大きいHDDから小さいSSDに使用済み領域のみをクローンする方法
この記事では、使用済み領域のみをHDDからSSDにクローンする方法をご紹介します。この方法では、大容量HDDを小容量SSDに簡単にクローンすることができます。
ユーザー事例
HDDから使用済み領域のみをSSDにクローンすることは可能ですか?
500GBのSamsung SSD 850 EVOを購入しました。パソコンの起動とプログラムの実行が速くなるために、元の2TBのHDDの使用されている領域(約370 GB)のみをSSDにクローンしたいのですが、可能ですか?また、クローンした後、SSDからコンピュータを起動し、HDDをストレージデバイスとして使用したいのです。どうすればいいでしょうか?教えていただけますか?
通常、あるドライブを別のドライブにクローンする場合、1つの条件があります。それは、ターゲットディスクは容量がソースディスクと同じまたはそれ以上である必要があることです。そうでなければ、クローンが実行できません。
しかし、この場合はプロのクローンソフト-AOMEI Backupper Standardを利用することができます。このソフトで、ソースディスクに使用されている領域のみをターゲットディスクにクローンできるので、大容量ディスクを小容量ディスクにクローンすることができます。
これからは、まず使用済み領域のみをクローンする原因をご紹介し、そして、このソフトとその使い方をご案内します。興味のある方は是非ご覧ください。
なぜ使用済み領域のみをHDDからSSDにクローンするのか?
以下は、使用されている領域だけをHDDからSSDにクローンする一般的な原因を2つまとめました。
- クローン作成時間を節約することができます。ハードディスクは使用済み領域と未使用領域で構成されています。HDDの全セクターをSSDにクローンすると、時間がかかります。
- 費用を節約することができます。SSDはHDDより良い性能を持っているので、ディスクを交換する必要がある場合、多くのユーザーはSSDを購入することを検討します。しかし、一般的に、SSDは容量がHDDより小さくて、値段も高いです。そのため、HDDに使用済みスペースだけをSSDにクローンすることが費用対効果の高い選択肢となります。
使用済み領域のみをHDDからSSDにクローンすることに最適なフリーソフト
AOMEI Backupper StandardはWindows 11/10/8.1/8/7/Vista/XP用の無料かつ安全なディスククローンソフトです。そのディスククローン機能は、使用済み領域のみをソースディスクからターゲットディスクにクローンすることができます。ディスククローンに加えて、パーティションクローン機能もサポートしていて、ユーザーの異なるニーズを満たすことができます。プロのクローンソフトとして、このソフトは次のような利点があります:
- インテリジェントセクタークローン:デフォルトでは、この機能が有効になっています。この機能は、使用済みスペースのみをクローンするだけでなく、不良セクターをスキップすることもできます。そのため、元のHDDにある不良セクターは新しいSSDにクローンされることを心配する必要がありません。
- バックグラウンドで実行:クローン作業はバックグラウンドで実行できるので、クローン作業中にも、普段通りコンピュータを使用することができます。
- SSD 4Kアライメント:ターゲットディスクはSSDの場合、この機能を有効にすると、クローンした後、SSDの読み書きの速度を向上させることができます。
使用済み領域のみをHDDからSSDにクローンする方法
使用済みスペースのみをクローンするには、以下の準備作業が必要です:
- クローン作業でターゲットディスクのデータが全て消去されるので、事前にSSDにある重要なファイル/フォルダをバックアップしてください。
- ターゲットディスクとしてのSSDをパソコンに接続し、検出できることを確認してください。
- プロのクローンフリーソフト-AOMEI Backupper Standardをダウンロードしてインストールしてください。
では、下記の手順に従って、使用されている領域をSSDにクローンしましょう。
手順 1. AOMEI Backupper Standardを起動し、「クローン」→「ディスククローン」をクリックします。
✹ 注意:AOMEI Backupper Standardはデータディスクのクローンのみサポートしています。システムディスクをクローンしたい場合は、AOMEI Backupper Professionalなどの上位版にアップグレードしてください。
手順 2. HDDをソースディスクとして選択し、「次へ」をクリックします。
手順 3. SSDをターゲットディスクとして選択し、「次へ」をクリックします。
手順 4. 「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れて、SSDの読み書きの速度を向上させます。問題がなければ、「開始」をクリックします。
- セクター単位のクローン:ターゲットディスクは容量がソースディスクと同じまたはより大きい場合、この機能にチェックを入れると、使用されているかどうかに関わらず、不良セクターを含むすべてのセクターをターゲットディスクにクローンします。
- パーティションを編集:この機能で、ターゲットディスクのパーティションのサイズを自動/手動で調整することができます(AOMEI Backupper Professionalで利用可能)。
クローンしたSSDからパソコンを起動する方法
クローン作成後、クローンしたSSDからパソコンを起動するには、どうすればよいでしょうか?詳細については、読み続けてください。
手順 1. パソコンを再起動し、メーカーのロゴが表示されると、パソコン/マザーボードのメーカーによって特定のキーを押して、「BIOS」に入ります。
手順 2. 矢印キーで「Boot」タブに移動し、SSDを最初に起動するドライブとして設定します。
手順 3. 「F10」キーを押して、設定を保存して「BIOS」を終了します。パソコンが再起動され、SSDから起動するかどうかを確認します。
もし、パソコンはクローンしたSSDから起動しないなら、下の記事を参照して、問題を解決してみます:
[Windows 10]パソコンが間違ったドライブから起動する問題を修正する
おまけ:HDDの処分と再利用について
1. 古いHDDと新しいSSDを併用する/HDDを廃棄・譲渡・売却する
一部のユーザーは、HDDとSSDのメリットを最大限に生かすには、SSDとHDDを併用したいです。この場合でも、AOMEI Backupperは助けになれます。その「ディスク消去」機能で、HDDのシステムパーティションまたはディスク全体を徹底的に消去し、データ用ドライブにします。
HDDとSSDの併用について、さらに詳しく知りたいなら、次の記事をご覧ください:
また、「ディスク消去」で消去されたデータはプロのデータ復元ソフトを使っても、復元できないので、HDDを廃棄・譲渡・売却する場合にも役立ちます。重要なデータの流出を防止できます。
2. HDDをSSDのバックアップ保存用ディスクとして使用する
SSDのデータを守るには、古いHDDをSSDのバックアップ保存用ディスクとして使用するのをお勧めします。これで、パソコンに何か問題が発生した場合、作成されたバックアップを使って、パソコンを正常な状態に復元できます。データ損失も回避できます。
AOMEI Backupperは、ファイル/パーティション/システム/ディスクバックアップの4つのバックアップモードをサポートしています。ユーザーの異なるニーズを満たすことができます。
まとめ
この記事では、AOMEI Backupper Standardを使用して、HDDからSSDに使用済み領域のみをクローンする方法をご紹介しました。そのインテリジェントセクタークローン機能は、大容量ディスクから小容量ディスクにクローンできるだけでなく、不良セクターも自動的にスキップできます。また、クローン後に、クローンしたディスクからコンピュータを正常に起動することができます。
さらに、このソフトは上記で紹介された機能に加えて、同期、復元、ブータブルメディアの作成などの機能も備えています。ブータブルメディアを作成する場合や、ネットワークフォルダをGoogleドライブに同期する場合は、このソフトが最適な選択です。今すぐダウンロードし、強力な機能を使ってみましょう。