Windows 11のファイル履歴が正常に機能しない?知っておくべきこと

Windows 11でファイル履歴が正常に機能しなかったことがありますか?ここでは、4つのケースと対応する解決策をご紹介します。また、指定したフォルダをバックアップできるファイル履歴の代替ソフトとその使い方もご説明します。この問題に悩んでいる方は是非ご覧ください。

By @Machi 最後の更新 2024年08月15日

Win 11でファイル履歴を使用してフォルダをバックアップするのは可能なのか?

ファイル履歴はWindows8で最初に導入され、Windows 10でも維持されています。特定のフォルダを自動的に別のドライブにバックアップすることができます。継続的にデータを保護します。多くのユーザーは引き続きファイル履歴を使ってフォルダーをバックアップしたいですが、Windows 11でファイル履歴が使えなくなることを心配しています。

実際、Windows 11でもファイル履歴は搭載されていて、しかも大きく変わっていません。しかし、Windows 10と比較して、設定ではいくつかの変更点があります。

その中で、最も批判されている点は、Windows 10のようにバックアップしたい特定のフォルダーを追加できないことです。できるのは、プリセットされたフォルダの中からバックアップしたくないものを除外することだけです。

つまり、他のフォルダをバックアップしたい場合は、別のバックアップツール(バックアップと復元など)を使うか、先にプリセットフォルダに移動させる必要があります。

したがって、Windows10のように簡単な操作で任意のフォルダーをバックアップしたい場合は、他の自動バックアップソフトの使用をおすすめします。

Windows 11でファイル履歴にアクセスし、有効にする方法

新しいOSのインターフェイスにまだ慣れておらず、Windows 11でファイル履歴を有効にしたり無効にしたりする方法がよくわからない場合は、次の内容をご参考ください。

Windows 11では、「設定」→「システム」→「記憶域」→「ストレージの詳細設定」→「バックアップオプション」で、利用可能なすべてのバックアップツールを見つけることができます。ファイル履歴もここに表示されています。

Windows 10と同様に、バックアップ先としてのドライブを追加し、「ファイルのバックアップを自動的に実行」スイッチをオンにすると、ファイル履歴が有効になります。無効にしたい場合、簡単にスイッチをオフにすればよいです。

高度な設定をカスタマイズするために、「コントロールパネル」→「表示方法」の「大きいアイコン/小さいアイコン」→「ファイル履歴」からファイル履歴を起動することがより推奨されます。また、Windowsの検索バーで直接検索することもできます。

「ファイル履歴」ウィンドウで、左ペインの「ドライブの選択」をクリックしてターゲットデバイスを追加できます(ネットワーク場所にも対応しています)。次に、「オンにする」をクリックして有効にします。また、無効にしたいなら、「オフにする」をクリックすればよいです。

ファイル履歴が正常に動作しているかどうかを確認する方法

「ファイル履歴」の「詳細設定」タブに、「イベントログ」セクションがあります。「ファイル履歴イベントログを開いて最新のイベントまたはエラーを表示する」をクリックすると、「ファイル履歴」で作成されたイベントの詳細が表示されます。

また、選択したすべてのフォルダが正常にバックアップされているかどうか、ときどき保存先としてのドライブを確認するのもよい方法です。「ファイル履歴」がすべてのファイルをバックアップしていない可能性があるためです。

Windows 11のファイル履歴が正常に機能しないケースと解決策

Windowsはいつも新しいシステムに新しいバックアップオプションを追加しますが、古いバックアップツールの問題を修正することはほとんどありません。その結果、Windows 7/8で発生したバックアップエラーがWindows 10/11のような新しいOSにも存在します。

次は、ファイル履歴が機能しない一般的な状況とその解決策をいくつか挙げて、ご参考にしてください。

ケース1. このドライブはファイル履歴で認識されません

Windows 11のファイル履歴が動作しなくなり、「このドライブはファイル履歴で認識されません」、または「使用できるドライブが見つかりません」というエラーが表示された場合、誤ってファイル履歴をオフにしたり、スタートアップの設定が間違ったりすることが原因である可能性があります。

解決策1:対象ドライブを再接続し、ファイル履歴をオンにします。

解決策2:Windowsで「Services」を検索し、検索結果から「サービス」をクリックし、「File History Service」を探し、右クリックして「開始」を選択します。そして、また右クリックし、「プロパティ」を選択して、「スタートアップの種類」を「自動」に変更します。「OK」をクリックし、変更を保存します。

ケース2. ファイル履歴のドライブが長時間にわたって切断されていました

ドライブを再接続してください」「ファイル履歴のドライブが長時間にわたって切断されていました」というようなエラーメッセージが表示された場合、ターゲットディスクの接続問題またはハードドライブのエラー、ターゲットとして設定した後にドライブに何らかの変更を加えたことが原因である可能性があります。

解決策1:ターゲットデバイスを再接続し、「ファイル履歴」に移動してバックアップ対象のドライブを再選択します。

解決策2:「コマンドプロンプト」で「chkdsk.exe /f x:」(xをターゲットデバイスのドライブ文字に置き換えてください)を実行し、ハードディスクに不良セクタがないかを確認します。xはターゲットデバイスのドライブ文字を指します。

解決策3:ネットワーク共有フォルダを作成し、ターゲットドライブとして設定します。詳細は、次の記事をご参照ください。

Windows 11のファイルとOSをネットワークドライブにバックアップする方法

ケース3. ファイル履歴がすべてのファイルをバックアップしていません

ファイル履歴の便利なところは、一度設定したら、指定された時間にバックアップが自動的に実行されることですが、長い間使っているうちに、ファイル履歴が指定したフォルダをすべてバックアップしないことに気がつくユーザーもいます。

この問題については、公式な説明がないため、確実で有効な解決策もありません。その原因は、ファイル名が長すぎたり、ディレクトリが深すぎたりすると考えられています。

解決策1:ターゲットドライブをチェックして、バックアップされなかったファイルがこのシナリオに一致するかどうかを確認します。もしそうなら、ファイル名を簡略化するか、フォルダーを整理して、もう一度試してみてください。

解決策2:「ファイル履歴」をオフにしてからオンにして、強制的に更新します。それでもうまくいかない場合、ターゲットドライブからバックアップを削除し、「ファイル履歴」を最初から設定し直し、クラウドドライブまたはネットワーク場所にすでにバックアップされているフォルダを除外してみてください。

ケース4. ファイル履歴がEFSファイルをバックアップしません

ファイル履歴では、EFS暗号化されているファイルをバックアップできません。「ファイル履歴で、ネットワーク上の場所、またはNTFSファイルシステムを使用していないドライブ上に、暗号化ファイルシステムで暗号化されているファイルが見つかりました。これらのファイルはバックアップされません。」というエラーが表示された場合、これらのファイルまたはマップされたドライブの暗号化を解除する必要があります。

解決策1:「エクスプローラ」でそのファイルまたはフォルダを探し、右クリックして「プロパティ」を選択し、「全般」タブの「詳細設定」ボタンをクリックし、「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」のチェックを外して、「OK」をクリックします。

解決策2:各ライブラリのプロパティを確認し、ライブラリの場所にあるネットワークパスを削除することも手です。

Windows 11で任意のフォルダをバックアップできるより良いソリューション

ファイル履歴で特定のフォルダをバックアップしたいユーザーには、Windows 11の変更点は不満に感じるかもしれません。ここで、より柔軟で操作もより簡単な代替ソリューションをご紹介しましょう。

AOMEI Backupper Standardは専門的なバックアップフリーソフトで、Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPに対応しています。毎日、毎週、毎月、イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)、USB挿入の頻度で自動バックアップを実行できます。フォルダに加えて、ファイル、パーティション、システム、ディスク全体のバックアップもサポートしています。ユーザーの異なるニーズを満たすことができます。

頻繁にバックアップを取ると、多すぎる容量がかかると心配しているユーザーがあるでしょう。この場合、増分バックアップを設定し、前回のバックアップから変更されたファイルのみをバックアップできます。また、バックアップファイルの圧縮レベルを「高レベル」に設定し、より小さなバックアップファイルを作成することもできます。

AOMEI Backupper Professionalなどの上位版にアップグレードすると、Outlookメールバックアップ、古いバックアップの自動削除や、特定の拡張子のファイルのみバックアップ/除外などより高度な機能を楽しむことができます。

今すぐAOMEI Backupper Standardをダウンロードして、使ってみましょう!

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これから、AOMEI Backupper Standardを使用して、Windows 11で特定のファイル/フォルダーをバックアップする方法をご案内しましょう:

ステップ 1. AOMEI Backupperを起動し、「バックアップ」タブで「ファイルバックアップ」を選択します。

ステップ 2. 「フォルダを追加」または「ファイルを追加」をクリックして、バックアップしたいファイル/フォルダを指定します。

ステップ 3. 次に、フォルダアイコンまたは、逆三角形アイコンをクリックし、保存先を選択します。内蔵/外付けドライブ、USBドライブ、ネットワーク共有フォルダ、NAS、クラウドストレージなど様々なストレージデバイスに対応しています。

ステップ 4. すべての設定を確認し、問題がなければ、「開始」をクリックします。

☆ 便利なオプション

オプション:バックアップファイルの圧縮レベル、使用されているセクターのみバックアップする「インテリジェントセクターバックアップ」/すべてのセクターをバックアップする「完全なバックアップ」、バックアップ完了後のメール通知を設定できます。

スケジュール:自動バックアップを設定できます。毎日、毎週、毎月、イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)、USB挿入の5つの自動バックアップモードをサポートしています。

バックアップスキーム:フル/増分/差分バックアップと古いバージョンのバックアップの自動削除を設定できます。ターゲットディスクの容量を節約したい場合は、このオプションの設定がおススメです(差分バックアップとバックアップの自動削除がProfessional版で利用可能)。

☆ ヒント

バックアップファイルをより便利に管理するには、AOMEI Backupperはクラウドストレージ-AOMEI Cloudを提供しています。「クラウドバックアップ」機能で、ファイル/フォルダをAOMEI Cloudにバックアップできます。

インタネットがあれば、AOMEIアカウントにログインして、どこでもバックアップを復元できます。復元するにはログインが必要なので、不正アクセスを防ぎます。さらに、クラウドストレージは実体がないので、災害や火事などによるデータ損失を回避できます。様々な面からバックアップファイルの安全性を確保できます。AOMEI Cloud(1TB)は、15日間無料試用可能で、ぜひ使ってみてください。

まとめ

Windows 11でファイル履歴が正常に動作しない、または特定のフォルダを選択できないなどの問題に遭った場合、より便利なプロのファイルバックアップツールを試してみることをお勧めします。

AOMEI Backupper Standardは信頼できる選択です。このソフトはファイル/フォルダバックアップに加えて、システム、パーティション、システムバックアップにも対応しています。複数の省容量機能を備えているので、多すぎる容量がかかるのも心配する必要がありません。

また、プロのクローン、同期、ディスク消去ソフトでもあります。HDDをSSDにデータを移行したい場合や、OneDriveの「同期保留中」などのエラーを解決したい場合、このソフトは助けになります。今すぐダウンロードし、データを守りましょう!