Windows 11への自動アップグレードを無効にする方法5つ
Windows 11にアップグレードしたくないので、Windows 10からWindows 11への自動アップグレードを無効化・停止する方法を探していますか?この記事では、その方法を5つ紹介します。興味のある方、是非読み進めてください。
なぜWindows 11への自動アップデートを無効化・停止したいのか?
Windows 11がリリースされてしばらく経ち、強制的にアップグレードさせることはないと言っていますが、最近ではWindows 11の最小システム要件を満たすパソコンであれば、自動的にWindows 11をダウンロードしてインストールするようになりました。
しかし、Windows 10からWindows 11にアップグレードしたくないというユーザーもいます。なぜそれらのユーザーはWindowsへアップグレードしたくないでしょうか?この代表的な原因は次の3つに要約されます:
- Windows 11にはコアアップデートがない:Windows 11の主な変更点はUIと、ゲームモード、ウィジェット、起動時間の短縮、Androidアプリのサポートなどのいくつかの新機能です。
- Windows 11は現在安定していない:Windows 11は新しいオペレーティングシステムなので、他のシステムが新しくリリースされたときと同じように、潜在的なバグ、問題、セキュリティリスクがあります。
- Windows 11はより高いシステム要件が必要:例えば、Windows 11は4GB RAMと64GBディスクスペースを必要とし、これはWindows 10のシステム要件より2倍以上です。パソコンのパフォーマンスを低下させる可能性があります。
Windows10からWindows 11への自動アップグレードを無効にする方法
どのような原因であっても、以下の方法でWindows 11へのアップグレードを停止し、Windows 10のままにしておくことができます。通常、アップグレード/インストールを停止してもデータ損失は発生しませんが、人為的なミスによるデータ損失が心配な場合、あらかじめシステムをバックアップしておいてください。同時に、パソコンがWindows 11に自動更新した場合、Windows 10に戻る方法も提供します。
方法1. Windowsの設定でWindows Updateを一時停止する
Windows 11への自動アップデートを一時的に停止したい場合、最も簡単で迅速な方法は、Windowsの設定を使用することです。この方法で、Windows Updateを7日以上一時停止することができます。また、Windows 11の自動アップデートを停止する場合にも有効です。
ステップ 1. 「スタート」ボタン→「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」をクリックします。
ステップ 2. お使いのパソコンがWindows 11のシステム要件を満たしている場合、Windows 11へのアップグレードの準備ができたと表示されます。「今はWindows 10の使用を継続します」をクリックします。そして、「7日間更新を一時停止する」を選択します。
ステップ 3. Windows 11のアップデートを7日以上一時停止するには、「詳細オプション」をクリックします。次に、「更新の一時停止」セクションのドロップダウンメニューから日付(最大35日間)を選択します。
方法2. サービスでWindows Updateを永続的に無効にする
Windows Updateサービスを無効にすることは、Windows 11への自動アップデートを永続的に停止する方法です。しかし、この方法では、他の自動アップデートも無効化するので、ご注意ください。
ステップ 1. 「Win」+「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、「services.msc」を入力して、「OK」をクリックして、「サービス」を開きます。
ステップ 2. 「Windows Update」サービスを右クリックし、「停止」を選択します。
ステップ 3. 「Windows Update」サービスをダブルクリックし、「スタートアップの種類」を「無効」に設定し、「OK」をクリックして変更を保存します。
こうすることで、Windows 10上のすべてのWindows Updateが停止されます。後で再開したい場合は、上記の手順でサービスを開始し、「スタートアップの種類」を「自動」に設定するだけです。
方法3. レジストリエディターでWin 11への自動アップデートを無効にする
Windows 11への自動アップグレードだけを無効化したい場合は、Windows 10 バージョン 1803以降の新しいポリシー「TargetReleaseVersion」またはレジストリー設定を使用することができます。
開始する前に、パソコンが最新のWindows 10のバージョンである21H2を使用しているかどうかを確認する必要があります:「Win」+「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」で「winver」と入力し、「OK」をクリックして「Windowsのバージョン情報」を開きます。すると、現在のWindowsのバージョンを確認することができます。
ステップ 1. 「ファイル名を指定して実行」で「regedit」と入力し、「OK」をクリックして「レジストリエディター」を起動します。
ステップ 2. 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate」に移動し、右クリック→「新規」→「DWORD(32ビット)値」をクリックします。「TargetReleaseVersion」と名付けます。次に、ダブルクリックし、「値のデータ」を「1」に設定します。
ステップ 3. そして、空欄を右クリックし、「新規」→「文字列値」を選択し、「TargetReleaseVersionInfo」と名付けます。ダブルクリックし、「値のデータ」を「21H2」に設定します。
ステップ 4. 「レジストリエディター」を閉じて、パソコンを再起動すると、変更が有効になります。
方法4. レジストリエディターでWin 11への自動アップデートを停止する
「TargetReleaseVersion」ポリシーやレジストリー設定以外では、「レジストリエディター」で「NoAutoUpdate」を試すことも可能です。
ステップ 1. 「Win」+「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力し、「OK」を押して「レジストリエディター」を開きます。次に、「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate」に移動し、右クリック→「新規」→「キー」を選択し、「AU」と名付けます。
ステップ 2. 「AU」をクリックし、右側のパネルで空白部分を右クリックし、「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択し、「NoAutoUpdate」と名付けます。その後、ダブルクリックし、「値のデータ」を「1」に設定します。
ステップ 3. 方法2に従って、「サービス」を開き、「Windows Update」を無効にします。その後、パソコンを再起動し、設定を有効にするようになります。
方法5. ローカルグループポリシーエディターでWin 11の更新を無効にする
ステップ 1. 「Win」+「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、「gpedit.msc」を入力し、「OK」をクリックして「ローカルグループポリシーエディター」を開きます。そして、「コンピュータの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「Windows Update」→「Windows Update for Business」に移動して、「ターゲット機能更新プログラムのバージョンを選択する」をダブルクリックします。
ステップ 2. 「有効」を選択して、「オプション」セクションで、製品バージョンを「Windows 10」、機能更新プログラムのターゲットバージョンを「21H2」に設定します。その後、「適用」→「OK」をクリックして変更を保存します。
オススメ:念のため、Windows 10をバックアップしておく
以上はWindows 11への自動アップグレードを無効にする方法5つです。それらの方法によって、パソコンをWindows 11に勝手にインストールさせません。
しかし、Microsoftが自動的にWindows 11をダウンロードしてインストールすることを完全に避けるには、あらかじめWindows 10のシステムイメージを作成しておくことをお勧めします。こうすれば、PCはWindows 11に勝手にインストールした後、簡単にWindows 10に戻すことができます。
ここでは、最高のバックアップ&復元用フリーソフト-AOMEI Backupper Standardをお勧めします。そして、緊急用だけでなく、長期的なデータ保護にも重点を置いています。このソフトは、次のようなメリットがあります:
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多様なバックアップモード:システムバックアップに加えて、ファイル/パーティション/ディスクバックアップもサポートしています。
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3-2-1バックアップルール:Windows 10を外付けハードドライブ、USBメモリ、共有フォルダ、NAS、クラウドドライブなどにバックアップすることが可能です。3-2-1バックアップルール(データはコピーして3つ持つ+2種類のメディアでバックアップを保存する+バックアップのうち1つは違う場所で保管する)を簡単に実現できます。
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応急処置ツール:パソコンの故障が心配な場合、事前に回復環境またはブータブルメディア(USBメモリ/CD/DVD)を作成できます。システムを起動でない場合でも、それらからパソコンを起動して、作成したバックアップを復元できます。
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全Windows PCに対応:Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPに対応しています。
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自動バックアップ:毎日、毎週、毎月の頻度からバックアップの自動実行を設定できます。
では、AOMEI Backupper StandardでWindows 10をバックアップする方法をご案内します。開始する前に、まずAOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールします。
ステップ 1. AOMEI Backupperを起動し、「バックアップ」をクリックし、「システムバックアップ」を選択します。
ステップ 2. システム起動に必要なパーティションがすべて選択されているので、矢印下のボックスまたは逆三角形アイコンをクリックし、保存先だけを選択すればよいです。すべての設定を確認し、問題がなければ、「開始」をクリックし、Windows 10のシステムイメージが作成されます。
◎下部の3つのオプションをクリックして、バックアップをカスタイマイズできます:
オプション:バックアップの圧縮、使用されているセクターのみバックアップする「インテリジェントセクターバックアップ」/すべてのセクターをバックアップする「完全なバックアップ」、バックアップ完了後のメール通知などを設定できます。
スケジュール:自動バックアップを設定できます。Standard版では、毎日、毎週、毎月の3つのモードをサポートしています。Professional版へアップグレートすると、イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)とUSB挿入の2つより柔軟的なモードを楽しめます。
バックアップスキーム:フル/増分/差分バックアップ、バックアップの自動クリーンアップを設定できます。バックアップの自動クリーンアップを有効にすると、古いバージョンのバックアップが自動的に削除されます。保存先に十分な空き容量があることを確保できます。増分バックアップとバックアップの自動クリーンアップはProfessional版で利用可能です。
まとめ
この記事では、Windows10からWindows11への自動アップグレードを無効にする方法を5つ紹介しました。しかし、念のために、AOMEI Backupperのようなバックアップ&復元用ソフトでWindows 10をバックアップしておくことをお勧めします。こうすれば、PCはWindows 11に勝手にアップグレードしても、Windows 10に簡単に戻せます。
また、AOMEI Backupperはクローン、同期、ディスク消去ソフトでもあります。データをHDDからSSDに移行したい場合や、2台のPCの間でファイルを同期したい場合、パソコン処分前にデータを復元できないように完全消去したい場合にも役立ちます。今すぐダウンロードし、より便利な機能を発見しましょう~