Windows 7で失われた・削除された回復パーティションを復元

Windows 7/Windows 10で回復パーティションを誤って削除したことがありますか?この記事では、突然消えた(失われた、無くなった)回復パーティションを復元・復旧する効果的な方法、と回復パーティションをバックアップ・コピーする安全な方法を解説します。

By @Machi 最後の更新 2022年09月22日

問題:Windows 7の回復パーティションが消えた

Dell、HP、Lenovoのようなコンピュータの製造元は、通常出荷前に「回復パーティション(RECOVERYパーティション)」というリカバリ領域を内蔵ハードディスクに作成しておきます。

この回復パーティションは、システムに問題が発生するとき、システムを工場出荷時の状態に戻すのに使用され、通常はOEMパーティションとしてマークされます。

回復パーティションの変更や削除を防ぐために、回復パーティションには通常ドライブレターがなくて、「ディスクの管理」にはヘルプオプションしか提供されていません。

それにしても、誤って回復パーティションを削除してしまったとか、回復パーティションが突然消えてしまったとか、そういった可能性があります。

こうなったら、PCを出荷時の設定にリセットすることができません。さて、失われた・削除された回復パーティションを復元する方法は何ですか?

消えた回復パーティションを簡単に復元する方法

ここでは、Windows 7で回復パーティションが失われたときの対処法を2つご紹介しましょう!

ソリューション1:CMDを使用して回復パーティションを復元する

ドライブレターが割り当てられていないので、回復パーティションがなくなっても表示されないかもしれません。こういう場合、コマンドプロンプト(CMD)を使用してドライブレターを割り当てることができます。

手順 1. スタートボタンをクリックして検索ボックスにcmdと入力します。結果からcmdを右クリックして「管理者として実行」を選択します。コマンドプロンプト(cmd.exe)を開きます。

手順 2. diskpartと入力してEnterを押します。

手順 3. list volumeと入力してEnterを押します。

手順 4. select volume n(例えば、select volume 6)と入力してEnterを押すことで回復パーティションを指定します。

手順 5. assign letter=m(例えば、assign letter=G)と入力してEnterを押すことで回復パーティションに未使用の新しいドライブ文字を割り当てます。

手順 6. exitと入力してEnterを押すことでDiskpartを終了します。再びexitと入力してEnterを押すことでコマンドプロンプトを閉じます。

●関連記事:ドライブ文字(ドライブレター)の変更・割り当て方法

ソリューション2:データ復元ソフトで回復パーティションを復元する

間違って回復パーティションをフォーマットした場合や削除した場合、安全かつ強力なデータ復元ソフトRecoverit Proを使用して紛失したパーティションを復元することができます。

データ損失の場所と原因にかかわらず、Recoverit Proは最短3ステップで、PC、HDD、SDカード、USBメモリから削除したデータを簡単かつ安全に復元することができます。PCがクラッシュしても、あらゆるデータが復元可能で、復旧率が96%以上です!

※注:回復パーティションの復元を開始する前に、復元したデータを格納するパーティションを作成して、新しい回復パーティションとして使用する必要があります。

手順 1. Recoveritをインストールして実行します。メニューから「パーティション復元」を選択します。

▶ ヒント:この「パーティション復元」機能は、削除されたパーティション/隠しパーティション/消えたパーティション/サイズ調整後のパーティションを復元することができます。

手順 2. 消えた回復パーティションを選択して「開始」をクリックします。

▶ ヒント:パーティションサイズからどれが回復パーティションかわかるかもしれません。

手順 3. スキャンが開始されるので、終了するまでしばらく待ちます。回復パーティションのスキャンが完了すると「Lost Partition」というフォルダで、消失したデータを確認できます。回復するオブジェクトを選択したら「復元」をクリックします。

手順 4. 後は、復元するデータを保存するための新規パーティションを復元先として指定します。保存先を指定したら、もう一度「復元」をクリックして回復パーティションの復元を実行します。

▶ ヒント:復元するファイルがあるドライブへの保存を避けてください。データの保存先は別ドライブを指定した方がいいです。

指定した場所に回復パーティション内のファイルが復元されます。すべてのファイルが完全に回復できない場合、「万能復元」を試してみることができます。

★補足:PCメーカーの専用復元ソフトを使用してお使いのパソコンを復元することもできます。例えば、スタート→すべてのプログラム→DELLのPCに付属されているソフト「Dell DataSafe Local Backup」を使用できます。スタート→すべてのプログラム→HPのPCに付属されているソフト「Recovery Manager」を使用できます。

しかし、また復元に失敗するなら、Windows 11/10/8/7を新規インストールできますが、すべてのデータが失われます。このような状況を防ぐために、日頃からバックアップを取るのは大事なことです。

誤削除に備えて、回復パーティションをバックアップ

ご覧のように、回復パーティションが間違って削除されたり、消えたりすることがあります。失われた回復パーティションを復元するのは少し複雑な仕事です。普段から、回復パーティションを安全に保って、ちゃんと保護する頼もしい方法がありますか?バックアップを取るのは最高の答えです。

ここでは、AOMEI Backupper Standardというバックアップフリーソフトを強くお勧めします。Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPに対応します。システム/ディスク/パーティション/ファイルバックアップをサポートしています。回復パーティションを簡単かつ安全にバックアップ、コピーできます。

※注:システム問題によるデータ紛失を防ぐため、回復パーティションを外付けHDDまたはネットワークの場所など内蔵ディスク以外のストレージデバイスにバックアップすることをお勧めします。

次は、AOMEI Backupperを使用して回復パーティションを外付けHDDにバックアップ、コピーする方法をご案内します。

手順 1. 外付けHDDをパソコンに接続します。AOMEI Backupper Standardを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。左側の「バックアップ」タブをクリックして「パーティションバックアップ」を選択します。

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手順 2. 「パーティションを追加」をクリックして回復パーティションを選択します。

手順 3. 次には、外付けHDDをバックアップ先(イメージファイルを保存する場所)として選択します。

手順 4. 「開始」をクリックしてバックアップを実行します。

●オプション:イメージファイルの圧縮レベルとか、インテリジェントセクターバックアップまたはセクター単位バックアップとかを選択することができます。また、Professional版にアップグレードすると、バックアップの暗号化が利用可能になります。※補足:Windows Server 2012/2016/2019/2022/2025のユーザーの場合、Server版をご利用ください。企業で台数無制限のPC&サーバーを守りたい場合、Technician版を選ぶことができます。

AOMEI Backupper(AB)バージョンの比較についてもっと詳しい情報

●スケジュール:バックアップスケジュールを設定し、自動的にバックアップを実行することができます。

●スキーム:フル/増分/差分バックアップと、バックアップの自動クリーンアップを設定することができます(差分バックアップとバックアップの自動クリーンアップはProfessionalなどの上位版で利用可能)。

バックアップがあれば、Windows 7/10/11で回復パーティションが消えた場合、簡単に復元することができます。

まとめ

Windows 7で消えた回復パーティションを復元する2つの方法を学びました。もちろん、これらの方法はWindows 10/11での回復パーティションが紛失する問題にも適用できます。

そのほか、回復パーティションの消失に備えて、AOMEI Backupperを使用して回復パーティションを自動バックアップ、コピーできます。もし、誤って回復パーティションを削除したら、AOMEI Backupperによって作成されたバックアップイメージから復元できます。

バックアップ&復元の機能だけでなく、AOMEI Backupperも素晴らしいHDDクローンソフトです。ぜひ試してみてください!