1. SFCとDISMスキャンを実行する

システムファイルチェッカー(SFC)はWindowsに標準搭載されているツールで、すべてのシステムファイルをスキャンして整合性を確認できます。破損したシステムファイルを発見した場合、自動的に置き換えることが可能です。

展開イメージのサービスと管理(DISM)は、Windowsイメージを提供および準備するために使用できるコマンドラインツールです。これには、Windows PE、Windows回復環境(Windows RE)、Windowsセットアップのために使用されるイメージが含まれます。

この2つのツールを一緒に使用することで、この問題の解決に役立ちます。

1. 「Windows」+「S」キーを押して検索バーを開き、「cmd」と入力して、検索結果から「管理者として実行」を選択します。

2. 「コマンドプロンプト」ウィンドウで、「sfc /scannow」と入力し、「Enter」キーを押します。

3. 次のコマンドを順番に入力し、各コマンドの後に「Enter」キーを押して実行します。

Dism /Online /Cleanup-Image /ScanHealth

Dism /Online /Cleanup-Image /CheckHealth

Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

4. スキャンが完了し、修復されるのを待ってから、パソコンを再起動し、ディスクのクリーンアップを再度実行してみてください。

方法2. 一時ファイルを手動で削除する

コンピュータに破損した一時ファイルがある場合、ディスクのクリーンアップが終わらない・できない可能性があります。この場合、すべての一時ファイルを削除することで、問題を解決することができます。

1. 「Windows」+「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、「%temp%」と入力し、「Enter」キーを押します。

2. 「Ctrl」+「A」キーを押してすべての一時ファイルを選択し、右クリックして、メニューから「削除」を選択します。

方法3. トラブルシューティングを実行する

一部のユーザーのフィードバックから、ディスクのクリーンアップができない問題を解決するには、トラブルシューティングが役立ちます。

1. 「Windows」+「I」キーを押して「設定」を開き、「システム」タブ→「トラブルシューティング」をクリックします。

2. 「その他のトラブルシューティングツール」をクリックします。

3. 「Windows Update」の横にある「実行する」ボタンをクリックします。トラブルシューティングが完了するのを待って、コンピュータを再起動し、ディスククリーンアップを再度実行してみます。

方法4. 管理者としてディスクのクリーンアップを実行する

管理者権限がないアカウントを使用している場合、ディスクのクリーンアップができない問題が発生する可能性があります。これを解決するには、ディスクのクリーンアップを管理者として実行してみてください。

「Windows」+「S」キーを押して検索バーを開き、「ディスククリーンアップ」と入力し、「管理者として実行」を選択します。

▶ 注意:ログインしているアカウントは管理者アカウントではない場合、管理者パスワードを入力する必要がある場合があります。

方法5. ストレージセンサーをオンにする

ストレージセンサーは、コンピュータを定期的にクリーンアップするユーティリティで、ディスククリーンアップの最適な代替手段でもあります。Windows 11でディスククリーンアップができない問題が発生した場合、このツールを有効にして問題を解決することを検討できます。

▶ 注意:ストレージセンサーは無駄なファイルをクリーンアップするのに役立ちますが、ディスククリーンアップを妨害するファイルを削除する可能性があることに注意してください。

1. 「Windows」+「I」キーを押して「設定」を開き、「システム」タブ→「記憶域」をクリックします。

2. 「記憶域の管理」セクションの「ストレージセンサー」のスイッチをオンにします。

3. 「ストレージセンスー」をクリックし、「ユーザーコンテンツの自動クリーンアップ」のスイッチをオンにして、「今すぐストレージセンサーを実行する」をクリックします。

方法6. Windowsセーフモードに入る

Windows 11でディスククリーンアップができない問題がマルウェア、ウイルス、またはMicrosoft以外のアプリケーションに起因しているかどうかをトラブルシューティングする最も簡単な方法は、Windowsセーフモードに入ることです。

1. 「Windows」+「I」キーを押して「設定」を開き、「システム」→「回復」をクリックします。

2. 「回復オプション」セクションで、「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。

3. 手元の作業がすべて保存されていることを確認したら、「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。

4. Windows回復環境(Windows RE)に入り、「オプションの選択」ウィンドウで、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」をクリックします。

5. コンピュータが再起動したら、「F4」キーまたは数字キーの「4」を押して、Windowsセーフモードを起動します。

Windowsセーフモードで「ディスククリーンアップ」を開いてみてください。それでもアプリケーションができない場合は、Windowsのインストールに重大な障害またはエラーがある可能性があるので、次の方法を試してみてください。

方法7. エクスプローラーを再起動する

一部のユーザーのフィードバックによると、エクスプローラーを再起動することで、ディスクのクリーンアップができない問題が解決されたそうです。その方法を見ましょう。

1. 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを押して、「タスクマネージャー」を起動します。

2. 「プロセス」タブで「エクスプローラー」を見つけて右クリックし、メニューから「タスクの終了」を選択します。

3. 「タスクマネージャー」の左上にある「ファイル」オプションをクリックし、「新しいタスクの実行」を選択して、「explorer.exe」を入力し、「OK」ボタンをクリックします。

オススメ:システムの損傷を防ぐため、定期的にシステムをバックアップする

Windows 11でディスククリーンアップができない問題に悩んでいる方は、原因を理解した上で、記事で紹介した7つの方法を参考に、問題を解決してください。この問題の原因にはシステムファイルの破損が含まれるため、深刻な場合はシステムクラッシュにつながる可能性があるので、ご注意ください。

したがって、システムセキュリティのために、AOMEI Backupper Standardを使って、定期的にシステムバックアップを取ることをお勧めします。それで、システム問題に遭遇した時、システムバックアップを復元することで、PCを迅速に正常な状態に戻せます。

AOMEI Backupper StandardはWindows 11/10/8.1/8/7/Vista/XP対応のバックアップ&復元フリーソフトです。そのシステムバックアップ機能で、システム上のシステムファイル、ブート関連パーティション(EFIシステムパーティション、回復パーティションなど)、アプリケーション、ユーザープロファイルを任意の場所にバックアップすることができます。

次に、AOMEI Backupper Standardを使用してシステムをバックアップする方法を詳しく案内します。開始する前に、まず、AOMEI Backupper Standardをダウンロードして、インストールしてください。Windows Serverユーザーの場合は、AOMEI Backupper Serverをご利用ください。

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1. AOMEI Backupper Standardを開いて、「バックアップ」→「システムバックアップ」をクリックします。

▶ 注意:システムバックアップはシステムドライブに保存しているデータだけをバックアップします。ディスク上の他のパーティションのデータも保護したい場合、「パーティションバックアップ」をご利用ください。システムディスク全体をバックアップしたい場合、「ディスクバックアップ」をご利用ください。

2. Windows 11の起動に必要なドライブがすでに選択されます。バックアップの保存先だけを選択すればよいです。システムクラッシュなどの原因によるデータ損失を避けるには、内蔵ディスク以外の場所にバックアップすることをお勧めします。

3. 「スケジュール」をクリックし、「自動バックアップを有効にする」のスイッチをオンにします。ドロップダウンから自動バックアップの頻度を設定します。イベントトリガー(サインイン/サインアウト、システム起動/シャットダウン)とUSB挿入はAOMEI Backupper Professionalなどの上位版へアップグレートした後に利用可能です。

他の2つのオプション:
オプション:他のバックアップと区別するためのコメントを書き込んだり、システムバックアップの圧縮レベルを選択したり、バックアップ完了後の電子メール通知を設定したりすることができます。
バックアップスキーム:フルバックアップ、変更された部分のみバックアップする増分/差分バックアップ、古いバックアップの自動クリーンアップを設定することができます。差分バックアップとバックアップの自動クリーンアップはProfessional版で利用可能です。

4. 「開始」をクリックして、Windows 11をバックアップします。

システムバックアップに加えて、AOMEI Backupperはより多くの便利な機能を提供しています:

システムバックアップイメージがあれば、解決できないシステム問題に遭遇した時、いつでも「復元」機能を利用して、システムを以前の状態に復元でき、システムの再インストールより時間がかかりません。
システムがクラッシュして起動できなくなる場合に備えて、ブータブルメディア(USBメモリ/CD/DVD)を作成しておくことをお勧めします。ブータブルメディアがあれば、システムが起動できない場合でも、システムバックアップを通常通り復元できます。
システムを別のハードディスクに移行したい場合、Professional版にアップグレードして、その「システムクローン」機能をご利用ください。この機能によってクローンしたディスクからシステムを起動することを確保できます。

まとめ

この記事では、Windows 11でディスククリーンアップができない問題を解決する方法を7つ紹介しました。お役に立てば幸いです。

この問題はシステムファイルの破損を伴い、ひどい場合にはシステムクラッシュにつながる可能性があることに注意する必要があります。したがって、問題が解決した後、システムクラッシュを防止するために、AOMEI Backupper Standardでシステムを定期的にバックアップすることをお勧めします。

AOMEI Backupper Standardは操作が簡単で、いくつかのクリックだけでシステム/ディスクのバックアップを作成できます。初心者でも気軽に使えます。自動バックアップもサポートしていて、システムを持続的に保護できます。今すぐダウンロードし、データを守りましょう!