セーフモードでファイルをバックアップする方法「Windows7/8/10/11」

Windowsが起動できない場合、PCを工場出荷時の設定に復元する前、またはWindows7/8/10/11を再インストールする前に、ファイルをセーフモードでバックアップすることができます。

Akira

By Akira 最終更新日: 2022年03月24日

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Windowsが正常に起動できないとき、データをバックアップする方法

システムの起動に失敗する理由が多いです。Windows7/8/10/11が正常にロードされたら、Windowsの回復オプションを試してシステムを元に戻すことができます。完全バックアップを作成していない場合は、データを失うリスクがあります。そうすれば、このような状況には非常に注意する必要があります。

システムを復元する過程でデータが失われるのを防ぐために、事前にセーフモードでファイルをバックアップすることができます。通常、Windowsが正常に起動できない場合に、セーフモードに入ります。

セーフモードがオプションでない場合は、Windowsが起動せずにHDDをバックアップすることもできます。

お使いのパソコンを工場出荷時のデフォルト設定にリセットするか、Windowsを再インストールすると、貴重なファイルのバックアップを取る必要があります。

HDDまたはSSDが故障してしまうと、交換する前にデータをバックアップする必要もあります。例えば、起動時に「Hard Disk Error 301」というエラーメッセージが表示されたら、HDDに障害が発生していることを意味します。こんな場合、できるだけ早くデータをバックアップします。

ファイルをセーフモードでバックアップできる?

ほとんどのバックアッププログラムはセーフモードで動作しません。幸いなことに、Windows 7、Windows 8またはWindows 10を実行している場合、WBadminコマンドを使用してパソコンのデータをバックアップできます。

このバックアップを取るには、データがNTFSでフォーマットされたHDDのどこに保存されているかを知る必要があります。ネットワークドライブがあれば、ネットワークドライブにバックアップを行うこともできます。

セーフモードでファイルをバックアップする方法

WBadminは、コマンドバックアップユーティリティであり、コマンドプロンプトまたはPowerShell(Windows 10)でデータをバックアップをサポートします。では、次の手順に従ってバックアップしましょう。

ステップ 1. お使いのパソコンを起動し、Windowsロゴが表示される前にF8キーを繰り返し押します。

ステップ 2. 詳細ブートオプションに進みます。そこから、コマンドプロンプトでセーフモードを選択します。

コマンドプロンプトでセーフモードを選択

ステップ 3. コマンドプロンプトで、WBadminコマンドを入力し、データをバックアップできます。例えば、C:ドライブに保存されているすべてのデータをF:ドライブにバックアップする場合は、次のように入力します:

Wbadmin start backup -backuptarget:F: -include:C:

HDDを交換する場合は、WBadminでHDD全体または重要なボリュームをバックアップする必要があります。こうして別のHDDにデータを復元することができます。

システムドライブと重要なボリューム全体をバックアップするには、次のように入力します:

Wbadmin start backup -backuptarget:F: -include:C: -allcritical

ステップ 4. その後、操作の詳細が表示され、確認が求められます。「Y」と入力すると、セーフモードでバックアップが開始されます。

確認を求めるプロンプトが表示されないように、コマンドに「-quiet」スイッチを追加します。

ただし、セーフモードでWindows(ウィンドウズ)パソコンが起動できない場合までも、Windowsのシステム要件なしでファイルをバックアップできます。

セーフモードで起動できないときにファイルをバックアップする方法

システムが起動しないときにデータをバックアップするには、Windows7/8/10/11を搭載したパソコンと書き込み可能なUSBまたはCD/DVDを準備しておく必要があります。また、バックアップソフトウェアが必要です。無料かつ使いやすいので、AOMEI Backupper Standardをここではお勧めします。

ステップ 1. この無料バックアップソフトウェアをお使いのパソコンにダウンロードしインストールします。メインインターフェイスで「ツール」をクリックし、「ブータブルメディアの作成」を選択します。

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ブータブルメディアの作成

ステップ 2. ウィザードに従ってWindows PEブート可能メディアを作成します。また、Linuxベースのブータブルメディアを選択することもできます。が、HDDクローン作成などの機能を使用するには、Windows PEを選択する必要があります。

Windows PEを選択

ステップ 3. それが完了したら、バックアップするパソコンにこの起動ディスクを挿入します。また、パソコンのブートオプション設定を変更して、作成したばかりのブータブルメディアからパソコンを起動できるようにする必要があります。

ステップ 4. その後、AOMEI Backupperのメインコンソールにロードされます。「バックアップ」タブで、実行するバックアップの種類を選択します。「ディスクバックアップ」を使用してHDD全体をバックアップすることができます。ファイルの一部のみをバックアップする場合は、「ファイルバックアップ」を選択します。ここでは、「ディスクバックアップ」を例にして説明します。

ディスクバックアップ

ステップ 5. 「ディスクを追加」をクリックしてバックアップするソースディスクを選択し、そしてバックアップを保存する場所を選択します。ちなみに、NAS(ネットワーク接続ストレージ)または外付けHDDのUSBにバックアップできます。

バックアップするソースディスクを選択

ステップ 6. 「操作の概要」画面で、操作を確認し、Windowsが起動せずにデータのバックアップを開始します。また、必要に応じて、バックアップオプションを選択してください。

バックアップを開始

結論

結果、ハードディスク(HDD)上のデータを壊す可能性のあることを行う前に、セーフモードでファイルをバックアップするか、Windowsが起動しないでバックアップするかは全然問題ありません。

イメージバックアップが気に入らない場合は、AOMEI Backupper Standardでイメージを作成せずにこのHDDを別のHDDにクローンすることもできます。興味のある方は、ぜひダウンロードして試してみましょう~

Akira
Akira · この記事を書いた人
Akiraは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。