Windows 11で回復パーティションを簡単に削除する方法
Windows 11/10/8/7でディスク領域を解放してボリュームを拡張するために、回復パーティションを削除しても大丈夫ですか?実行中のOSに影響を与えますか?回復パーティションの削除方法は何ですか?以下をご覧ください。
回復パーティションについて
回復パーティションはシステムディスクの上にある特殊なパーティションです。通常、日常のデータ保存に使わず、パソコンを工場出荷時や特定の状態に戻すためのデータを保存しています。パソコンを回復パーティションから起動することで、リカバリー作業が行えます。
回復パーティションには2種類あります:
- 1つは、Windows回復環境(WinRE)を保存するパーティションで、WindowsをGPTディスクにインストールすることによって作成されます。通常、Windowsの回復パーティションには、オペレーティングシステム(OS)しか含まれていないため、数百MBのディスク領域を占有します。例えば、Windows 10の回復パーティションは450MBだけが必要で、Windows 8または7ならもっと少ないです。
- もう1つは、出荷前にDell、HP、Lenovoのようなコンピューター製造元によって作成、プリインストールされ、通常はOEMパーティションとしてマークされます。特定のキー(通常にHPならF9で、DellならF12です)を押すことで、OS、ドライバ、ビルトインアプリケーションを含む工場出荷時のデフォルト設定にコンピュータを復元できます。この回復パーティションは、Windowsの回復ーティションよりも多くの領域を必要とします。
回復パーティションを削除するのは大丈夫?
回復パーティションについて学んだ後、多くのユーザーは回復パーティションを削除することが可能かどうか、どのパーティションを削除するべきか疑問に思っています。次の項では、「回復パーティションを削除できるのか」、「どのパーティションを削除すればいいのか」など、これらの疑問にお答えします。
回復パーティションは、システムトラブルやパソコンが起動しないときに、WinREに入って問題を解決するのに役立ちます。しかし、システムを新しいバージョンにアップグレードすると、Windowsは新しいパーティションを作成し、頻繁にシステムをアップグレードすると、コンピューターに複数の回復パーティションが存在することになります。
そこで、現在使用している回復パーティションを残しておき、余分な回復パーティションを削除することができます。こうすれば、オペレーティングシステムの動作に影響を与えることなく、ディスクスペースを取り戻すことができます。現在使用しているこのWindows回復パーティションを見つけるには、昇格したコマンドプロンプトでreagentc /infoを入力します。
回復パーティションを削除する前にシステムをバックアップする方法
回復パーティションを削除する前に、事前にシステムイメージのバックアップを作成することをお勧めします。回復パーティションと比べると、システムイメージはシステムを復元するのに有利です。回復パーティションを使用してオペレーティングシステムを復元すると、コンピューター上のすべてのデータ、プログラム、および設定が消去され、コンピューターが工場出荷時の設定に復元されます。
システムバックアップには、システム、データ、プログラム、および設定が含まれています。システムに問題がある場合、このシステムバックアップを利用して、迅速に復元し、その後、コンピューターを正常に使用することができます。
無料のバックアップソフトウェアAOMEI Backupper Standardは、簡単にシステムを異なる宛先にバックアップすることができ、また、自分で異なるバックアップ頻度を設定することができます。ソフトウェアが頻度に従って定期的にシステムをバックアップします。複数のWindowsオペレーティングシステムをサポートしています。このフリーソフトをダウンロードして、試してみることができます。
ステップ 1. ソフトをインストールして起動し、「バックアップ」⇒「システムバックアップ」をクリックします。
ステップ 2. プログラムは自動的にシステム関連のパーティションをソースデータとして選択します。保存先のパスだけを選択する必要があります。
ステップ 3. ニーズに応じて、「オプション」、「スケジュール」、「スキーム」を使用して、より多くの機能を楽しむことができます。
オプション:システムイメージへのコメントの追加、圧縮、暗号化(AOMEI Backupper Professionalでサポート)、イメージファイルの分割などのさまざまな機能をサポートします。
スケジュール:これを使用して、ディリー/ウィークリー/マンスリー/イベントトリガー、またはUSB挿入を設定してWindows11を自動的にバックアップできます(イベントトリガーまたはUSB挿入を利用したい場合は、Professional版にアップグレードしてください)。
スキーム:この機能(Professional版で利用可能)は、バックアップディスクスペースを節約するために古いバックアップイメージを自動的に削除することができます。
ステップ 4. すべての設定後「開始」をクリックします。
Windows 11で回復パーティションを削除する方法
システムバックアップを作成した後、以下に提供する2つの方法に従って、余分な回復パーティションを削除することができます。Windowsのdiskpartコマンドラインまたは専門的なサードパーティソフトウェアAOMEI Partition Assistantを利用して、目標を達成することができます。
方法1. Diskpartで回復パーティションを削除する
ステップ 1. 検索ボックスでdiskpartと入力し、Diskpartアプリを右クリックして、「管理者として実行」を選択します。
ステップ 2. ポップアップウィンドウで、以下のコマンドを順番に入力し、それぞれの後にEnterキーを押します。
list disk select disk n(nを複数の回復パーティションを含むディスク番号に置き換える)
list partition
select partition n(nは未使用の回復パーティションのパーティション番号に置き換える)
delete partition
方法2. AOMEI Partition Assistantで回復パーティションを削除する
AOMEI Partition Assistant Standardは完全に無料のプログラムで、回復パーティションを削除して、スクラッチなしでストレージスペースを取り戻すことができます。このソフトをダウンロードして、下記のグラフィックステップに従います。
ステップ 1. このフリーソフトを起動して、削除したい回復パーティションを右クリックして、「パーティションを削除」を選択して、「OK」をクリックします。
ステップ 2. ポップアップウィンドウで「パーティションの高速削除」を選択して「はい」をクリックします。
ステップ 3. すると、回復パーティションは未割り当てとして表示されます。仮想結果を確認して問題なければ「適用」をクリックします。
まとめ
この記事では、削除できる2種類の回復パーティションと、Windows 11で回復パーティションを削除する2つの方法について説明します。パーティションを削除する前に、システムとデータのセキュリティをより適切に保護するために、無料のバックアップソフトウェアAOMEI Backupper Standardを使用してバックアップを作成することをお勧めします。
回復パーティションはコンピューターを工場出荷時の設定に復元できますが、システムバックアップはシステム、プログラム、および設定を含むシステムを通常の状態にすばやく復元できます。
AOMEI Backupperはシステムを迅速にバックアップするだけでなく、問題が発生したときにシステムを復元するのにも役立ちます。システムバックアップを別のハードウェアを搭載したコンピューターに復元したい場合でも、AOMEI Backupper Professionalの「ユニバーサル復元」機能を使用すると、簡単に目標を達成できます。このソフトウェアをダウンロードして、より便利な機能を体験しましょう~