Outlookの古いアイテムの整理が実行できない?対処法5つを紹介

Outlookの古いアイテムの整理機能は、メールボックスやメールサーバー領域管理に役立ちます。しかし、時々、古いアイテムの整理を実行しても整理されないという問題に遭う可能性があります。この場合、どうすればよいでしょうか?この記事では、5つの対処法について紹介します。ぜひ読み進めてください。

Machi

By Machi 最終更新日 2023年03月24日

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ユーザー事例:Outlookの古いアイテムの整理が実行できない

メールボックスがいっぱいにならないように、Outlookには「古いアイテムの整理」という機能があり、保存しておきたい古いアイテムを別のOutlookデータファイル(.pst)に移動することができます。また、設定された頻度に基づいてアーカイブを自動化する自動アーカイブ機能もサポートしています。

古いアイテムの整理機能は、ほとんどの状況において問題なく行えます。しかし、一部のユーザーから、整理が正常に実行されないという報告があります:

Outlookの古いアイテムの整理機能が実行できない

 

Outlook 2010を使っています。古いアイテムの整理を行っていますが、設定した日付より明らかに前に受信したメールでもアーカイブされないものが多数残るのですが原因が分かりません。

メールサーバはExchangeを使っています。例えば2013/9/1の日付より古いアイテムを対象として「古いアイテムの整理」を行っても、明らかにその日付より古いメールであるにもかかわらず、archive.pstに移動されないものが多数残ります。しかしアーカイブされるものもありますので、何が違うのか全く分かりません。これまでかなり色々なサイトを見て試してみましたが、結果は同じです。どなたかお詳しい方、是非ご教授をお願いします。

--YAHOO!!知恵袋からの質問

Outlookで古いアイテムの整理が実行できない問題を修正する方法

Outlookで古いアイテムの整理が実行できない問題に遭った場合、問題が解決されるまで、次の方法を順に試してみましょう~

#1. 古いアイテムの整理の設定を確認する

古いアイテムの整理が正常に実行されない場合、まず設定が正しいかどうかを確認することが必要です。

1. 「古いアイテムの整理」の設定ウィンドウを開きます。

  • Outlook 2007:「ツール」→「オプション」→「その他」タブ→「古いアイテムの整理」ボタン

古いアイテムの整理

  • Outlook 2010/2013/2016/2019/365:「ファイル」タブ→「オプション」→「詳細設定」→「自動整理の設定」ボタン

自動整理の設定

2. 「次の間隔で古いアイテムの整理を行う」がチェックされていることを確認し、実行する頻度を設定し、「OK」をクリックします。

次の間隔で古いアイテムの整理を行う

ヒント:
「古いアイテムを整理する」欄で、アイテムを日、週、月単位で整理することを設定することができます。
デフォルトでは、古いアイテムを「archive.pst」ファイルに移動します。「古いアイテムを移動する」オプションを選択することで、古いアイテムを永久に削除することができます。

#2. 古いアイテムの整理の除外項目を確認する

古いアイテムの整理がある特定のフォルダーに対して行わない場合、以下の手順で特定のアイテムの状態を確認することができます。

1. そのフォルダーを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

プロパティ

2. 「古いアイテムの整理」タブに移動し、「このフォルダーのアイテムを保存しない」が選択されていないことを確認します。

このフォルダーのアイテムを保存しない

#3. 受信トレイ修復ツールを実行する

1. Outlookデスクトップアプリを閉じます。Outlookのバージョンに応じて次の場所に移動します。

  • Outlook 365/2019/2016:C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16
  • Outlook 2013:C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office15
  • Outlook 2010:C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office14
  • Outlook 2007:C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office12

2. 「Scanpst.exe」をダブルクリックし、実行します。「参照」をクリックして、修復したいarchive.pstファイルを選択します。

scanpst

参照

3. 「開始」を選択して、スキャンを開始します。エラーが見つかった場合は、「修復」をクリックして、エラーを修正します。

修復

#4. ArchiveIgnoreLastModifiedTimeレジストリ値を変更する

Outlookの古いアイテムの整理は、デフォルトで最終更新日時に基づいてアイテムを整理します。アイテムを返信、転送、移動、編集、保存、またはインポートすると、最終更新日が変更されるため、古いアイテムの整理でアイテムがアーカイブされない場合があります。受信した日付に基づいてアイテムをアーカイブしたい場合は、ArchiveIgnoreLastModifiedTimeレジストリ値を設定する必要があります。

▶ 注意:レジストリを変更する前に、まずレジストリをバックアップしてください。レジストリを間違って変更すると、重大な問題が発生する可能性があります。

1. 「Windows」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、「regedit」と入力し、「OK」をクリックします。

2. Outlookのバージョンに応じて以下のパスに移動します:

  • Outlook 365/2019/2016:HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Preferences
  • Outlook 2013:HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Outlook\Preferences
  • Outlook 2010:HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Outlook\Preferences
  • Outlook 2007:HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\Outlook\Preferences

3. 右ペインの空欄を右クリックします。「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択します。新しいDWORDを「ArchiveIgnoreLastModifiedTime」という名前を付けます。

新規

4. 「ArchiveIgnoreLastModifiedTime」をダブルクリックし、その「値のデータ」を「1」に設定し、「OK」をクリックします。

値のデータを1に設定

5. 「レジストリエディター」を閉じ、Outlookを再起動すると、レジストリが有効になります。

#5. 新しいPSTファイルを作成する

もう一つの状況は、PSTファイルがいっぱいになっていることです。既定の上限はOutlook 2003/2007の場合は20GB、Outlook 2010/2013/2016/2019/365の場合は50GBとなっています。archive.pstファイルが19GBまたは47.5GBに達すると、アイテムを追加することができなくなります。この場合、アイテムをアーカイブするために、新しいPSTファイルを作成する必要があります。

1. 方法1の手順1に従って、「古いアイテムの整理」の設定ウィンドウを開きます。

2. 「古いアイテムを移動する」の「参照」ボタンをクリックして、archive.pstファイルの新しい保存先を指定します。

参照

▶ 注意:PSTファイルを共有フォルダーに保存しないでください。ネットワーク接続が少しでも中断されると、アーカイブが失敗する可能性があります。

オススメ:データ損失を防ぐためにOutlookのメールデータを自動バックアップ

Outlookはエラーが時々起こります。古いアイテムの整理が実行できない問題のほかに、PSTファイルが見つからない、メールが突然消えたなどの問題が発生することもあります。

予期しないOutlookエラーによって引き起こされるデータ損失を防ぐために、信頼性の高いメールバックアップソフト-AOMEI Backupper Professionalを使用して定期的にOutlookのメールデータをバックアップすることが推奨されます。その「Outlookバックアップ」機能によって、メールに加えて、連絡先、タスク、予定表などほとんどのOutlookのメールデータをバックアップすることができます。また、このソフトは:

Outlookアプリにログインしているすべてのアカウント(Outlook、Microsoft 365、Gmail、Yahoo、iCloud、Exchange…)のメールデータをバックアップすることができます。
自動バックアップに対応しています。毎日、毎週、毎月、イベントトリガーの4つのモードをサポートしています。フルバックアップに加えて、変更された部分のみバックアップする増分/差分バックアップにも対応しています。
増分/差分バックアップを除いて、バックアップの圧縮レベル、古いバックアップの自動クリーンアップなど複数の省容量機能をサポートしています。バックアップの保存先に十分な空き容量があることを確保することができます。
内蔵/外付けHDD/SSD、USBメモリ、ネットワークドライブ、NAS、またはクラウドドライブ(OneDrive、Googleドライブ、Dropbox…)などほとんどのストレージデバイスを保存先として選択することができます。
Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPに対応しています。Windows Serverユーザーの場合、AOMEI Backupper Serverをご利用ください。
Outlook 2021、2019、2016、2013、2010、2007に対応しています。

今すぐAOMEI Backupperをダウンロードし、使ってみましょう!30日間無料試用可能なので、費用を心配しないでください~

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AOMEI BackupperでOutlookをバックアップするために、まずバックアップしたいメールアカウントをOutlookデスクトップアプリに追加します。そして、AOMEI Backupperを開き、「バックアップ」→「Outlookバックアップ」をクリックし、画面の指示に従ってバックアップを作成します。

参考記事:AOMEI Backupperでメールデータをバックアップする方法

Outlookのデータを追加

► 「オプション」「スケジュール」「スキーム」の3つのオプションからバックアップをカスタマイズすることができます:
オプション:バックアップファイルの分割/暗号化/圧縮などを設定することができます。
スケジュール:メールの自動バックアップを有効にすることができます。*「コンピュータをウェイクアップしてスケジュールタスクを実行します。」オプションがチェックされていることを確認します
バックアップスキーム:フル/増分/差分バックアップを設定したり、古いバックアップの自動クリーンアップを有効にしたりすることができます。

まとめ

以上は、Outlookの古いアイテムの整理が正常に実行できない場合の5つの対処法でした。順に試してみて、きっと問題を解決できると思っています。

また、予期しないOutlookエラーによるデータ損失を防ぐために、AOMEI BackupperでOutlookのメールデータを定期的にバックアップすることをお勧めします。こうすれば、メールが紛失した場合にも、簡単かつ高速に取り戻せます。今すぐダウンロードし、あなたのメールを守りましょう!

Machi
Machi · この記事を書いた人
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。