Windows Server バックアップは2TB以上のボリュームで動作可能か?

Windows Server バックアップは2TB以上のボリュームで動作可能ですか?この記事ではその疑問にお答えします。 また、Windows Severで2TB以上のボリュームをバックアップするための2つの方法についても説明します。興味のある方、ぜひご覧ください。

By @Machi 最後の更新 2024年10月29日

Windows Server バックアップは2TB以上のボリュームで動作可能か?

Windows Server 2008のWindows Serverバックアップ(WSB)は、2 TBを超えるボリュームのバックアップをサポートしていません。

Windows Server 2008 R2以降のバージョンでは、Windows Server バックアップは2TB以上のボリュームに対応していますが、いくつかの制約に注意が必要です。

  1. まず、バックアップ対象のディスク形式に依存する点です。MBR(Master Boot Record)形式のディスクは最大2TBまでしかサポートしないため、2TBを超えるボリュームのバックアップにはGPT(GUID Partition Table)形式のディスクが必要です。
  2. また、Windows Server バックアップは各ボリュームのバックアップを仮想ハードディスク(VHD)ファイルに保存しますが、VHDファイルの上限は2TB(2040GB)です。この制限を超えるバックアップには、2TB以上をサポートするVHDX形式の利用が必要となり、この形式はWindows Server 2012以降のバージョンで提供されています。VHDX形式を使用することで、2TBを超えるボリュームのデータも問題なくバックアップ可能です。

したがって、2TB以上のボリュームを制限なくWindows Server バックアップでバックアップするには、Windows Server 2012以降のバージョンがおすすめです。

2TB以上のボリュームをバックアップする方法

方法1:Wbadminを使用する

ステップ 1. 「スタート」を右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。

ステップ 2. 2TBを超えるバックアップ対象のボリュームがドライブF:で、ドライブレターGの外付けドライブにバックアップする場合を想定して、以下のコマンドを入力し、各コマンドの後で「Enter」キーを押して実行します。

wbadmin start backup -backuptarget:G: -include:f:\download -quiet

wbadmin start backup -backuptarget:G: -include:f:\* -exclude:download -quiet

-quiet:プロンプトが表示されずにバックアップを実行します。

方法2:AOMEI Backupper Serverを使用する

最高のサーバーバックアップ&復元ソフトウェアとして、AOMEI Backupper Serverは言及する価値があります。そのメリットは次に挙げていきます。

  • まず、このソフトウェアは2TBの制限がなく、増分/差分バックアップ、バックアップ完了後のメール通知、バックアップスキームなど、多くの便利な機能を備えています。

  • デフォルトでは、ソースボリュームの使用済みセクターのみをバックアップするため、バックアップと復元の速度を向上させます。また、ニーズに応じて圧縮レベルを選択して、保存先の容量を節約することができます。

  • NTFS、FAT32、exFATなどの様々なファイルシステム、内蔵/外付けドライブ、共有フォルダ、NAS、クラウドドライブなどほとんどのストレージに対応しています。

  • ボリュームだけでなく、システム、ディスク、パーティション、ファイル、フォルダーをバックアップすることができます。そして、複数のスケジュールバックアップを作成することができます。

  • 最後に、インターフェースが直感的でわかりやすく、操作も簡単で、初心者でも気軽に使えます。

これから、AOMEI Backupper Serverで2TB以上のWindowsボリュームをバックアップする方法をご案内します。

ステップ 1. AOMEI Backupper Serverの30日間無料体験版をダウンロードし、インストールし、開きます。「バックアップ」→「システムバックアップ」をクリックします。ニーズに応じて「ファイルバックアップ」「ディスクバックアップ」「パーティションバックアップ」を選択できます。

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ステップ 2. デフォルトで、Windows Serverの起動に必要なドライブが既に選択されるので、矢印下のボックスまたは逆三角形アイコンをクリックし、容量が2TB以上であるバックアップ先を選択します。

ステップ 3. 下の3つのオプションをクリックし、バックアップをカスタイズします。

オプション:バックアップファイルの圧縮/分割/暗号化、使用されているセクターのみバックアップする「インテリジェントセクターバックアップ」/すべてのセクターをバックアップする「完全なバックアップ」、バックアップ完了後のメール通知を設定できます。

スケジュール:毎日/毎週/毎月/USB挿入/イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)の5つのモードから自動バックアップを設定できます。

バックアップスキーム:フル/増分/差分バックアップ、古いバックアップの自動削除を設定できます。

🌟ヒント:

2TB以上のボリュームをバックアップするには、その容量を最小限に抑える必要があります。なぜなら、バックアップの数が増えれば増えるほど、バックアップ先の容量が少なくなっていくからです。この問題を解決するには、バックアップの圧縮レベルを「普通」または「高レベル」に設定したり、増分/差分バックアップを設定したり、古いバックアップの自動削除を有効化したりすることをお勧めします。こうすれば、バックアップ先に十分な空き容量があることを確保できます。

ステップ 4. 「開始」をクリックします。

まとめ

この記事では、Windows Serverで2TB以上のボリュームをバックアップする方法を2つ紹介しました。ご覧のように、AOMEI Backupper Serverの方が簡単で、より多くの高度な機能を備えています。しかも、バックアップされたシステムは、異なるハードウェアの別のパソコンに復元することもできます。今すぐダウンロードし、使ってみましょう!

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