ClonezillaでWindows10をSSD/HDDにクローンする方法
Clonezillaを使用してシステムディスクをSSD/HDDにクローンする方法は?このページでは、ステップバイステップガイドと最高のClonezilla代替品であるAOMEI Backupperを提供します。
Clonezillaについて
Clonezillaはオープンソースのディスククローニングとイメージングツールで、システムのバックアップ、復元、ディスククローン作成に使用されます。Linuxベースのソリューションで、Live CD/USB形式で提供され、ディスクのセクタ単位で完全なデータコピーが可能です。
主要なバリエーションは「Clonezilla Live」と「Clonezilla SE(Server Edition)」の2つです。Clonezilla Liveは個別のコンピューターで手動操作を行い、Clonezilla SEはネットワーク上の複数のコンピューターに同時にクローニングを行います。
総合的に、Clonezillaはシステムの迅速かつ効率的なバックアップや、新しいコンピューターへのシステム展開に役立つ強力なツールです。
HDDをアップグレードしてWindows 10/11パソコンのパフォーマンスを向上させたい場合、Clonezillaを使って元のHDDのデータを新しいSSDやHDDにクローンすることができます。詳細については読み進めてください。
ClonezillaでWindows 10をSSD/HDDにクローンする方法
このセクションでは、Clonezillaを使用してWindows 10がインストールされているディスクをSSD/HDDにクローンする方法をご案内します。
ステップ 1. パーティションを縮小する
Clonezillaを使用してWindows 10/11をより小さなSSDまたはHDDにクローンする場合は、ソースパーティションをターゲットパーティションに合わせて縮小する必要があります。もしターゲットディスクがソースディスクと同じサイズまたは大きい場合は、この操作をスキップしてください。
検索ボックスに「ディスクの管理」と入力し、検索結果から「ディスクの管理」をクリックして開きます。メインボリューム(C:)を右クリックし、「ボリュームの縮小」オプションを選択します。「縮小」をクリックして、ボリュームのサイズを可能な限り縮小します。
完了したら、次のステップに進み、Windows 10/11でClonezillaを使用する方法を学びましょう。
ステップ 2. Clonezillaをダウンロードしてブータブルメディアを作成する
公式のダウンロードページにアクセスして、Windows 10/11用のClonezillaをダウンロードします。Windows 10/11のクローンに適したバージョンをダウンロードするために、CPUアーキテクチャ、ファイルタイプを選択する必要があります。
例えば、ダウンロードが「zip」ファイルタイプの場合、ブータブルUSBを作成することができます。また、ダウンロードが「iso」の場合は、DVDに書き込むことができます。
ステップ 3. ターゲットドライブをPCに接続する
クローン先のディスクをパソコンに取り付けたり、SATA-USB変換アダプタまたは外付けケースなどを介して接続したりします。
ステップ 4. Clonezillaを使用してWindows 10/11をクローンする
1. Windows 10/11でClonezillaを起動します。
作成したブータブルメディアを介してコンピュータを起動します。Clonezillaが最初にロードされたら、デフォルトの設定を受け入れるために「Enter」キーを押します。
2. ウィザードを起動します。
言語、キーボードのレイアウトを選択し、次に「Start Clonezilla(Clonezillaを開始)」を選択します。
3. モードを選択します。
「device_device」→「beginner mode(初心者モード)」を選択します。その後、「disk_to_local_disk local_disk_to_local_disk_clone」オプションを選択し、「Enter」キーを押します。
4. ソースディスクを選択します。
5. ターゲットディスクを選択します。
ソースファイルシステムのチェックを選択するか、「Skip checking/repairing source file system(ソースファイルシステムのチェック/修復をスキップ)」を選択することができます。
6. クローンした後の操作を選択します。
クローン後に実行するアクションを選択します。デフォルトのオプションは「Choose reboot/shutdown/etc when everything is finished(すべてが終了したら、再起動/シャットダウン/その他を選択する)」です。
7. 操作を確認します。
「Y」を入力し、「Enter」キーを押してクローン作成を確認します。
「Y」を入力し、「Enter」キーを押して、ターゲットディスク上のデータが消去されることを再確認します。
「Y」を入力し、「Enter」キーを押してブートローダーを閉じます。これにより、Windows 10/11ドライブが起動可能になります。
8. Windows 10/11のクローン作成を開始します。
このソフトウェアはソースディスクからターゲットディスクにデータをクローンします。
9. ディスクがクローンされました。
ソフトウェアがシャットダウンまたは再起動を促すか、前のステップで選択した設定に応じて自動的にシャットダウンまたは再起動します。
💡 Windows 10/11をより大きいディスクにクローンする場合、クローンしたハードディスクに未割り当て領域があるという問題が発生することがあります。この場合、以下の方法でボリュームを拡張することができます:
1. 検索ボックスで「ディスクの管理」と入力し、一番上の検索結果をクリックして開きます。
2. 未割り当て領域の左隣にあるボリュームを右クリックし、「ボリュームの拡張」オプションを選択します。
3. 「次へ」ボタンをクリックし、ディスク領域を最大ディスク領域に設定し、「次へ」→「完了」をクリックします。
ClonezillaでWindows10のクローン作成の制限
ただし、Clonezillaについて知っておくべきいくつかの制限があります。
- Clonezillaは専門的なツールであり、初心者にとっては操作がやや複雑かもしれません。ディスククローンは重要なタスクであるため、誤った操作が行われるとデータの損失が生じる可能性があります。
- Clonezillaは、クローン元とクローン先のディスクサイズが同じか、クローン先が大きい場合にのみ正常に動作します。クローン先のディスクサイズがクローン元よりも小さい場合、問題が生じる可能性があります。
- ドライブに不良セクタがある場合、Clonezillaがクローン作成に失敗する可能性があります。
- 単一のファイルを復元するためにClonezillaイメージをマウントできません。
- Clonezillaは主にコマンドラインベースのツールであり、GUIが限られています。GUIを使用することができる他のディスクイメージングツールと比較して、操作がやや不便に感じるかもしれません。
Windows 10/11をSSD/HDDにより簡単にクローンしたい場合は、他のクローンソフトを利用する必要があります。幸い、使いやすいClonezillaの代替ソフトが1つあり、されにこのソフトは大きいHDDを小さなSSDにクローンすることもできます。
Clonezillaの代替ソフトでWindows 10/11をSSD/HDDにクローンする
Clonezillaの最良の代替手段として、AOMEI Backupper Professionalは、ディスククローン作成ソフトであるだけでなく、バックアップおよび復元ソフトでもあります。
直感的で分かりやすいGUIを採用しており、操作も簡単で、いくつかのクリックだけでWindows 11/10を新しいHDD/SSDにクローンすることができます。初心者でも気軽に使えます。
また、Clonezillaと比較して、AOMEI Backupperはより素晴らしい機能を提供します:
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システムクローン、 ディスククローンとパーティションクローンの3つの異なるクローンソリューションを提供します。
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デフォルトで、使用されているセクターのみクローンするので、大きいHDDから小さいSSD/HDDにクローンすることが可能です。さらに、この高度な機能で、不良セクターをスキャンできるので、不良セクターによるクローン失敗を避けられます。
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バックアップイメージをマウントして、個々のファイルを復元できます。
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Windows 11/10/8/7/Vista/XPに対応しています。
さらに、クローンはバックグラウンドで実行されるため、プロセス中にパソコンを通常通り使用することができます。
では、この強力なクローンソフトをダウンロードし、次の手順に従ってClonezillaの代替ソフト-AOMEI Backupperを使用してWindows 10/11をSSD/HDDにクローンしましょう。
ステップ 1. AOMEI Backupper Professionalをインストールし、起動します。「クローン」をクリックして、「ディスククローン」を選択します。
ステップ 2. クローンしたいHDDをソースディスクとして選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ 3. 新しいSSD/HDDをターゲットディスクとして選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ 4. ニーズに応じて下の3つのオプションを使用してクローンをカスタマイズできます。すべての設定を確認し、問題がなければ、「開始」をクリックします。
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「セクター単位のクローン」を有効にすると、使用されているかどうかにかかわらず、空白セクターと不良セクターも含むすべてのセクターを新しいSSD/HDDにクローンします。このオプションを有効にするには、ターゲットとしてのHDD/SSDの容量は古いHDDと同じまたはより大きい必要があります。この機能で、暗号化されたディスクを解除せずに直接クローンすることができます。
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ターゲットディスクはSSDなら、「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れて、SSDの寿命を延ばすことに加えて、読み込みと書き込みの速度を向上させることもできます。
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クローン先のHDD/SSDはクローン元のHDDより大きい場合、容量を最大限に活用するには、「パーティションを編集」で、パーティションのサイズを手動か自動で調整できます。クローン完了後、クローン先のディスクに使えない未割り当て領域がないことを確保できます。*「セクター単位のクローン」と同時に使えません。
まとめ
以上は、ClonezillaとAOMEI Backupperを使用してWindows10のクローンを作成する方法でした。明らかに、AOMEI Backupperははるかに簡単で、Windows 11/10/8/7/Vista/XPで必要に応じてディスク、パーティション、システムのクローンを作成できるため、Clonezillaの最良の代替手段です。
Windows Server 2003/2008/2012/2016/2019/2022(R2を含む)を実行している方は、AOMEI Backupper Serverを試して、より高度な機能をお楽しみください。
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