対処法4つ:ファイル履歴ドライブを再接続してください
「ファイル履歴ドライブを再接続してください」というのは、ファイル履歴のドライブが長時間に渡って切断されていた場合、表示されているメッセージです。外付けドライブ(USBメモリーなど)にバックアップを作成する場合、外付けドライブはお使いのPCに接続されていることを確認してください。
ファイル履歴のドライブが切断されています
ファイル履歴はWindows8/8.1、10、11のファイルバックアップには役立ちます。しかし、ファイル履歴のドライブが切断されていたというエラーがあります。更に、特定のエラーメッセージが異なる場合があります。
「ドライブを再接続します。ファイル履歴ドライブが長時間切断されました。それを再接続し、タップまたはクリックすると、ファイルのコピーを保存したままにします。」
「ファイル履歴ドライブを再接続してバックアップを実行するまで、ファイルは一時的にハードドライブにコピーされます」
スケジュールされたバックアップタスクがトリガーされると、そのようなエラーが表示されます。デフォルトでは、ファイル履歴は1時間ごとにファイルのコピーを保存するので、ファイルが保護されていないことは言うまでもなく、修正しないとかなり迷惑をかける可能性があります。
ファイル履歴ドライブが接続されていない理由?
ファイル履歴のドライブが切断されたエラーの原因としては、以下のようなものが考えられます:
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外付けハードディスクが確かに切断されている場合、ドライブを再接続することができます。または、もうファイルをバックアップしたくない場合は、ファイル履歴をオフにすればよいでしょう。
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Windows 8/8.1/10/11のファイル・エクスプローラでファイル履歴ドライブを開いて表示できる場合は、バックアップ・ドライブに障害が発生しているか、ファイル・システムが破損している可能性があります。
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バックアップディスクが正常に接続されていてもこのエラーが発生する場合は、ディスクまたはファイルシステムに問題があることを意味します。場合によっては、このドライブはファイル履歴で認識されませんというエラーがあるかもしれません。
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このドライブを別のコンピューターに接続してバックアップを取る場合、別のユーザーがこのドライブへのアクセス権を持っていない可能性があります。
ファイル履歴ドライブを再接続するエラーの対処法4つ
「ファイル履歴ドライブを再接続してください」に対する4つの効果的な解決方法をこちらでご紹介しています。
方法1. HDDのエラーを確認して修正する
お使いのHDDにいくつかのエラーが存在する可能性があると疑われる場合は、最初にHDDの不良セクタを確認することができます。
手順 1. Windows10では、「スタート」メニューを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
👉Windows8/8.1では、Windows + Rキーを押して、実行ボックスに「CMD」と入力することができます。
手順 2. コマンドプロンプトで「chkdsk.exe /f H:」と入力し、Enterキーを押します。「H」をバックアップディスクのドライブ文字で置き換える必要があります。
ハードディスクのエラーの確認と修正が完了するまで、しばらく時間がかかります。不良セクタの値が0より大きい場合、ディスクはおそらく破損しているか、またはもうすぐ壊れます。バックアップデータのセキュリティを確保するには、障害の発生したディスクを新しいディスクにクローンし、そのクローン先のドライブをバックアップドライブとして使用する必要があります。
不良セクタがない場合、問題はバックアップディスクではありません。このエラーの原因は構成ファイルである可能性があります。
方法2. ファイル履歴の設定ファイルをクリーンアップする
ドライブ履歴にドライブを再接続できない場合は、設定ファイルを削除してから再接続することができます。この方法では、すべてのファイル履歴バックアップが削除されるため、次のことを試す前に、別のファイルバックアップを作成することをお勧めします。
手順 1. 隠しファイルを表示させることを確認してください。 「エクスプローラー」>「表示」>「オプション」>「表示」の順にクリックし、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を有効にし、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」オプションもオフにすることができます。
手順 2. 下のフォルダに移動し、その中のすべてのファイルを削除する:
C:\Users\[username]\AppData\Local\Microsoft\Windows\FileHistory\Configuration\
このフォルダを直接開くには、実行ウィンドウに「%localappdata%\Microsoft\Windows\FileHistory\Configuration」と入力してください。
手順 3. その後、「ファイル履歴」に戻り、ドライブを再度接続することができます。
方法3. ファイル履歴ドライブを再接続する
ファイル履歴のバックアップに使用されている外付けHDDが長時間切断された場合は、ドライブを再接続するよう求められます。ドライブを手動で再接続してから、次のようにバックアップを開始する必要があります。
手順 1. 「設定」>「更新とセキュリティ」>「バックアップ」に移動します。
手順 2. 外付けHDDまたはネットワークドライブを再選択します。
別のドライブを変更して、ファイル履歴のバックアップを保存することもできます。これを行うには、「ファイル履歴」の「その他のオプション」をクリックし、「別のドライブにバックアップ」部分までスクロールして、「ドライブを使用する停止」ボタンをクリックします。
方法4. ファイル履歴バックアップを保存する共有フォルダを作成する
特定のフォルダにのみファイル履歴のバックアップを保存する場合は、外付けHDDまたは内蔵HDDに共有フォルダを作成し、ファイル履歴を使用してこのフォルダにバックアップできます。一部のユーザーはファイル履歴を使って、内部HDDにバックアップを作成できませんが、この方法でその問題を解決できます。
手順 1. ファイル履歴ドライブという新しいフォルダを作成します。
手順 2. 新しく作成したフォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
手順 3. 「共有」タブをクリックし、「共有...」を選択して共有フォルダを作成します。読み取り/書き込み権限を追加する必要があります。
手順 4. 共有フォルダのネットワークアドレスを確認し、それをコピーします。例として、\\IPアドレス\ファイル履歴ドライブ(例: \\192.168.1.3)の形式になります。
手順 5. ファイルの履歴を開き、「ネットワークの場所を選択」をクリックし、「ネットワークの場所を追加」をクリックして、この共有フォルダをバックアップの場所として追加します。
ファイル履歴の代替品でファイルをバックアップする方法
ファイル履歴が様々な原因で問題が発生する可能性があるため、ファイルバックアップにとって最適ではないと思います。その場合、ファイル履歴の無料代替ソフトAOMEI Backupper Standardを試すことができます。ファイルのバックアップのほかに、システム/パーティション/ディスクのバックアップも簡単かつ高速に完成できます。次は、AOMEI Backupperを使用してファイルとフォルダをバックアップしましょう~
手順 1. 無料でダウンロートし、このバックアップソフトウェアを実行します。
手順 2. 「バックアップ」タブをクリックし、「ファイルバックアップ」を選択します。
手順 3. 次は、「ファイルを追加」または「フォルダを追加」をクリックして、特定のファイルとフォルダを指定します。
手順 4. イメージバックアップを保存するターゲットの場所を選択します。このツールを使用すると、外付けHDDのほかに、NASネットワーク、ローカルHDD、クラウドなどにバックアップすることもできます。
手順 5. このファイルバックアップを自動的に実行するスケジュールを作成するには、「スケジュール」をクリックします。 その後、「開始」をクリックしてファイルのバックアップを開始します。
🌱補足:
また、AOMEI BackupperはクラウドストレージAOMEI Cloudを提供しています。クラウドストレージは実体がなく、物理的な損傷などによるデータ損失を回避できますし、インタネットがあれば、どこでもクラウドからデータを復元できるというメリットがあります。
「クラウドバックアップ」機能を使用して、ファイル/フォルダをAOMEI Cloudにバックアップできます。元のファイル/フォルダが紛失・破損した場合、AOMEI Cloudからデータを復元することで、簡単に取り戻すことができます。AOMEI Cloud(1TB)は、15日間無料試用可能で、ぜひ使ってみてください。
後書き
イメージバックアップが気に入らない場合、AOMEI Backupperはファイル同期の機能も提供します。継続的なデータ保護のためにスケジュールされた同期タスクまたはリアルタイムファイル同期を設定できます。ファイル履歴ドライブが接続されていないというエラーが繰り返し表示される場合は、上述の方法をすべて試して修正するか、ファイル履歴の代わりになるAOMEI Backupper使用してください。
そのほかのバージョン | AOMEI Backupper
1台のServer向けのServer版、台数無制限のPC向けのTechnician版、台数無制限のServer向けのTechnician Plus版もあります。Technician(Plus)版を利用して、クライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができます。ニーズに応じて適切なバージョンを選択しましょう~