解決済み：最新バージョンでもSynology Cloud Syncが同期されない

問題：Cloud Syncが同期されない

Cloud Syncは、Synology NASの機能の1つで、Google Drive、Dropbox、OneDrive、Amazon Driveなどのクラウドドライブと、ローカルのSynology NASとの間でデータを同期できます。一方向同期、双方向同期（相互同期）、自動同期を行うことができます。しかし、一部のユーザーは、次のような場合と同様に、Cloud Syncが同期されないと報告しています。

実際には、クラウドが同期できない問題はこれだけではありません。時には、最新であるとして表示されますが、実際には更新されず、何も同期されません。利用方法のプロンプトがなくても、不明なエラーが表示されることがあります。そのため、理由はバージョンが古い、ネットワーク接続が不安定、十分なスペースがない、設定が正しくないなど、さまざまがあります。

Cloud Syncが同期されない対処法

このエラーの原因を理解したら、次の対処法を試してみてください。確立された対処法ではありますが、100％保証されているわけではありません。

✿最新のSynology Cloud SyncとDropboxを使用していることを確認してください。それでも機能しない場合は、代替方法を試してみてください。

方法1：インターネット接続を確認する

Synology Cloud Syncが一時的にファイルの同期を開始した後、同期が途切れてしまう場合には、ネットワーク接続が不安定である可能性があります。クラウドドライブにファイルを同期する間、よい接続があることを確認してください。

方法2：ストレージ容量を増やすためにDropboxをアップグレードする

Synology Cloud Syncが動作しない原因の1つに、クラウドスペースが不足している可能性があります。この場合、Dropboxのクラウドストレージを確認する必要があります。次の操作を試して、または直接Dropboxをアップグレードしてください。

• はじめにチェックリストを完了する。
• （最大16GB）友達を招待する。
• Dropboxへのフィードバックを送信する。
• Dropbox Businessを30日間無料で試す。

方法3：Dropboxアカウントのリンクを解除してから再リンクする

Synology Cloud SyncとDropboxがうまくつながらない場合、 Cloud Syncが動作しない問題が発生することがあります。この状況には、Dropboxアカウントのリンクを解除してから再リンクすることを試してみてください。

1. まずは管理オプションの下にある「Unlink（アンリンク）」をクリックしてください。

2. 次に、左下隅の「+」をクリックしてDropboxを追加します。「Cloud Providers（クラウドプロバイダー）」のページでDropboxを選択し、「Next（次へ）」をクリックします。Synologyにアクセス優先権を付与するよう求められた場合は、「Allow（許可）」→「Agree（同意）」をクリックします。

3. 次に、Synology NASとDropboxのそれぞれのソースとターゲットフォルダを指定してください。同期方向を選択し、「Next（次へ）」を押してから、「Apply（申し込む）」をクリックしてDropboxアカウントを再リンクしてください。

方法4：Synology NAS を再開してファイルを同期する

1. 「Up to date（最新）」と表示されている場合も、Synology Cloud Syncが停止したままである場合があります。その場合、「Manage（管理）」ボタンをクリックして「Pause Syncing（一時停止）」を選択します。

2. その後、数分待ってから「Manage（管理）」の下にある「Resume Syncing（再開）」を選択してください。これで、Synology Cloud Syncを通常通り実行できるようになる場合があります。

方法5：クラウドのアクセス権限を再取得する

クラウドAPIの有効期限が切れているため、Synology Cloud Syncが動作しない場合があります。

クラウドを再接続した後、「Unknown error occurs. Please try again later.（不明なエラーが発生しました。Cloud Station Driveを再起動してください。）」というメッセージが表示されます。

さらに、Cloud Syncは、ファイルの数が少なくても、一部を同期することはできないため、ファイルをダウンロードまたはアップロードする必要があります。

Synology NASをDropboxに同期する代替方法

上記の対処法でSynology Cloud Syncが同期されない問題をすでに解決したかもしれません。しかし、毎回手動で実行する必要があります。このような状況を避けるために、Cloud Syncで停止と開始の同期タスクをスケジュールするか、サードパーティ製ソフトウェアを使用することができます。

同期タスクの停止と開始をスケジュールする

Cloud Syncは、サービスの停止や開始といったアクションをユーザーに提供します。これにより自動的な同期を設定することができます。以下の手順に従ってください：

1. Synology Cloud Syncを開いて、「Control Panel（コントロールパネル）」→「Task Scheduler（タスクスケジューラー）」に移動します。その後、「Create（作成）」→「Scheduled Task（スケジュールされたタスク）」→「Service（サービス）」をクリックします。

2. タスクの編集ウィンドウで、一般設定、スケジュール、タスク設定を設定し、「Next（次へ）」をクリックします。

• 「General（一般）」設定では、タスク名を指定し（たとえば、「Cloud Sync停止」とします）、ユーザーを選択します。
• 「Schedule（スケジュール）」では、スケジュールの日時を指定できます。
• 「Task Settings（タスクの設定）」では、サービスアクションを選択することができ、ここでは「Stop service（サービス停止）」を選択し、パッケージの中から「Cloud Sync app」を指定します。

3. 上記の手順に従い、今度は「Task Settings（タスクの設定）」タブで「Start services（サービス開始）」を選択する必要があります。開始時刻は停止時刻よりも遅くする必要があります。より短い時間や長い時間を選択することができます。

サードパーティ製ソフトウェアを使用して自動同期を設定する

最高のファイル同期ソフトウェアAOMEI Backupper Professional を使用すると、Windows XP／Vista／7／8／8.1／10／11 で Synology NAS をクラウドに簡単に同期できます。信頼性の高いパフォーマンス、包括的な機能、直感的なインターフェイスが評価され、数百万人のユーザーにお勧めされています。

このファイル同期ソフトウェアには、複数の同期機能が用意されています：:
👍ベーシック同期：ファイルやフォルダをローカルディスク、外付けハードディスク、USBフラッシュドライブ、CD／DVD、ネットワーク共有またはNAS、クラウドドライブ、スケジュール同期などに同期します。
👍ミラー同期：ターゲットディレクトリ内のファイルを常にソースディレクトリと完全に同じに保ちます。
👍リアルタイム同期：ソースディレクトリで変更された場合、変更されたファイルやフォルダがすぐにターゲットディレクトリに同期されます。
👍双方向同期：互いにファイルとフォルダを同期します。ソースまたはターゲットディレクトリでの変更は、他方に同期されます。

そして、スケジュールで自動同期タスクを実行できます。例えば、毎日／毎週／毎月／イベントトリガー／USB挿入のモードがあります。その中でも、デイリー同期は、1回のみ、または1時間から6時間までの範囲に限定されています。これにより、簡単な手順で自動的にファイルを同期できます。

ぜひ試してみてください。サーバーユーザーの場合は、AOMEI Backupper Serverをダウンロードします。

1. AOMEI Backupper Professionalを実行し、「同期」→「リアルタイム同期」を選択します。

2. 「フォルダーを追加」→「共有／NAS」→「共有またはNASデバイスの追加」を順にクリックします。Synology NASのネットワークパス（IPアドレス）、ユーザー名、パスワードを入力し、「はい」をクリックしてSynology NASを追加し、同期するフォルダを選択します。

★ヒント：他の同期タスクと区別したい場合は、リアルタイム同期タスクのタスク名を変更してください。

3. 逆三角形アイコンをクリックします。そして「クラウドドライブを選択」をクリックし、ここで「Dropbox」を宛先として選択します。

★ヒント：まずDropboxデスクトップアプリをインストールしていることを確認してください。

4. 操作を確認し、問題がなければ「開始」をクリックします。Synology NASを自動的にDropboxに同期します。

★ヒント：
オプションには、同期タスクにコメントを追加したり、同期中に宛先のファイルの整合性を確認したりすることができます。
より長い頻度でファイルを同期させたい場合は、基本同期、ミラー同期、双方向同期を試してみてください。

最初の完全ファイル同期が完了した後、ソースディレクトリー上の変更は、（リアルタイムで）最後のファイル同期以降に直ちに宛先に同期されるため、Dropboxクラウドストレージスペースを節約できます。

✨便利な機能

クラウドストレージがますます人気を集めるにつれ、AOMEIはユーザーに自社のクラウドサービス、AOMEI Cloudを提供しています。AOMEIアカウントにサインアップすると、15日間無料で1TBのストレージを使用できます。 AOMEI Cloudにファイルをバックアップするには、「バックアップ」→「クラウドバックアップ」をクリックします。

まとめ

以上ではSynology Cloud Syncが同期されない問題を修正する方法です！これらの方法で Cloud Syncはまだ同期できない場合は、Synology NASでファイル同期をスケジュールする代替方法を試すことができます。より柔軟にスケジュールされた同期タスクを実行するには、専門的なファイル同期ソフトウェアAOMEI Backupper Professionalをお試しください。これにより、場所の間でファイルを同期するだけでなく、2つの場所の間でも同期できます。したがって、変化を見逃す心配はありません。今すぐ試してみましょうか？