データを失わずに自分でHDDをSSDに換装する方法

パソコンのHDDをSSDに換装したいけれど、どのように始めればいいのか分からず困っていませんか?この記事を読めば、データを失わずにHDDをSSDに簡単に換装する方法が分かります。初心者でも安心して進められるガイドとなっていますので、ぜひご覧ください。

Yoyo

By Yoyo 最終更新日: 2024年07月16日

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最近、パソコンの動作が遅くなってきたので、新しいSSDに換装することを考えました。現在使っているのは東芝HDDで、データがたくさん入っています。特に、仕事に関する重要なファイルや、写真、音楽など、失いたくないデータがたくさんあります。専門の業者に頼むのもいいのですが、コストがかかるため、できれば自分でやってみたいと思っています。

問題は、データを失わずに安全にHDDからSSDに換装する方法です。データのバックアップやクローンの作成についてはあまり経験がないため、失敗したくありません。インターネットで調べたところ、いくつかの方法が紹介されていましたが、どれが一番簡単で安全なのか判断に困っています。

さらに、HDDを取り外してSSDを取り付ける物理的な手順も不安です。もし何か間違えてしまったら、パソコンが起動しなくなるかもしれません。そうならないために、しっかりと準備をして、確実に作業を進めたいと考えています。どなたか、具体的な手順や注意点についてアドバイスをいただけると非常に助かります。よろしくお願いします。

– あるユーザーからの質問

最近、パソコンの動作が遅くなってきたことに気付き、SSDに換装することでパフォーマンスが大幅に向上することを知りました。しかし、HDDのデータを失わずに自分で換装する方法が分からず、どこから手をつけていいのか悩んでいました。同じような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?この記事では、初心者でも簡単にデータを失わずにHDDをSSDに換装できる方法を詳しくご紹介します。

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データを失わずに自分でHDDをSSDに換装する方法

HDDをSSDに換装することは、パソコンの性能を劇的に向上させるための最も効果的な方法の一つです。多くのユーザーはそれが難しいと感じていますが、実際には簡単な手順で行うことができます。HDDを新しいSSDにクローンし、その後SSDを取り付けるだけで完成します。

パソコンでHDDからSSDへの換装手順は以下の通りです:

1. HDD全体(OSも含む)をSSDにクローンする

2. パソコンからHDDを取り外し、新しいSSDを取り付ける

3. BIOSに入り、新しいSSDを最初に起動するドライブとして設定し、SSDからパソコンを起動する

この流れに沿って進めることで、簡単にHDDをSSDに換装することができます。次では詳細な手順をそれぞれ紹介します。

ステップ1. HDD全体をSSDにクローンする手順

HDD全体をデータを失わずにSSDにクローンするには、サードパーティ製のディスククローンソフトウェアを活用することをお勧めします。市場には多数のクローンソフトウェアがありますが、代表的なものにはSamsung Data Migration、Acronis True Image WD Edition、Seagate DiscWizardなどがあります。ただし、これらのソフトウェアは特定のHDDやSSDブランドに対応しており、他社製のハードディスクでは一部の機能が利用できない場合があります。

この制約を回避するために、AOMEI Backupper Professionalという優れたクローンソフトウェアをお勧めします。このソフトは以下のようなメリットがあります:

  • 柔軟なクローンオプション:このソフトはディスククローン(ディスク全体をクローンする)、システムクローン(OSのみをクローンする)、パーティションクローン(特定のパーティションをクローンする)の3つクローン方式を提供しています。

  • 様々なブランドに対応:Seagate、Toshiba、Lacie、Samsung、Western Digital、Crucialなど、全てのブランドのHDDとSSDに対応しています。

  • インテリジェントクローン:デフォルト設定では、ソースディスク上の使用済みセクターのみをコピーするため、より小さいSSDへのクローンが可能です。全てのセクターをクローンしたい場合は、「セクター単位のクローン」機能を利用してください。

  • 複数のOSに対応:Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPを含む全てのWindows オペレーティングシステムをサポートしています。*サーバーユーザーの場合は、AOMEI Backupper Serverをご利用ください。

以下の手順に従って、データを失わずにHDD全体をSSDにクローンしましょう~

1. 新しいSSDをパソコンに接続し、認識されることを確認します。そして、AOMEI Backupper Professionalをダウンロードしてインストールし、起動します。

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2. 「クローン」を選択し、「ディスククローン」をクリックします。

ディスククローン

3. 元のHDDをソースディスクとして選択して、「次へ」をクリックします。

ソースディスク

4. 新しいSSDをターゲットディスクとして選択し、「次へ」をクリックします。

ターゲットディスク

5. SSDのパフォーマンスを最適化するために、「SSD 4Kアライメント」をチェックすることを強くお勧めします。最後に、操作を確認し、問題がなければ「開始」をクリックします。

*ソースディスクのサイズにより、ディスククローンに数時間がかかる場合もあります。

開始

🌞 注:

パーティションを編集:この機能を使用し、ターゲットディスクのパーティションサイズを自動的または手動的に変更し、容量を最大限に活用することができます。

ステップ2. 新しいSSDを取り付ける

🌱準備作業
  • データのバックアップ:作業中にデータが失われる可能性があるため、重要なデータを外部ストレージやクラウドサービスにバックアップしておきます。

  • 工具の用意:パソコンの筐体を開けるために必要なドライバーを用意します。大抵の場合、プラスドライバーが必要です。

  • 作業環境の整備:作業を行うための広い、静電気が少ない作業スペースを確保します。

また、必要に応じてSATAケーブルやマウントブラケットも準備します。

ここでは、Lenovoパソコンを例として、HDDからSSDへの換装手順を提供します。

1.  Lenovoパソコンを完全にシャットダウンし、電源ケーブルを抜きます。

2. ドライバーを使用して、下部ケースを固定しているネジを外します。

ネジを外し

3. オープニングツールを下部ケースと正面右側の端のシャーシの間に挿入し、面端に沿ってピックをスライドし、下部ケースを固定しているクリップが外れます。

オープニングツール

4. 下部ケースを取り外した後、HDDとバッテリーを固定しているネジを外します。片手でバッテリーを少し持ち上げながら、もう一方の手でHDDを慎重に取り外します。

下部ケースを取り外し

ネジを外し

HDDを取り外し

5. 取り外したHDDはステーと一体になっているため、まずHDDの両側にある2箇所ずつのネジを外します。ネジを外したら、HDDとステーを固定している銀色のテープを剥がします。

⭐テープはSSDを取り付ける際に再利用するので、破れないように注意して剥がしてください。

両側にある2箇所ずつのネジを外し

6. SSDのネジ穴とステーのネジ穴の位置が一致していることを確認した後、先ほどの銀色のテープを使ってSSDを固定し、ネジでしっかりと取り付けます。

SSDを固定

7. 最後に、取り外したHDDと同じ位置に新しいSSDを設置し、パソコンの裏蓋を元の位置に戻し、すべてのネジを締めます。

ステップ3. 新しいSSDからパソコンを起動する

1. 電源ケーブルを接続し、パソコンの電源を入れます。

2. パソコンを再起動し、メーカーのロゴが表示されると、特定のキーを押して、「BIOS」に入ります。

bios起動キー

3. 矢印キーで「Boot」タブに移動し、新しいSSDを最初に起動するドライブとして設定します。「F10」キーを押して、設定を保存し、終了します。

自分でHDDをSSDに換装するに関するよくある質問

1. クローン作成前に新しいSSDをフォーマットする必要がありますか?
 

クローン作成前に新しいSSDをフォーマットする必要はありません。クローン作業を行うクローンソフトウェアが、ソースディスクのデータをそのままターゲットディスクにコピーするため、フォーマットは自動的に行われます。ただし、既存のデータがある場合は、クローン作業前にバックアップを取っておくことをお勧めします。

【関連記事】クローン作成前に新しいSSDをフォーマットする必要がありますか?

2. どのくらいの容量のSSDを選べばよいですか?
 

SSDの容量を選ぶ際は、以下の点を考慮することが重要です:

👉現在のHDDの使用量

現在使用しているHDDの容量と使用状況を確認しましょう。クローンを作成するためには、現在のHDDのデータがすべて収まる容量のSSDが必要です。

例えば、現在のHDDが500GBで、そのうち300GBが使用されている場合は、最低でも300GB以上の容量が必要です。*余裕を持たせるために500GB以上のSSDを選ぶのが理想的です。

👉将来的な容量ニーズ

今後のデータ増加を見越して、少し大きめのSSDを選ぶことをお勧めします。アプリケーションのインストールや大容量のデータ保存を考慮すると、余裕のある容量のSSDを選ぶことが賢明です。

👉予算

SSDの価格は容量に比例しますので、予算も考慮に入れる必要があります。高容量のSSDは便利ですが、高価になるため、予算内で最適な容量を選びましょう。

🌞推奨容量の目安:

  • 基本的な使用(文書作成、ウェブブラウジング):250GB - 500GB

  • 一般的な使用(アプリケーション使用、標準的なゲーム):500GB - 1TB

  • 高負荷な使用(大量のゲーム、動画編集、データ保存):1TB以上

おわりに

データを失わずに自分でHDDをSSDに換装する方法について詳しく解説してきました。換装作業は初めての方にとって少しハードルが高いかもしれませんが、手順に従えば安全かつ確実に進めることができます。AOMEI Backupper Professionalでクローン作業の作成から実際の取り外し・取り付け作業、そしてBIOS設定まで、各ステップを慎重に行うことで、パソコンのパフォーマンスを大幅に向上させることができます。

もし換装作業に不安がある場合や不明な点があれば、専門のサポートを受けることも一つの方法です。最後に、SSDへの換装が完了したら、その高速なデータ処理能力と安定性を存分に体験してください。

Yoyo
Yoyo · この記事を書いた人
Yoyoは、AOMEI Technology会社の編集者としてパソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理、クラウドファイルの同期などの記事もたくさん持っています。情報技術とウェブ関連の分野に情熱を傾けつつ、ゲームも大好きです。新しいテクノロジーに常に興味津々で、読者に最新情報を提供することを心掛けています。