動作が遅いDynabookのHDDをSSDに換装・クローンする方法
起動が遅いとのことで、今回はDynabookのノートパソコンに内蔵されているハードディスクからSSDへ換装による修理を行いましたので事例をご紹介いたします。
Dynabookについて
Dynabookのノートパソコンに内蔵されているハードディスクからSSDへの換装を実行する前に、まずDynabookとはなんですかを理解しましょう:
Dynabook株式会社(ダイナブック、英:Dynabook Inc.)は、東京都江東区豊洲に本社を置く、パソコン及びシステムソリューション商品の開発、製造、販売を主な事業とする電機メーカーです。
かつての商号は、東芝クライアントソリューション株式会社(とうしばクライアントソリューション、英:TOSHIBA CLIENT SOLUTIONS CO., LTD、略称:TCS)で、東芝の子会社です。サポート&サービス事業は東芝コンシューママーケティングが担当します。
DynabookのHDDをSSDに換装・クローンする原因
Dynabook PCのHDDをSSDに換装・クローンするには、大きく2つの役割があります。
1. DynabookのHDDを別のHDDやSSDにアップグレード/交換する
より多くのストレージ容量を使用したい場合や、より良い性能を求めたい場合には、DynabookのHDD全体を別のHDD(またはSSD)に丸ごとクローン・コピーすることで古くて小さなHDDをSSDや新しくて大きなHDDに交換・換装して、アップグレードすることができます。この方法は時間と労力を節約することができます。
2. データの消失を防ぐ
Dynabookに内蔵されているHDDやSSDは消耗品であり、使い続けていればいつかは必ず壊れます。長年の使用による経年劣化での故障や人為的ミス、自然災害など、突然大切なデータを失う可能性があります。
Dynabook内蔵HDDのデータを保護するために、日頃からHDDをどのように対処するのがベストの選択ですか?データ消失リスクへの備えとして、内蔵HDDが正常に動作している時に(トラブルが発生する前に)クローン・コピーを作成するのは最適な方法だと思います。
DynabookのHDDをSSDに換装する前の準備
電源入れて5分待っても、10分経っても起動しないパソコン、いらいらしますよね。ノートパソコンの場合、3年を経過したあたりから起動が遅くなったと感じている方はけっこういるはずです。
1. ノートパソコン本体のHDD稼働率を確認する
動きの悪い原因がハードディスクによるものなのか、メモリ不足によるものなのかあらかじめ確認しておきましょう。よくパソコンが重い原因はデータが沢山詰め込まれているためと勘違いしている方がいますがそうではありません。Windows10が必要としている基準にハードディスクの性能が追いついていないのが原因と考えられます。
キーボードのCtrl+Alt+Deleteキーを押します。ブルー画面からタスクマネージャーをクリックします。ディスクが100%になっています。この状態でしたらSSD換装にトライする価値があります。
2. SSDは何を購入したらよいか検討する
最近ではSSDも安く購入できるようになりました。とはいえ、容量の大きいSSDになればなるほど値段は上がります。なるべくコスパのよいものを選びたいものですね。今回、SSD換装するノートパソコンはTOSHIBA DynabookのAZ45というモデルで、HDD容量が1TBです。同容量のSSDを購入するのが一番安心ですが1万円以上しますので、悩みどころです。今後、容量を必要とする場合は1TBを購入、そんなに容量をつかわないよ、という場合は必要な容量を満たすものを購入しましょう。
3. SSDをDynabookノートパソコンに接続する
ノートパソコンである場合、一般的に1つのドライブベイだけがあるため、外部からUSB-SATA変換アダプターでHDD/SSDをパソコンに接続する必要があります。
4. SSDを初期設定する
1. スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」をクリックします。新しいSSDを右クリックし、「ディスクの初期化」をクリックします。
2. ディスクのパーティションスタイル(MBRまたはGPT)のいずれかを選択して、「OK」をクリックします。タスクはすぐに始まります。
- ご注意:
- 選択したディスクをDynabookのHDDと同じパーテーションスタイルGPTに選択してください。
- 新しいSSDに重要なデータがあれば、事前にディスクバックアップを実行してください。
5. ディスククローンソフトをダウンロードし、インストールする
効果的なディスククローンソフトウェアはこの記事で最も重要な部分です。適切なソフトを選べば、DynabookのHDDからSSDへの換装/クローン作業が早く、簡単になります。ここでは、AOMEI Backupper Professionalは専門的で使いやすいので、お勧めします。このソフトはWindows 11/10/8.1/7/XP/Vistaと互換性があり、多くの素晴らしい機能とオプションを備えています:
- インテリジェントクローニング - デフォルトモードとして、使用セクタだけをコピーするので、(使用領域がSSD以下であれば)大きいHDDから小さいSSDにクローンすることができます。SSDに十分なスペースがある場合、「セクター単位のクローン」を選択して、空白と不良を含むすべてのセクタをコピーすることもできます。
- 柔軟なクローンオプション - AOMEI Backupperはハードディスクのクローン作成を開始する前に、SSDの容量が十分かどうかをチェックします。SSDの容量は十分ではない場合、パーティションクローンを使って、一部のデータを別のストレージデバイスに移行するか、システムクローンを使って、オペレーティングシステム(OS)だけをHDDからSSDに移行します。
- SSD 4Kアライメント - SSDはHDDと異なる構造を持っているので、パーティションはクローン作成中にSSDのブロック境界に沿ってアライメントされる必要があります。このオプションでは、オルメイのバックアップソフトが作業を行うので、SSDのアライメントやSSDのクローン作成の速度を気にする必要はありません。
- ボリュームシャドウコピーサービス(VSS) - この素晴らしい技術により、クローン作成プロセスは作業を全く中断させることはありません。
ディスククローンソフトをダウンロードしてインストールし、以下の手順に従ってDynabookのHDDをSSDに換装しましょう~
DynabookのHDDをSSDに換装・クローンする手順
すべての準備が完了したら、DynabookのHDDをSSDにクローンしましょう~
手順 1. ディスククローンソフトを起動します。
手順 2. 「クローン」タブ→「ディスククローン」をクリックします。
手順 3. Dynabookが認識できる全てのHDDまたはSSDは表示されます。ソースディスク(クローン元のHDD)を選択し、「次へ」をクリックします。
手順 4. SSDをクローン先(ターゲットディスク)として指定して「次へ」をクリックします。
手順 5. 操作概要を確認して問題なければ「開始」をクリックします。
💛便利なオプション:
✿ パーティションを編集:ターゲットディスクのパーティションサイズを調整できます。「ターゲットディスクをGPT/MBRからMBR/GPTに変換する」「パーティションサイズを変更せずにコピー」、「各パーティションに未使用領域を追加」、「パーティションのサイズを手動で調整」を選択できます。
✿ セクター単位のクローン:使用されているかどうかに関係なく、Dynabook HDD上のすべてのセクターのクローンを作成します。SSDがソースディスクと同等かそれ以上の大きさであることが必要です。
✿ SSD 4Kアライメント:クローン先がSSDである場合、SSDのパフォーマンスを向上させるために、「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れてください。
手順 6. ディスククローンの進捗状況が100%に達すると、「完了」をクリックしてください。
その後、ノートパソコンの電源を切り、接続されているSSDやその他外部接続されているものを外します。次に、ネジで、パソコン裏面カバーを取り外します。
HDDを外し、SSDと入れ替えてください。
SSDを取付たら、蓋を付け、ねじ止めしバッテリーをもとに戻します。これで完了です。
まとめ
要約すると、専門的なディスククローンソフトAOMEI Backupper Professionalを利用して、DynabookのHDDからSSDへの換装・クローン作成を簡単に実行できます。Dynabookの動作遅いも簡単で解決できます。
また、AOMEI Backupperは、重要なSSD移行ソフトウェアであるだけでなく、システムバックアップ、ディスクバックアップ、パーティションバックアップ、ファイルバックアップなどの強力な機能を提供するバックアップツールでもあります。これは、新しいSSDのデータを安全に保つのに役立つ最高のアシスタントになる可能性があります。