Outlookが頻繫に固まる/フリーズ/応答なし!対処法6選
この記事では、Outlookが頻繫に固まる(フリーズ/応答なし)場合の対処法を6つ紹介します。この問題に悩んでいる方、ぜひ読み進めてください。また、他のOutlookエラーによるデータ損失を備え、専門ソフトでOutlookメールアイテムを定期的にバックアップすることをお勧めします。
ユーザー事例:Outlookが頻繫に応答なしとなり、どうすればよいか?
Outlook 2010が頻繁に「応答なし」となるため、仕事にならず困っています。
主にメーラーとして使用。
メールアカウントの数は10個以上あるので、それが原因かなとも思いますが、仕事上必要なためどうにもなりません。
他に「応答なし」の原因として考えられるのは何でしょうか?
誠に勝手ながら、Microsoftのサポートページのコピーや、他のメーラーにしなさいといったお答えはご遠慮下さい。
--YAHOO!!知恵袋からの質問
上記のケースのように、Outlookを使用する際に頻繫に固まって何度も再起動しなければならない問題に遭遇したことがありませんか?
この記事では、この問題が発生する原因と、その6つの解決策について詳しく紹介します。この問題に悩んでいる方、ぜひ当記事の対処法を試してみましょう。
Outlookが頻繫に固まる/フリーズ/応答なしとなる原因
なぜOutlookが頻繫に固まるのですか?問題を解決する前に、その原因を理解する必要があると思います。次に、Outlookが頻繫にフリーズする原因を紹介します:
- 通信上の問題
- プロファイルデータ(pst)ファイルの不具合
- Outlookアプリの構成ファイルが破損している
- OSのシステムファイルが破損している
- インストールしたウイルス対策ソフトウェアがOutlookと競合している
- 別のプログラムがOutlookと競合している
- メールボックスが大きすぎる
Outlookが頻繫に固まる(フリーズ/応答なし)場合の対処法
問題が発生する原因を理解した後、このパートでは、6つの解決策について案内します。問題の原因を特定できない場合、問題が解決されるまで、方法を1つずつ試してみましょう。
方法1. セーフモードでOutlookを起動する
セーフモードは、Outlookを必要最低限の構成で起動するためのモードをを指します。Outlookに問題が発生した場合に、問題の修復や問題の切り分けとして利用することができます。
1. 「Windows」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「outlook.exe /safe」と入力し、「Enter」キーを押して実行します。
2. 「オプション」ボタン→「既定のプロファイルとして設定」にチェックを入れて、「OK」をクリックします。これで、Outlookがセーフモードで起動します。
方法2. Officeアプリケーション修復を実行する
以上の方法で問題を解決できない場合、Microsoft Officeの修復ツールを使って問題を解決してみることができます。修復後、パソコンを再起動する必要がある場合があります。
1. 「Windows」+「I」キーを押して「設定」を開きます。「アプリ」をクリックします。
2. 「アプリと機能」タブで、右のリストから「Microsoft Office desktop Apps」を探して選択し、「詳細オプション」をクリックします。
3. 「修復」ボタンをクリックします。
4. 「修復」ボタンの右側に、チェックマークが付いたら、修復は完了です。Outlookを起動し、問題が解決されるかどうかを確認します。
方法3. Officeを最新版に更新する
時々、最新のOfficeに更新することで、Outlookが頻繫にフリーズする問題を解決することができます。なぜなら、更新プログラムをインストールすることにより、古いファイルを置き換えて脆弱性を修正することができます。
1. ExcelなどのOfficeアプリを開き、「アカウント」をクリックします。
2. 「製品情報」セクションで「更新オプション」→「今すぐ更新」をクリックします。
3. 更新プログラムの確認とインストールが完了するまで待ちます。
Office 2013、2010、2007、2003の更新手順については、「Officeの更新プログラムをインストールする」をご参照ください。
方法4. ウイルス対策ソフトを最新版に更新するか、一時的に無効化する
ウイルス対策ソフトが最新でない場合、製造元の公式サイトから最新版をダウンロードし、インストールしてから、Outlookを開き、問題が解決されるかどうかを確認します。
それでもOutlookが頻繫にフリーズする場合は、ウイルス対策ソフトを一時的に無効化することができます。これでOutlookが正常に使用できるなら、他のウイルス対策ソフトを使用することを検討してもよいでしょう。
方法5. Outlookデータファイルを修復する
受信トレイ修復ツール(SCANPST.EXE)を使用して、Outlookデータファイルのエラーを診断して修復することができます。
1. 開始するには、まずOutlookとそれに関連するすべてのプログラムおよびフォルダーを終了する必要があります。
2. scanpst.exeは、基本的には以下の場所にあります:
Outlookのバージョン | ファイルの場所(パス) |
Outlook 365、2019、2016 | C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16 |
Outlook 2013 | C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office15 |
見つけたら、「scanpst.exe」をダブルクリックして起動します。
3. 起動したら、「参照」ボタンをクリックして、PSTファイルを追加します。
4. 「開始」ボタンをクリックします。
5. 問題が検出されたら、「修復」ボタンをクリックして修復を開始します。
方法6. 古いアイテムの整理を有効にしてアイテムをアーカイブする
プロファイルは、Outlookで使用する電子メールアカウントと各アカウントのデータが保存されている場所を記憶するために使用されます。同一フォルダー内に20000アイテム以上のメールデータが保存されている場合に、パフォーマンスへの影響が確認されています。
大きいフォルダー内の一部のアイテムを別のフォルダーに移動するか、古いアイテムの整理機能を有効にすることをお勧めします。ここでは、古いアイテムの整理機能を有効にする方法をご案内します。
1. 「古いアイテムの整理」の設定ウィンドウを開きます。
- Outlook 2007:「ツール」→「オプション」→「その他」タブ→「古いアイテムの整理」ボタン
- Outlook 2010/2013/2016/2019/365:「ファイル」タブ→「オプション」→「詳細設定」→「自動整理の設定」ボタン
2. 「次の間隔で古いアイテムの整理を行う」にチェックを入れて、実行する頻度を設定し、「OK」をクリックします。
- 「古いアイテムを整理する」欄で、アイテムを日、週、月単位で整理することを設定することができます。
- デフォルトでは、古いアイテムを「archive.pst」ファイルに移動します。「古いアイテムを移動する」オプションを選択することで、古いアイテムを永久に削除することができます。
オススメ:エラーによるデータ損失を備え、Outlookメールデータをバックアップ
以上の方法で問題を解決した後、専門ソフトを使用してOutlookのメールアイテムを定期的にバックアップすることをお勧めします。なぜなら、Outlookを使用する際に、フォルダーが消えたり、「送信済みアイテム」フォルダー内のメールが消えたりすることなどの不具合が発生することがあります。このようなエラーによって重要なメールが消えてしまうと、手間とお金をかけても取り戻せない可能性があります。
ここでは、Outlookメールバックアップソフト-AOMEI Backupper Professionalの使用をお勧めします。このソフトで、Outlookのメール、予定表、タスク、メモ、添付ファイル、連絡先などほとんどのメールアイテムをバックアップすることができます。また、自動バックアップ機能をサポートしているので、毎回手動でバックアップする手間を省けます。
ダウンロードし、Outlookのメールデータを守りましょう!30日間無料試用可能なので、費用を心配しないでください~
詳しいメリットと使い方については、「AOMEI Backupperでメールデータをバックアップ・復元する」をご参照ください。
まとめ
以上は、Outlookが頻繫に固まる(フリーズ/応答なし)場合の6つの対処法でした。どうでしょうか?あなたの問題を解決しましたか?
問題が解決されたら、念のために、AOMEI Backupperを使用してOutlookのメールアイテムを定期的にバックアップすることをお勧めします。こうすれば、今度他のOutlookエラーが発生してメールアイテムが消えたら、バックアップを使用して必要なアイテムを簡単に復元することができます。今すぐダウンロードし、使ってみましょう!