解決済み:Antimalware Service Executableのディスク使用率が100%
Windows PCの動作が異常に遅かったので、タスクマネージャを確認したところ、Antimalware Service Executableのディスクの使用率が100%のままで一向に収まりません。どうすればいいですか?この記事では、Antimalware Service Executableのディスク使用率が高い問題の対処法を紹介します。
実例:Antimalware Service Executableのディスク使用率が100%
パソコンをWindows 10にアップグレードしたら、Antimalware Service Executableがほぼ一日中100%のディスク使用率(約4MB/s)で動作しています。パソコンはほとんど使えません。設定を開くだけでも5分以上かかります。この問題を解決するにはどうしたらいいのでしょうか?
- Yahooからの質問
上記のように、Antimalware Service Executableがディスク、CPU、メモリの使用率が高い状態で実行されていると、PCが非常に遅くなる可能性があります。この問題を解決するには、以下を読み続けてください。
Antimalware Service Executableについて
Antimalware Service Executableとは、Microsoft社が提供しているウイルス対策ソフトの1つです。Microsoft社が開発・提供しているWindows用セキュリティ機能Windows Defenderに組み込まれています。パスはC:\Program Files\Windows Defenderにあります。
Antimalware Service Executableの主な機能は、ダウンロードしたファイルやアプリなどをバックグラウンドで自動的にスキャンして、ウイルスなどの悪意的なプログラムからパソコンを保護することです。
Antimalware Service Executableのディスク使用率が高くなる原因
Antimalware Service Executableは、主にバックグラウンドでマルウェアをスキャンしているため、ディスク使用率が高くて実行されます。また、他のアンチウイルスソフトと同様に、定期的にPCを自動スキャンします。
このプロセスは、実行または更新時にディスク、CPU、またはメモリの使用率が多くなる可能性があります。通常、パソコンがアイドル状態の時に、バックグラウンドで自動的にアップデートやスキャンを実行します。ただし、パソコンを使用しているときでも、CPUリソースを使用してすべてをスキャンすることがあります。例えば、大きなファイルを開いている時や、新しい大容量メモリーのモバイル機器をパソコンに接続した時などは、スキャンに余計な時間がかかることがあります。
対処法:Antimalware Service Executableのディスク使用率が高い
Antimalware Service Executable が実行されている場合、ディスク、CPU、またはメモリの使用量率が高くなる問題が発生し、パソコンの速度が低下する可能性があります。このようなお悩みをお持ちの方、ご安心ください。ここでは、5つの簡単な解決策をご紹介します。
ご注意:Windows Defenderを無効にする前に、データの損失を避けるために、パソコンのファイルまたはディスクのバックアップを作成することをお勧めします。Windows DefenderはWindows 10に内蔵されているウイルス対策ソフトなので、これを無効にすると、パソコンが無防備な状態になり、マルウェアやウイルスに感染しやすくなります。
方法 1. Windows Defenderのタスクスケジューラを変更する
Windows Defenderのタスクスケジューラを変更することは有効な手段の一つですので、以下の詳細な手順で行ってください。
1. Win+Rキーで「ファイル名を指定して実行」を開き、taskschd.mscと入力し、Enterキーを押してタスクスケジューラを起動します。
2. 左メニューで「タスクスケジューラライブラリ」→「Microsoft」→「Windows」の順に展開します。
3. Windowsのオプションで、Windows Defenderを見つけてクリックし、画面中央のWindows Defender Scheduled Scanオプションをダブルクリックします。
4. 表示されるウィンドウで「最上位の特権で実行する」をチェック外してください。
5. 次に、「条件」タブで、すべてのオプションのチェックを外し、スケジュールスキャンを解除します。その後、「OK」をクリックします。
方法 2. リアルタイム保護を一時的に無効にする
Windowsセキュリティのリアルタイム保護を無効にすることで、Antimalware Service Executableの処理を一時的に停止することができます。
1. Win+Iキーの組み合わせで設定画面を表示し、「更新とセキュリティ」を選択します。
2. 左の画面で「Windowsセキュリティ」を選択し、右の画面で「ウイルスと脅威の防止」を選択します。
3. 新しいポップアップウィンドウで、「設定の管理」を選択します。
4. 「リアルタイム保護」のスイッチをオフにします。
方法 3. グループポリシーでWindows Defenderを無効にする
グループポリシーでWindows Defenderを無効化するには、次の手順で操作します。
1. Win+Rキーで「ファイル名を指定して実行」を開き、gpedit.mscと入力し、Enterキーを押します。
2.グループポリシーエディタが起動したら、左ペインのツリーを次の順に展開します。
コンピューターの構成/管理用テンプレート/Windowsコンポーネント/WindowsDefenderウイルス対策/リアルタイム保護
3.「リアルタイム保護」を選択した状態で、右ペインのポリシー一覧で「リアルタイム保護を無効にする」をダブルクリックします。「有効」オプションを選択して「OK」をクリックします。
方法 4. レジストリでWindows Defenderを無効にする
1. Win+Rキーの組み合わせを押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、regeditと入力し、Enterキーを押してレジストリを開きます。
2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows Defenderの順位従って選択して下さい。右にあるDisableAntiSpyware項目を右クリックして「修正」を選択して値のデータを1に変更してください。
方法 5. 利用可能なすべてのデバイスドライバをアップデートする
上記の方法を試してみても、Antimalware Service Executableのディスク使用率が高い場合、利用可能なすべてのデバイスドライバーを最新に更新してみることができます。また、最新のドライバーを使用することで、パソコンの動作が安定し、高速になります。
Windowsが新しいドライバを見つけられない場合は、デバイスメーカーのWebサイトでドライバを探し、その指示に従います。
大切なデータをバックアップし、データの消失を防ぐ
Windows Defenderを無効にすると、コンピュータシステムがマルウェアの攻撃に対して非常に脆弱になり、データの損失が発生する可能性があります。そのため、Windows Defenderを無効にする前に、AOMEI Backupper Standardで重要なデータをバックアップすることをお勧めします。
AOMEI Backupper Standardは専門的なバックアップフリーソフトウェアで、Windows 11/10/8.1/8/7/XP/Vistaをサポートします。パソコンのシステム、ディスク、パーティション、ファイル、フォルダをバックアップして、パソコンの重要なデータを保護します。
スケジュールを設定して自動バックアップを作成することもサポートします。さらに、ローカルディスク、外付けデバイス(USB、HDD、SSDなど)、NASやネットワーク共有フォルダー、クラウドドライブへのバックアップも可能です。バックアップタスクを実行する前に、AOMEI Backupper Standardをダウンロードしてから、以下のガイドに従って、バックアップタスクを実行してください。
ファイルバックアップの操作手順:
1. AOMEI Backupper Standardをお使いのパソコンにダウンロード→インストールして実行します。左側の「バックアップ」タブをクリックしてから「ファイルバックアップ」を選択します。
2. 「ファイルを追加」または「フォルダを追加」をクリックして、バックアップしたいファイル/フォルダを選択します。(複数のファイルとフォルダを同時に追加できます。ファイルとフォルダを直接ドラッグ&ドロップで追加できます。)
3. そして、イメージファイルを保存する場所(バックアップ先のドライブ)を選択して、「開始」ボタンをクリックしてファイルバックアップを実行します。
- 左下の3つのオプションは、より幅広いバックアップ機能を提供(AOMEI Backupper Professionalにアップグレードしないと利用できない機能がいくつかあります):
- オプション:現在のバックアップタスクについて、コメントの追加、システムイメージの暗号化/圧縮/分割、電子メールの通知などを設定できます。
- スケジュール:フル/差分/増分バックアップを定期的に自動バックアップすることを選べます。
- スキーム:「バックアップスキームを有効にする」をオンにしたら、「フルバックアップスキーム」、「差分バックアップスキーム」、「増分バックアップスキーム」などが選択できます。そして異なるバックアップスキームを理解しやすくするために簡易なジフが付いてあります。
4. バックアップ実行中、左下隅のアイコンをクリックして、完了後にPCをシャットダウン/再起動/ハイバネーション(休止状態)/スリープに設定することができます。チェックを入れて「はい」をクリックします。
5. ファイルバックアップが完了するまで待っています。完了後、「完了」ボタンをクリックします。
補足:また、AOMEI Backupper Professionalにアップグレードして、「クラウドバックアップ」を選択してAOMEI Cloudにバックアップできます。AOMEI Cloudには1TBの空き容量があります。いつでもどこでも、AOMEIカウントにログインすれば、すぐにファイルを復元することができます。ディスクの紛失や損傷を心配する必要はありません。以下は具体的な手順です:
ステップ 1. AOMEI Backupper Professionalをアップグレードして実行します。「バックアップ」⇒「クラウドバックアップ」の順にクリックします。
ステップ 2. 「タスク名」ボックスには、他のバックアップと区別しやすいように名前を付けることができます。「フォルダの追加」または「ファイルの追加」のいずれかをクリックし、バックアップするファイル/フォルダを選択します。または、ファイル/フォルダを直接ここにドラッグして追加することもできます。
ステップ 3. デフォルトでAOMEI Cloudが保存先として選択されています。
ケース1:AOMEIアカウントを持っていない場合、まず「登録」ボタンをクリックして、AOMEIアカウントを登録することができます。登録された後、「ログイン」ボタンをクリックして、AOMEIアカウントにログインできます。ログインに成功した後、使用容量と総容量が表示されます。
ケース2:AOMEIアカウントを持っているが、まだログインしていない場合、直接AOMEIクラウドディレクトリの「ログイン」ボタンをクリックして、アカウントにログインすることができます。ログインに成功した後、使用容量と総容量が表示されます。
「クラウドバックアップ」タスクを作成する前に、プログラムのGUIで「ログイン」ボタンをクリックして、直接AOMEIアカウントにログインすることもできます。一度ログインすると、バックアップタスクを作成するときに再度ログインする必要はありません。
ステップ 4. 「開始」ボタンをクリックして、バックアップを開始します。そして、プロセスが完了したら、「完了」をクリックします。
結語
この記事では、Antimalware Service Executableのディスク使用率が100%になった理由と、この問題に対処するための5つの方法について学びました。問題解決の一助となれば幸いです。
Windows Defenderをオフにすると、PCが無防備になり、マルウェアの攻撃を受けやすくなり、結果データが失われる可能性があります。ですから、Windows Defenderをオフにする前に、AOMEI Backupper Standardで重要なデータを事前にバックアップすることをお勧めし、効果的にデータの損失を防ぐことができます。Windows Serverユーザーの場合は、AOMEI Backupper Serverを利用してください。