セキュアブートは、Windows 11にアップグレードするための要件の1つです。この記事では、PCがセキュアブートをサポートしているかどうかを確認する方法および、状況を分けてセキュアブートを有効化する方法を紹介します。セキュアブートのために、Windows 11にアップグレートできない方は、ぜひご覧ください。
セキュアブートとは、PCの起動(ブート)時に悪意のあるソフトウェアが読み込まれないように設計された重要なセキュリティ機能です。
--出典:Microsoftサポート
Windows 11のインストールには、セキュアブートが必須です。セキュアブートが有効でない場合、Windows 11へのアップグレード時に「PCはセキュアブートをサポートしている必要があります」というメッセージが表示されます。この問題が発生すると、Windows 11のアップグレードに失敗します。
Windows 11をインストールしようとする時に、この問題が発生したら、まずお使いのPCがセキュアブートをサポートしているかどうかを確認する必要があり、サポートしている場合、それを有効にする必要があります。
この記事では、そのサポート確認方法と有効化方法を詳しく紹介します。ぜひご覧ください。
まず、「システム情報」でセキュアブートが有効か無効かを確認する必要があります。セキュアブートの状態は、「有効」、「無効」、「サポートされていません」の3つがあります。
1. 「Windows」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「msinfo32」と入力して「Enter」キーを押します。
2. 「システム情報」ウィンドウが表示されます。「システムの要約」をクリックします。
3. 画面の右側で、「BIOSモード」と「セキュアブートの状態」を探します。
ケース1:「BIOSモード」が「UEFI」と表示され、「セキュアブートの状態」が「無効」と表示されている場合、セキュアブートが無効であることを意味します。この場合、次のパートに進めて、有効にすることができます。
ケース2:「BIOSモード」が「レガシ」で、「セキュアブートの状態」が「サポートされていません」と表示されている場合、セキュアブートが無効であることを意味します。これは、システムがMBRディスクにインストールされているためです。
一般的に、システムディスクがMBRの場合、レガシ(BIOSとも呼ばれる)モードを使用して起動する必要があります。システムディスクがGPTの場合、UEFIモードを使用して起動する必要があります。
このセクションでは、2つの状況でセキュアブートを有効にする方法を紹介します。詳細については読み進めてください。
1. 「スタート」アイコン→「設定」アイコンをクリックし、「更新とセキュリティ」→「回復」→「PCの起動をカスタマイズする」にある「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。
2. 「オプションの選択」が表示され、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「UEFIファームウェアの設定」をクリックします。
3. 「Security(セキュリティ)」または「Boot(ブート)」タブで「Security Boot state(セキュアブートの状態)」を見つけ、「Enabled(有効)」に変更します。「F10」キーを押して変更を保存し、終了します。
レガシモードはセキュアブート機能をサポートしていないため、セキュアブートの状態が 「サポートされていません」になっています。この問題を解決するには、まずシステムディスクをMBRからGPTに変換してから、UEFIモードとセキュアブートを有効にする必要があります。
MBRをGPTに変換したら、BIOSでブートモードをUEFIに変更する必要があります。次のパートはその方法を説明します。
1. PCを再起動し、パソコンメーカーのロゴが表示されると、パソコン/マザーボードのメーカーに応じて特定のキーを連打し、BIOSに入ります。
2. 矢印キーで「Boot(ブート)」に移動し、「UEFI/BIOS Boot Mode(UEFI/BIOSブートモード)」セクションを探し、このPCがUEFIモードをサポートしているかどうかを確認します。もしUEFIモードが表示されたら、それはそうです。「UEFI」に変更し、「Enter」キーを押します。
3. 「F10」キーを押して変更を保存し、終了します。
1. PCを再起動し、BIOSにアクセスします。
2. 「Boot(ブート)」タブまたは「Security(セキュリティ)」タブで「Security Boot state(セキュアブートの状態)」を見つけ、「Enabled(有効)」に変更します。「F10」キーを押して変更を保存し、終了します。
これで、セキュアブートが有効になっています。Windows 11のインストールをもう一度試してみて、インストールできるかどうかを確認してください。
以上の方法でセキュアブートを有効にして、Windows 11にアップグレードした後は、データ保護と障害回復ソリューションのために新しいシステムをバックアップすることをお勧めします。こうすれば、システムが正常に起動できない場合、または0xc000000eなどのエラーが発生した場合、作成されたシステムバックアップを使用してWindows 11を簡単かつ高速に以前の正常な状態に戻せます。
ここでは、最高のバックアップと復元フリーソフト-AOMEI Backupper Standardの使用をお勧めします。このソフトによって、ディスク全体/システム/特定のパーティション/フォルダ/ファイルを内蔵/外付けHDD/SSD、NASデバイス、USBメモリ、共有フォルダやクラウドストレージなどほとんどの場所に毎日、毎週、毎月バックアップすることができます。
さらに、このソフトはWindows 11に加えて、Windows 10/8.1/8/7/Vista/XPにも対応しています。では、AOMEI Backupperを使用して、システムをバックアップする方法をご案内します。開始する前に、まずAOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールしてください。
1. AOMEI Backupper Standardを起動します。「バックアップ」→「システムバックアップ」を選択します。
2. Windows 11の起動に必要なドライブが既に選択されるので、システムバックアップの保存先だけを選択すればよいです。システムクラッシュによるデータ損失を回避するには、内蔵ディスク以外の場所にバックアップすることをお勧めします。すべての設定を確認し、「開始」をクリックします。
これで、システムバックアップを作成しました。また、システムが正常に起動できない場合に備えて、あらかじめ「ツール」タブ→「ブータブルメディアの作成」でブータブルUSB/CD/DVDを作成しておくことをお勧めします。これを使って、クラッシュしたPCをWinPEで起動し、作成されたバックアップを復元することができます。
さらに、Professional版へアップグレードすると、「ユニバーサル復元」という機能が利用可能になります。この機能によってシステムイメージを他のハードウェアの異なるPCに復元することができます。
Windows 11にアップグレードする場合、セキュアブートが有効になっていることが必須です。この記事では、PCがセキュアブートに対応しているかどうかを確認する方法と、状況を分けてセキュアブートを有効化する方法を紹介しました。お役に立てれば幸いです。
Windows 11をインストールした後、予期せぬエラーやデータ損失を避けるには、システムをバックアップすることが非常に重要です。この場合、バックアップ&復元フリーソフト-AOMEI Backupper Standardの使用をお勧めします。このソフトはほとんどの場所をバックアップ先として選択することができます。また、自動バックアップをサポートしているので、あなたのシステムやデータを持続的に保護することができます。
さらに、安全なディスク消去ツールでもあり、古いパソコンを譲渡・売却・廃棄する場合、このソフトでパソコン上のデータを復元できないように完全に消去することができます。重要な情報の流出を心配する必要がありません。